マインドフル・イーティング
「マインドフルに食事をする人は体脂肪が少ない」という結果が米ブラウン大学の研究で出ているらしい、そんな「マインドフル・イーティング」を生まれて初めて体験した。
10週間のテストで、週に0.5kg(つまり2ヶ月半で5kg!)痩せたという実験結果もあるそうな。
マインド(気持ち)をフル(満たす)しながらイーティング(食べる)わけです。
マインドフルネスの語義は「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」。
東洋では(仏教の)瞑想の形態での実践が3000年あり、この仏教本来のマインドフルネスでは、達成すべき特定の目標を持たずに実践されるのに対し、医療行為としてのマインドフルネスは、ここから派生してアメリカで生まれたもので、特定の達成すべき目標をもって行われる。(By Wikipedia)
このマインドフルネスの考え方を(目的を持って)目の前の食事に目を向けるわけである。
逆の「マインドレス・イーティング」として紹介されたのが、
映画見ながらのポップコーン。(確かに〜!気がついたらなくなってるぅ〜っ!)
ダイエットのために食べたいものを我慢するのではなく、食べたいものを食べる。マインドフルに食べると少量で満足し、「食べ残す余裕」が生まれるそうだ。
なんだ「食べ残す余裕」って???
「好物を食べ残す余裕」なんぞ、今まで生きてきて持ったためしはないぞ?
ワークで使用したのは、チョコレート!
大好きなチョコレート。
やり方は以下の通り。
1. チョコレートをじっくり眺めて色や形、ツヤなどを観察したり、香りを嗅いだりして、すぐ口にしない。五感で食べ物を認識、ツバが出たり、食欲が増したりと、自分のなかで起こるさまざまな変化を観察。
2. 唇にはさんで、大きさやテクスチャーを感じてから、口の中に入れる。(まだ噛まない)
3. 口に入れたら、舌で転がしたり質感を感じたりする。
4. 1回だけ噛む。(飲み込まないように)
5. ゆっくり噛んでからゆっくり最後は飲み込む。
ワタシはソムリエの資格を持っているんだけど、ソムリエ試験の二次試験の時に全神経を五感に集中させたことを思い出した。
それくらい集中して、チョコレートを食べた。
1つ食べて、2つ食べて(ちなみにワタシは2つ目が一番美味しく感じた)、3つ目を食べたところで、お腹も心も大満足。
なんと4つ目には手が伸びなかった。
一緒にワークした40~50人?のなかで4つ目を食べた人はたった1人だった。
その方も、「もう満足していたけど、食べたらどう感じるんだろう?という好奇心から食べた。」とおっしゃっていた。
生まれて手に入れた「大好物のチョコレートを食べ残す余裕」
生まれて初めて手に入れた「マインドフル・イーティング」
食べるべきもの ⇆ 食べるべきではないものではなく、
食べたいもの ⇆ 食べたくないもので、カテゴリーを分けることが出来て、
食べたいものを少量食べる。
すごい。
資格を持つ人はまだ日本には5人しかいないらしい。
これ、外ではちょっと恥ずかしいかもしれないけど、
家でやる絶対痩せられる気がする。
すごい。
マジすごい。
励みになります。個別にお礼のメッセージさせていただきます。