ウイスキーがお好きでしょ

 僕はおそらく多くの人からダンディというレッテルを貼られることが殆ど無いと思っている。それでも僕なりのダンディズムはひとりよがりに持っているつもりである。

 小説の世界では異常なほどのダンディズムを醸し出しているのは大抵主人公でありヒーローである。異論は認める。
 そしてそのダンディな主人公はどこか抜けているところがあってお茶目な一面が超高確率で備わっているものだ。異論は認める。

 小説の世界のダンディ野郎と僕を比べてみると、明らかにダンディ要素とお茶目要素のバランスが違う。僕はお茶目すぎる。しかもそれほど可愛気のないお茶目である。

 誤解のないように断っておくけれど、僕はダンディであることに強い憧れを持っているわけではない。言い訳がましくなると余計に憧れているように勘違いされそうで心配だが、お茶目要素もそれなりに気に入っているので、
とりあえずは今の僕を構成する要素のレーダーチャートを大きな枠にできるようにしよう。うん、そうしよう。

 最後に僕の精一杯のダンディズム。ジャックダニエルをバーボンウイスキーと言われると眉がぴくっと動く程度にはバーボンが好きである。

 東野圭吾先生の『ブラックショーマンと覚醒する女たち』からのインスピレーションである。よろしければご一読を。

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