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④負の人間関係を断ち切る

愛着不安(愛着障害)を抱えている人は、「自分に自信がない」上に「自己肯定感が低い」ため、自分を傷つけてきたり粗末に扱う人がいても、その人に反発したり拒否することなく関わりを持つ人が少なくありません。

これは親に傷つけられたり、親子間でショックを受けるような出来事があったり、自分の意思や自己表現を押さえ込む必要があった人ほど、その傾向にあります。


例えば、自分を都合良く扱う人がいたとき、普通だったら「○○ちゃん、ズルくない?」「だったら、私は△△したいよ」と反論することができます。

ですが、愛着不安を抱えた人は『この人は自分を頼りにしてくれている』『この人が喜ぶなら仕方ないか』と無理な要求も受け入れてしまうのです。


また、自分を粗末に扱う人がいても『この人はたまたまイライラしているのかも』『私が言うことを聞けば波風が立たないから』と素直に受け入れてしまい、「NO(辞めて!)」「それはやりすぎです」といった自分を守る発言ができません。

そして自分を傷つける人や否定する人がいたとしても、その人と距離をとるどころか『自分は叱られて当然』『自分は傷つけられてもおかしくない人間なんだ』『自分なんかに発言する権利はない』と思い込んで、相手の言動を気にしません。

愛着不安があると、相手の行為を正しく判断することができずに、むしろ【自分に非がある】と思い込んでその行為を受け入れてしまうのです。

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