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私が妊娠前に知っておきたかったこと

パパの3ヶ月の育休も終わったので、これを機にブログを再開することにしました☆

私にとって「妊娠&出産」は初めての体験で、興味深い体験や学びが本当に沢山ありました!

その中でも『こんなの聞いてない!!』とビックリすることや「この体験はこれから出産や育児を控えている人の役に立つかも」と思えるようなものも多々ありました。


詳しくは追々ブログに綴っていこうと思いますが、今回は「私が妊娠前に知りたかったこと」をテーマに記事を書いてみました。


「妊娠あるある」は、みんなが経験するとは限らない!!

一般的な「つわり」のイメージって、口を押さえてトイレに駆け込んだり、炊きたてのご飯の匂いで気分が悪くなったりするものだと思いますが、私の場合は吐き気でトイレに駆け込むこともなく『軽い船酔い』のような症状が毎日続く感じで、炊きたてのご飯の匂いで気分が悪くなることもありませんでした。

ただその代わり、香水や化粧品、紅ショウガの匂いが全部同じ類の不快な匂いに感じて「生理的に無理だな」って感じたり、つわりで食欲や体重が減るどころか、むしろ増える一方で不安になるほどでした。

だから、アプリやネットの情報には「つわりは16週頃になれば落ち着く」と出ていても、全くつわりがない人もいれば、出産を終えるまでずっと続いている人もいたりして、案外あてになりません。

こんな風に、つわり一つとってもイメージとはだいぶ違うなと感じていたわけですが、妊娠中のあらゆる症状がその人によってバラバラに表れることには本当に驚きました。

「いつになったらつわりが治まるんだろう」
「お腹が丸いから、この子は女の子かな??」
「いつになったら生まれてくるんだろう」
「どんな人が切迫早産になるのかな」
「この体でいつまで働けるんだろう・・」


なんて「時期が来ればわかること」でも気になって悶々としてしまうのが、妊娠中の女性にとってはよくあることなのです。

産休に入るのは妊娠7ヶ月~8ヶ月が目安?!

これはあくまで私の体感ですが、産休に入る目安は7~8ヶ月頃が妥当のように思います。


実際の日本の産休制度で言うと産休に入る時期は産前6週間前になるのですが、お腹は大きくなって今までのようには動けなくなるし、腰痛、骨盤痛、頻尿、貧血、疲れやすさ、集中力の低下、注意力の散漫・・といった症状があらわれるようになります。

そして何より身体が辛いだけではなく、周りにも気を使って精神的苦痛を味わうことにもなりかねません。


私がまさにそのタイプで、訪問入浴の仕事をする際に行きたいタイミングでトイレに行けないことがストレスだったり、人に重い荷物を持ってもらうことを申し訳なく思ったり、仕事に対する集中力が保てなくてミスが増えたことが辛くて仕方がありませんでした。

かといって、病休をとるほど身体が辛いかといえばその時によって体調にも波があったので、早く休みに入りたい気持ちと、もう少し頑張ってみようと思う気持ちの狭間でかなり心は揺れていました。


ただ私の妹や周りの友達、職場の出産経験者に話を聞くと、7~8ヶ月頃には産休(病休)に入っているという人が殆どだったんです。

「妊娠10ヶ月まで働けるってよっぽど(頑張って働く人)だよ」
「やっぱ8ヶ月まで働くのが限界だよね~」
「自分だけの身体じゃないから無理しちゃダメだよ」


そんな言葉を聞いて、改めて「私もこの時期に病休を取っておいて良かった」と思いました。

限界だと思ったら産休に入ってもいい!

妊娠中の症状は人それぞれだし、その辛さがわかるのは自分しかいません。

出産経験者の話はある程度なら参考になるけど、だからといって全く同じ道を辿ることはありません。

長い間、体感的に『まだ働ける』と思える人もいれば、自分の体調の変化に常に不安を感じながら『いつまで働くべきなんだろう・・』『出来れば早く休みに入りたいな』と思う人もいます。


私も初めての出産だったので、妊娠当初は『産休ギリギリ(妊娠10ヶ月頃)まで働きたいな』と思っていましたが、お腹が大きくなればなるほど身体的にも精神的にも相当なストレスがかかるということがわかったので、8ヶ月に入る頃には病休を取ることを決めました。


実際に病休を取ってみて分かったけど、産休まで働き続けるっていうのは、やっぱり身体的にも精神的にもかなり負担がかかります。

中には産前ギリギリまで働ける人もいるんだろうけど、それは自分の身体に限界がくるまで働き続けていたい人か、自分の身体にムチを打ってまで働ける人なんじゃないかなって思いました。

正直、家で椅子に座るだけでも疲れるし横になっているのも本当にしんどいので、たとえ身体を動かす仕事じゃなかったとしても相当身体に負担がかかっていることは確かです。

だから妊娠の時期に関係なく、身体が辛いとか、精神的に無理がかかりそうだなって思うなら、思い切って産休(病休)を取るべきだと思うんです。

「妊娠症状は人それぞれ」がゆえの孤独感

妊娠中はホルモンバランスが崩れて自律神経も乱れやすく、メンタルも不安定になりやすい。

さらに妊娠中の症状が人によって違うため、孤独感を感じやすい人が多いのかなって思います。


勿論、出産経験者が身近にいたり経験者の話を聞くことができれば、初めての経験でもだいぶ安心感が持てると思います。

ただ「眠気」「だるさ」「貧血によるふらつき」「身体の痛み」「吐き気」といったホルモンバランスの乱れによる妊娠の症状は、人には伝わりにくく曖昧なもの。

変な話、(妊娠のせいで)「眠い」「だるい」「仕事に集中できない」「頭がボーッとする」と嘘をついてズルして休むこともできるため、(本当に症状に悩まされていたとしても)休んでばかりいれば「本当は楽したいんじゃないか」「仮病じゃないか」なんて思われてもおかしくありません。

私の場合、妊娠が分かったくらいから集中力が保てなくなったり、忘れっぽくなったりして仕事のミスが増えてしまったのですが、それがキッカケで職場の人からは「仕事ができない」と思われてパワハラに遭ったり、小言を言われることもありました。

それが「妊娠の症状のせいだ」と自分では分かっていたし、普段通りに働けなくなって迷惑をかけてしまうこともあるかもしれないと予め伝えておいたのですが、それを理解してくれない(理解できない)人もいました。

私にとって現状を理解してもらえないことが精神的に辛かったのもありますが、それによって起こる孤独感も強く感じていました。

出産の痛みは「鼻からスイカ」どころではない

出産の痛みを「鼻からスイカ」と例えられることがありますが、実際にイメージしてみても中々ピンとこないもの。

私も『鼻からスイカなんて出したことないし、そもそも鼻から産む訳でもないんだから想像できないよね』と思っていました。


ちなみに実際の出産はというと、骨盤が内側からグリグリ押し広げられるのと同時に、内臓が滅多刺しにされたり、雑巾絞りをされているような感覚。

もう本当に痛すぎて、まるで一生分の痛みを一瞬で味わうかのような・・とにかく経験したことのない痛みを味わいました。

(たしかに、こればかりは実際に体験してみないとわからない・・。)


ただそんな経験をしていても、これが動物の本能なのか「また(出産に)挑むのも悪くない」と思っている自分がいるのだから不思議です。

(私の場合、出産直後にはそう思っていました。笑)


“経験者は語る”ではないですが、どんなに辛いことでも時が来れば向き合わないといけないし、何だかんだで乗り越えられるものなのかもしれません。


私が出産を乗り越えられた理由

実際の出産直後
↑これはパパが臍帯カットしてるところ✂️

今回、初めての出産でありながら辛い痛みを乗り越えてこれたのは、出産準備をできる限りやり尽くしたからなのかなって思っています。

私の場合、出産前には出産や育児、胎児記憶に関する本を読んだり、マタニティヨガや散歩で呼吸法を身につけたり、出産に向けた体力づくりをしていました。

そして自分にとっても生まれてくる子どもにとってもストレスは最小限になるように、仕事の限界値を探りながら働いて、最終的には「私が働けるのはここまでだ」というところで病休を取りました。


出産に関する本を読んでみても「出産は産むまでの準備が重要」ということが書かれてありましたが、これは本当で「出産のイメージを具体的に固めて必要な体力と精神力をいかに養ったかが良い出産、安産に繋がるんだ」と、自分の出産体験を通して改めて知ることができました。


勿論、何の準備もしていなくても初産でスーパー安産な人もいれば、色んな準備を重ねたにも関わらず難産だった人もいるかもしれません。

ですが、この出産前の準備をしておくことで「何もわからないがゆえの心配や不安」を払拭することは出来ていたんじゃないかなって思うんです。


あとはストレスを抱えたり、自分に無理をしないように心がけることも本当に大事。

普段通りに働こうとするだけでも、思うように動かない身体や鈍った思考回路にガッカリしたり、周りに気を使って余計にメンタルが落ちることもあります。


「周りの妊婦さんはどうなのか?」

も、気になるところではあるけれど、大事なのは自分自身が今、どんな状態なのか?

「しんどい」「早く休みたい」「これ以上働いても良いのか不安」・・そんな思いに悩まされるようになったら、それは【休め】のサインなんだと受け止めて、自分に優しくしてあげることも必要です。

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