父親が赤ちゃんをあやしても泣き止まない理由
赤ちゃんをあやす人や、赤ちゃんの子育てにも「適性」があることをご存じですか??
よく赤ちゃんをあやしても泣き止まなくて困っているパパや、赤ちゃんをいつまでも泣かしているパパにイライラするママを見かけることがありますが、これも実はパパとママの「適性」に合った育児をしていないことが原因としてあげられます。
「“泣いてもいいんだよ”の育児」によると、生まれたての赤ちゃんにとっては「ママが絶対!」でパパとの信頼関係はまだ築かれていないのだとか。
当たり前と言ったら当たり前の話ですが、この信頼関係がきちんと築けていないうちはどんなに父親が積極的に育児に関わろうとしても空回りしてしまったり、それが原因で父親までもが産後うつになることもあるのだそう。
まずはパパ・ママの適性に合った役割に力を入れることが大事。
パパは赤ちゃんをあやすよりも先にママをご機嫌にしなければ、赤ちゃんとの信頼関係を築くことはできないのです。
“パパはミルクをあげちゃダメ?!”父親の本来の役割とは
最近「“泣いてもいいんだよ”の育児」という本を読み終えたのですが、そこに書かれてあった「ミルクをあげるのは母親の役割」という内容には衝撃を受けました。
まぁ動物的本能からすれば当たり前の話なのですが、『(外出するとかで)自分がいないときにはパパにミルクをお願いしたい』と思っていたのでビックリ。
どうやら母乳が出るうちは、赤ちゃんの心の安定や十分な栄養を蓄えてもらうためにも母乳をあげた方がいいとのこと。
また母乳をあげれば子宮収縮も促されるため妊娠前の身体にも戻りやすくなるし、何よりオキシトシン(幸せホルモン)の分泌が促されるので、ママのメンタルにも、更なる母乳の出にも効果があることが分かっています。
母乳が出なくなってきたり、どうしても外出しなきゃいけない時には赤ちゃんにも説明して(←これが大事!)パパにお願いしても良いのかもしれませんが、基本的にはママの役割だと思っていた方が良いようです。
それとパパが別の役割を担った方がいい理由が他にもあります。
そもそも生まれたばかりの赤ちゃんは「ママが絶対!」だと思っていてパパに対する信用・信頼が芽生えていないため、パパが頑張って赤ちゃんのお世話をしようとしても嫌がったり、怖がったり、言うことを聞かないことがあるのだとか。
赤ちゃんはママが大好きな人や信頼する人に興味を持つし、ママを笑顔にしてくれたらその人を大好きになります。
だからまずは、ママをご機嫌にするのがパパの役目。
赤ちゃんのお世話をするのも勿論大事なことだけど、それ以上にママと良い関係を築くことが赤ちゃんにとっては大切なことなのです。
ママをご機嫌にするためにパパがやるべきこと
ママの気を使って家の手伝いをしたり、赤ちゃんの面倒を見ようと頑張るパパはとても協力的で良い印象がありますが、マタニティブルーや産後うつでメンタルが荒れているママが相手だとパパの親切心を受け入れてもらえないこともあります。
そしてママを思ってやったことなのに「余計なことはしないで!」「なんでこうなるの?」「もっと○○もしてよね」なんて、逆に怒られてしまうパパもいるようです。
その理由は、オキシトシン(幸せホルモン)の影響によって赤ちゃんを守ろうとする防衛本能が働き攻撃的な性格になってしまうからでもあります。
これはホルモンの影響による一時的な感情なので、どうすることもできません。
ではそんな時、パパはどうするべきなのでしょうか??
ママは休む暇なく育児に時間を費やしているし、身近に話す相手もいないためストレスも溜まりやすいもの。
そんな時はパパが話し相手になることで、だいぶ気持ちが楽になります。
私も主な話し相手は旦那さんですが、仕事の愚痴や悩みをただ横で頷きながら聞いてもらうだけでも、心が軽くなるのを実感しています。
ちなみにここで重要なのは「ママはアドバイスや解決策を求めていない」ということ。
ただ頷いて、共感して、話を聞いて欲しいというのが本音。
「話を聞いてもらいたいだけ」なので、余計なことを言われたり、意見されると逆に気分が悪くなってしまいます。
ママを少しでも楽にさせてあげたり、ストレスを解消させるためにも、パパには是非寄り添ってもらえたらなって思います。
その他には、ママの疲れをサポートするために(できる範囲で)おむつ交換やお風呂の介助をするのもアリだし、ママの代わりに料理を手伝ったり、お弁当を買ってきたり出前をとるのも一つ。
あとは赤ちゃんと少しでも早く信頼関係を築くために、赤ちゃんをあやしたり、会話やコミュニケーションを楽しむことも大切です。
赤ちゃんをあやすパパを見ているだけでも、ママは意外と癒やされますよ^^笑
赤ちゃんの信用・信頼を得る上で苦労することも多々あるかとは思いますが、パパが歩み寄ろうとすれば赤ちゃんも自然と心を開くもの。
「こんなことやっても変わらない(無駄だ)」なんて思わずに、積極的に関わってもらいたいなって思います。
市や区の産後サービスを活用するのもアリ!!
ちなみに出産経験ゼロの私(現在、妊娠7ヶ月)がここまで色々お伝えしてきた訳ですが(笑)産後育児に疲れた際に、特に利用したいサービスがあります。
今は市や区で無料もしくは格安で受けられる産後ケア、育児サービスが沢山ありますが、中でも一番興味があるのが産後に利用できる「ショートステイ」。
産後6ヶ月までを対象としている病院や助産院が殆どですが、ここでは産後の疲れを癒やしたり(休息したり)、授乳や育児の相談やサポートが受けられたり、栄養タップリの食事を摂りながら宿泊することができます。
また希望時には赤ちゃんを預けることもできるので、里帰りできない人や両親が共働きで「里帰りしてもあまり楽できない」という人も安心して利用できるんじゃないかなって思います。
私の場合も両親が共働きなので短期間しか帰省しないと思うし、その分、育児の負担がかかることが予想されるので、このようなサービスは本当にありがたいですね!
そして他には、日帰りで利用できる「デイサービス」や家事や簡単な育児を手伝いに来てもらえる「シッター」や「ヘルパー」サービス、買い物や美容室などちょっとした外出時に預けられる「一時保育」や「預かりサービス」、赤ちゃんのあやし方を学んだり、ママ同士で交流できる「赤ちゃんのあやし方教室」や「室内の公園(市や区が運営している室内遊具施設)」などがあります。
こうやって並べると、本当に色々ありますよね。
勿論、身近にママ友がいればママ同士の交流もストレス発散になります。
ママも自分一人で頑張ったり背負いすぎずに、上手にストレス発散することが大切。
パパにお願いするのも一つですが、利用できるサービスはどんどん活用していくと良いのかなって思います。
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