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発達障害〜クスリ飲みますか?④〜

治療はある意味訓練、だと思う。
人間の世界で生きるためくの…

どこが、この子の移動する次元なのか?

以前書いたように、
人の価値観、生きている次元、今の生活で当たり前だと思う価値観は全体から見ればほんの一部なんだと思います。

ただ、今の社会に適応するためには
はみ出ていたなら自分で同化させる(フリ)をしなくてはいけません。それが意志で本人がコントロール出来るようになるまで
試錬、鍛錬 の毎日かもしれません。

マスとはなにか(導入記事)


発達障害を知ること(発達障害と薬・一薬剤師の個人的な薬の捉え方)

ラベリングの必要性(薬の話とは別に)・発達障害児への私なりの向き合い方


息子の気質(支援を受けることができるようになるまで)

うちの息子は、現在2年生。
私が、これは心配かな?と思ったのは6ヶ月の頃からです。
大人しく、座っていたことがない
赤ちゃんサークルなるものに初めて行ったときから・・・それはそれは・・・
すべてのものが彼にとって刺激的。
あっちこっちに、意識を動かして確認しなくてはいけません。
ですから、ある人には多動?といわれてみたり。
保育所の先生にイロイロ言われてみたり。
発語も早かったですね〜
保育園の保護者の方々に目を丸くされていました。1歳児はこんなことを考えて日々生きているのか?とある意味先生にも新鮮だったかもしれない・・・色々発見されたことでしょう。

さて、保育園の先生に、少しおかしい?的な話をされたのは、一歳の頃の担任の先生が再度、年少で担任になってくださったとき。
普通は、もう少し落ち着くはずなんだけどと。
当時、息子は3歳(になったばかり)とはいえ
その時点で、先生に色々言われましても、まだまだ診断も難しい時期。

その頃は、保護者がすぐ動けず、まだ時期を見ている時点で
保育所側からそう言われますと、
 ややこしいことに、祖父母側に(勝手に)話を先に通されまして、動かざるを得なくなりました。 
 私としては三歳半検診のときに、スタートしようと思っていたので。これには多少計画が崩れ、私としては参りましたが、まぁ先ず祖父母を納得させることから並行して

①市の保健師さんを訪ねました。
すぐに家庭訪問をしていただき、とりあえず祖父母対策。
ただ、その際に、3歳半検診のあとに発達検査を受けられるように手配してくださいました。

②3歳半検診の際に、発達検査を受けました。
検査の結果、結局、医療センターに紹介されたわけです。
三歳半時の試験は6月に受けて、病院に行けたのは10月でした。
そう考えると、3歳半検診の前に相談できたのはありがたかったかもしれません。
保育園の先生の熱心さに感謝です。祖父母がイロイロ言ってこなければ、もっとゆっくりしていたはずですから。

息子の話をもう少ししたいのですが、それはまた、ということにして、

タイトルの薬の話に少し行きます。

まず最初に、診断は医師の仕事です。医師以外にはできません。そして、医師の診断があってこそ他の支援を受けられます。

それがあっても、邪魔者扱いされてしまう場所もありますが
それがないと前にすすむことも出来ないのもまた事実です。

ただ、薬剤師をしていて、
薬を飲んで必ず劇的に症状改善したと思える子供にを見るかといえばそれはそれで疑問もあります。
薬剤師はジャッジはしませんけどね。

それでは、まとめます。
まず、扱いにくいな・育てにくいなと思ったら、人の手を借りることを考える。客観的な判断をもらう。放置していていいのか、支援が必要なのか。
個性ですから、支援が必要=悪ではありません。ただ色々色々な意味で助けを得られます。
ただ、ラベリングすることで、この子はこうだと子供に蓋をしないことが大切なんだと思うのです。
発達障害って、環境を整えてあげることが必要なんだけど
発達障害って、それをすれば発達するんじゃないかな?
きっとより良い環境さえあれば、びっくりするほどの才能を開花できる気がするのです。

先ず、それをするためには
 

地域の保健師さんに繋いでもらいましょう。区・市 などの行政ですね。必ずそのような窓口があります。

発達障害と言われる子供が増えている。という印象はあります。
実際増えているのかはわからないです、単に以前は診断すらなかっただけで、見過ごされていた例が多かっただけかもしれませんし。

ただ、発達障害の早期発見、はとてもいいことだと思います。
それにより実施される、プログラムはいいものばかりです。
息子が受けたのは、感覚統合のプログラムです。

それでも、投薬はどうなのかな?薬剤師の私がそう思っていては、なんだかおかしな話ですが、少し書かせてください。

悪くないとは思いますが、いいとも言えないかも。と思うこともあって。

さて、発達障害の早期発見、投薬は子どもたちのためになっているか?に関して話を展開してみます。

息子は、学校や学童のような場所から見ると「問題行動」と言われる言動があります。
必ず喧嘩に巻き込まれているとか、
喧嘩が止まらないとか(多分普通ならここまで長引かないかな?と思うこともある)
で、次第に、息子のせいにしておけば、間違いないという空気になる。

普通学級には、はやり、「発達障害」の子どもは居づらい。

薬という選択

薬を飲んで落ち着いた子もいるとか、そんな話を聞くこともあるかと思います。

ただ、そう言われたら、楽になるならと思う心理もわかる。だから服薬を否定はしません。可能性に掛けてみるのも一つの手です。

ただ、学校の教師が学校の面談では薬の服用をすすめるのは違うと思う。

トラブルがあると、心はゆらぎますよ『薬さえあれば』と。
でも、成長して落ち着くこともありますし、
無理に急がなくてもと思う。

薬は魔法でもなんでもありません。
もちろん、必要な薬はありますが。

薬には必ず悪い面がありますから、心配なところですね。


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