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パラレルワーカー ✕ カウンセラー 最終回

いよいよ(やっと)シリーズ最終回です!

異物を、自分の力として使えるよう、同化させる。
私なりに一番のコツだと思うのは、
   「共通点・同じところ」を見つけ、それを利用する
ことです。

まったくの別物だと思うと、違和感いっぱい、途方にくれます。
でも何かしら共通点を見つけられたら、それが糸口になります。

この発想を問題解決に利用するのが、
   「問題のある現状」と、「理想の状態」との間で、
   「同じと思えるところ」を見つける 
という視点です。

ご相談者のお話しを注意深くうかがうと、
問題に、うまく対処していらっしゃる場面・瞬間があります。

つまり、時々は、
      解決=「理想と同じ場面」を実現させている
のです。

でもそれは何気なさ過ぎて、自力で思い出すのは難しい。
たまたまそこに触れる話題が出てきても、気づきにくい。

この時が、パラレルワーカー・パラピスト属性を持つ
カウンセラーの強みの出番。
それが、異物を取り込む経験を通して身に付けてきた
「同じだと気づく感覚や視点」です。

「今のお話しの内容は
  『ご相談者が理想とする場面と同じ』と言えるかも!」
 と、すばやく反応し、見逃さない。

その気づきを取っ掛かりに、さらに情報を集め、
ご相談者が願う状態をもっと増やしていけるよう、
展開させます。

実はこれはそのまま、
ホリスティックコミュニケーション(ホリコミ)の
重要な視点、技術のひとつです。

もっと言えば、ホリコミ全体が、
異物感なく解決に近づいていけることを、
ひとつのテーマとして作られています。

このことは、カウンセラーからの提案や
アドバイスにも反映されます。

カウンセリングは、話をしているうちに、
ご相談者自身で考えを整理できたり、
答えを思いつかれたりする作用があります。

いっぽうで、カウンセラーの提案やアドバイスが、
より早い問題解決に役立つことも多いです。

とはいえ、たとえそれが、実行すれば役立ちそうなことでも
ご相談者に異物感を催させるだけのものだったら、
何にもなりません。
(そのことの無意味さや“害”を理解することが、
    一般的にイメージされる“カウンセリング”の
    立ち位置だったワケですし)

そうならないように、無理のないもの、
受け入れ可能なものとしてお届けできるようにするのが、
ホリコミの工夫や技術であり、
それを用いるカウンセラーの、取り込み・同化のセンスです。

ここのところは、パラレルワーカー
パラピストの強みの中では、表に出ない要素です。

もしかしたら、
実際にセラとぴあのカウンセリングに触れていただいても
お気づきになりにくいかもしれません。
( そのくらいさり気なくお届けするのが、
     ウデの見せ所でもありますので)

しかし、これがあるからこそ、
ホリコミをベースにしたカウンセリングが、
ご相談者の多様なお悩みに対応し、
解決のお役に立てるものになっている。

そう、私個人としては、結論づけたいと思っています。

最後までお読みいただいた方、
お疲れになったことと思います。
本当にありがとうございました!



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