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パラレルワーカー ✕ カウンセラー その4

パラレルワーカー・パラピストが持つ強みの中で、
カウンセリングに特に生かされるもの。
私はそれが、「取り込んで、同化させる力」だと思っています。

どのパラレルワーカー・パラピストも、
ひとつの活動や専門から始まり、
別の新たな活動、学びを加えます。
そうして、仕事や専門が複数になっていきます。

しかしその過程で、新旧の活動や知識・技能の間で
混乱・反発が生まれ、今までできていたことに
障りが出ることがあります。

シンプルな例だと、
指導が重視される活動・専門だった人が、傾聴を学んだら、
その影響で、アドバイスが中途半端になる、とか。

プラス1を目指したつもりが、
マイナス2以下になってしまった状態です。

新たな取り組みや学び(知識・経験)は、
はじめは「異物」なのです。

それを自分の力に、プラス1に留まらず、
プラス4、5としていくのにモノを言うのが、
「同化させる力」だと思います。

ただ混乱を避けるだけなら、
「使い分け」を徹底するという方向もあります。
前からの活動Aには、既得の専門αを、
新たな活動Bには、新規の専門βを、というふうに。

でも、活動AB、専門αβ、すべての経験や知識が溶け合い、
どこでも今まで以上に役立つレベルになるくらい
取り込められたら、それがベストでしょう。

セラとぴあのカウンセラーにとって、
ホリスティックコミュニケーション(ホリコミ)は、
習い始めは「異物」であったと思います。

そこから、すでに持っていた経験や知識を生かしながら、
自分のものとして、「同化」させていったわけです。

パラレルワーカーとして、そういうセンスがあったから、
ホリコミをベースにしたカウンセリングを習得できたのか。
ホリコミを学ぶ中で、ポイントをつかめたのか
(その結果、パラレルワーカーになり得たのか)。

そこは、セラとぴあのカウンセラーの中でも、
さまざまだと思います。

どちらであっても、
同化させるのに必要な「視点 発想 技術」を
身に付けていることに違いはありません。


ではこれが、カウンセリングでどう生かされるのか?

ご相談者にとって「問題・悩み」は、
望ましい状態に紛れ込み、混乱を生み出す、別の状態。
まさに「異物」です。

解決に役立つものであるはずの
「カウンセラー」や「カウンセリング自体」も、
進め方や言動によっては、異物になります。

だからカウンセラーは、ご相談者の抱く異物感に対して、
センサーを働かせ、繊細に対応できることが必要です。

ただし、そこは良いとして、一個、気になる点があります。

ご相談者にとって、問題という異物は、
ただ遠ざけたいものです。

いっぽう、カウンセラー(パラレルワーカー・パラピスト)は、
好きで異物を取り込んできています。
異物に対する姿勢が真逆の人の視点や発想が
生きるところなんてあるのか?

まさか、「問題にも意味があるのだから、好きになろう」とか
そんな話だったら、イヤ、ムリ! 
そのアドバイスこそ、異物!

ホント、おっしゃる通りです。
私も書きながら、ツッコミを入れてました。

そこのところを次回フォローして、シリーズをまとめます。

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