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偏愛シリーズvol.4〜過去への執着を手放す。寺山日葵選手が教えてくれた年齢とはただの数字ということ〜

こんにちは。Serapisbeyみきです。

偏愛シリーズは、またまた格闘技の話です。けれど、今回は格闘技に詳しくない方にも伝わる気がします。

先月、RISEの女子キックボクサー寺山日葵選手が引退会見を行いました。そして、先日は引退セレモニーがありました。
もう、この引退会見がすばらしくて…。
何がすばらしいかというと、自分のやってきたことに自信を持ちながらも、これからは何者でもない自分というとも認めているんです。
21歳で戦績が20勝2敗。RISEの女子キック王者でした。股関節のケガにより1年間練習ができないことが確定し、自分が王者で居続けることは、他の人のチャンスを奪うことになると引退を決意。努力家であるし、天才だと思う。
私が一番びっくりしたのは、「友達がバイトをしている姿を見て、自分ができていないことがコンプレックスだった。これからは普通に働くことを体験したい。元々自分は何者でもないので、レジ打ちや事務をして社会を学んでいきたい。(こんな内容だったはず)」という言葉。
21歳でこれができるって、もう…学ぶことしかない。
彼女は物心つくときから空手で実績を残して、高校生でプロになり、何千人という観客を沸かせてきたんですよね。
ファイトマネーだってバイトするよりもらっていたはずだし、スポンサーもいたと思うから、美味しいご飯に連れて行ってもらったり、ある意味良い体験をしてきたと思います。(勝手な想像)
でも、それにすがるのではなく、ひけらかすのでもなく、素直に一般の女の子に戻る。元々何者でもないと言い切れる。一言でいうと「立派、すごい」です。
これは私が敬愛する青木真也も言っていて、格闘技をやめれるのは賢人。普通はやめたくてもやめられないらしいです。
21歳で人生を成し遂げた感じですよね。これまた素晴らしいのが、万単位でフォロワーのいたTwitterアカウントを削除。一般の女の子として新しいアカウントを開設しています。
過去への執着を捨てて、今の自分を生きてる。これできるって人として成長しているし、磨かれているし、浄化されているということだと思います。
これができてるって年齢って関係ないんだなと教えてくれました。
年齢なんてただの数字ですね。
寺山日葵さんの引退会見はこちら⬇


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