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ママ社員インタビュー ~ママ目線で感じたパパの育休取得~

2022年の育児・介護休業法の改正により、男性の育児休業・育児休暇取得が注目されています。またセプテーニグループでは、“育休を取りたい人が100%取得できる環境”を目指しています。
以前セプテーニグループ公式noteでは「育休を取得したパパ社員インタビュー」を掲載いたしましたが、今回は、パートナーが育休を取得したママ社員に「ママ目線で感じた男性の育休取得」についてお話を伺いました。

パートナーの育休取得について、育休期間と取得時期を教えてください。
 
岡部さん:私は2人目の子供の出産予定日が5月上旬だったので5月から3ヶ月取る予定で計画していたのですが、生まれたのが4月初旬だったので、結果的に4ヶ月取ってくれました。
1人目の出産後に重度の貧血になってしまって、2日に1回は丸一日起きていられない日が続くような状態になってしまったんです。2人目の妊娠時も早産の可能性があると言われていたので、また同じことが起こるかもしれないと思い、貧血改善までの約1ヶ月とその後生活リズムを作っていくための期間として最初から3ヶ月取ってもらう形で計画を立てていました。
 
 
坂本さん:私は出産時に1ヶ月取ってもらいました。2人目の子供だったということもあり、生活リズムがつくれていたので私自身は1ヶ月で十分だったかなと感じましたね。

 
なるほど、岡部さんは1人目の出産での経験を踏まえて計画されたんですね。
坂本さんは1ヶ月で十分だったということですが、0歳児の育児で寝不足が続く中、生活リズムが異なり、体力も有り余っている上の子のお世話が同時にあるので、むしろ1ヶ月で足りたのかなと思ったのですが、どうされていたんですか?
 
坂本さん:旦那さんが普段から家事や育児をやってくれていたのと、上の子がめちゃくちゃ良い子で手がかからないこともあり、そこまで大変じゃなかったです。保育園のない土日は特に忙しいのですが、旦那さんが家事も育児もほぼ全部やってくれました。特に上の子のケアをしっかりやってくれたおかげで赤ちゃん返りもなかったのでとても助かりました。
 
それは助かりますね!
お二人とも妊娠がわかってからどれくらいの時期からパートナーの育休について話し合って計画されていたんですか?
 
岡部:私は体調のこともありましたし、コロナ禍だったので、遠方に住む母を東京に呼ぶのは難しいと考えて、妊娠がわかった直後から旦那さんと話し合い、育休取得日にむけて仕事の調整をしてもらっていました。
 
結果的に1ヶ月前倒しで育休取得されたということですが、スムーズに入れたんですね。
 
岡部:3月から4月は年度末で、仕事の区切りがついていたタイミングだったということもありすぐに育休に入れました。
 

 
 
事前の準備に加えタイミングもよかったということですね!
坂本さんはいかがですか?
 
坂本さん:私も妊娠直後から上の子が保育園に通っていたので里帰りしないことは決めていました。親に通いでサポートしてもらうことも考えていましたが、親の負担もありますし、二人育児だとちょっと大変そうだよねということで、旦那さんが育休をとることにしました。でも、期間を決めたのは出産直前の妊娠9ヶ月くらいでした。2週間にするか、1ヶ月にするか・・・という感じで話し合っていましたが、旦那さんが研究職に従事しており、1年間を通して仕事をする感じなので、期間に関しては直前でも割と融通がききました。
 
なるほど、旦那さんの業務内容によっても調整期間は異なりそうですね。
育休期間中の役割分担など決めていましたか?
 
岡部さん:私は出産後は動けなくなる想定で「最初の1ヶ月は全部お願いね」と言っていました。食事の準備、家事、上の子の世話や保育園の送り迎え。下の子の世話も授乳ができる時はするけど、それ以外は全部お願いしました。




なんと! ぜ、全部できました?!
 
岡部さん:全部できました!むしろ楽しかったみたいです。複数のスーパーを梯子してどこが安いか調べたり、なんかワクワクしていました!


坂本さん:男性は産後の女性と違って育休中身体がしんどいということもないのでめっちゃ元気なんですよね(笑)
私も授乳以外全般お願いしました。でも『家事』とひとえに言っても、細かい家事ってあるじゃないですか、牛乳パックを開くとか(笑)。そういう俗に言う『名もなき家事』もやってほしいので、この作業をこれくらいの頻度でやってほしいということを一覧に書き出して渡しました。

すごいですね。普段から家事をされているということですが、さらに磨きがかかったんですね。
 
坂本さん:育休期間を通じて「料理が楽しくなった」と言ってくれて、今も頻度高くやってくれています。


<現在(育休後)の家事育児の役割分担表>

■岡部さん

基本的にはパパとママが同等の家事分担をしている岡部家。
お互いの得意・不得意も加味しながら、補完し合えているのが素敵です!

■坂本さん

坂本家ではママが時短勤務中ということで割合は少しママ多めですが、
お子さんの発熱時などはパパが率先して病院に電話し、連れて行ってくれるそうです!!


パートナーが育休を取得されて、ママ目線ではどう感じましたか?
 
坂本さん:旦那がすごく活き活きとしていたのがよかったです。一人目の時よりも新生児期間に触れ合える時間を多く作れていたのは良いと思いました。
 
岡部さん:新生児のふにゃふにゃ感はあの時だけなので、その時の印象があるのとないのでは多少なりともその後の育児への考え方も違ってくるような気はします。少し大きくなって話せるようになるとイラっとすることを言われることもあるじゃないですか。でもふとこの時期の匂いや感覚を思い出すとクールダウンになると思います。
 
 確かに!!
 
坂本さん:仕事を続ける中で平日長期で休むタイミングはあまりないと思うので、育休が明けるときの不安な気持ちを経験することで、私たち(女性)が育休から復職するときの気持ちにも共感できるようになると思います。
 
そうですね、育休に入る時の調整の大変さや周囲への申し訳なさ、復帰時の不安は当事者になることでより実感できるかもしれないですね。それを経験することで、例えばチームのメンバーで育休を取る人がいたときに、より一層気持ちに寄り添えたりするかもしれませんね。
 
本日はありがとうございました。


<編集後記>
今回お二人のお話を聞き、妊娠も出産も育児も人それぞれなのと同様に、男性育休の取得の仕方や期間も様々だと感じました。共通しているのは、妊娠初期から話し合い、準備するのが重要であること。そして、育休後もお互い協力し合い、支え合う。それによって夫婦共々仕事と家庭(家事・育児)を両立することができるのを改めて感じました。