兄貴の辛口道場 ~メールバトン走者による社内ラジオ~
こんにちは。セプテーニグループnote編集部です。
セプテーニグループでは、企業理念・行動規範の浸透を目指す、グループ横断の有志プロジェクト「7th code プロジェクト」が活動しています。今回は、彼らからの寄稿記事をお届けします。
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こんにちは。「7th code プロジェクト」事務局です。
セプテーニグループでは、「7th code プロジェクト」メンバーが主体となって、年に一度、「メールバトン」を実施しています。(メールバトンについて、詳しくは下記の記事からご覧ください!)
2020年4月から約2ヶ月に渡って、36名がバトンをつないだ今回のメールバトン。その中から、特に社内で人気が高かった走者をゲストにお招きして、7th code プロジェクトで社内ラジオにチャレンジしました。
今回のnoteは、そのラジオから一部内容を抜粋してお届けしたいと思います。どうぞご覧ください!
▼ゲスト:肥後さん
2007年セプテーニ入社。アカウントプランナーとして福岡支店でキャリアをスタート。2010年に(株)ハイスコアを設立し、代表をつとめる。福岡好きが高じて2014年にハイスコア本社を福岡に移転。デジタルの力で地方にスポットを当てるべく奔走中。
▼ゲスト:今井さん
2016年セプテーニ入社。営業としてデジタル広告のソリューションを提供。2018年より大手メーカー企業向けにAmazon広告を中心とするデジタルマーケティング支援を行う。現在はメーカー企業のDXを支援する「デジタル販促企画室」にてサービスの開発に従事している。
▼パーソナリティ:澤井さん
2009年セプテーニ入社。アカウントプランナーとして100社以上のクライアントを担当した後、クリエイティブディレクターとしてインターネットを活用した顧客の課題解決に従事。2019年 gen-tenで入賞、現在は新規事業責任者として「みんなの、ためもの。」をオープンするなど活動中。
▼パーソナリティ:岡田さん
2013年セプテーニ・ホールディングス入社。IR担当を経てCSR担当に着任。7th code プロジェクトやSEPALLY RAINBOW、環境プロジェクト「ECHO」の事務局をつとめる。副業で写真撮影・動画制作などにも挑戦中。
岡田さん)
今日はゲストに、肥後さんと今井さんに来ていただいています。今回は「兄貴の辛口相談道場」と題して、お二人に、プライベートと仕事の両立やモチベーションの保ち方など、若手メンバーからのお悩み相談に回答していただく企画です。
お二人の周囲の方々からたくさん質問やお悩み相談をいただいていますので、厳しく、優しく、回答いただければと思います。リモートワーク中心の生活となったことで、これまでになかったような悩みもけっこうあるんじゃないかと思いますが、よろしくお願いします!ではさっそく質問いきましょうか。
リモートワーク下で楽しく同じ目線で働ける環境をつくるために
澤井さん)
はい!ではこちらの質問です。「リモートワークによって、社内のメンバーとの距離が生まれ、意思疎通の低下や認識齟齬などが生まれやすくなっているのではないかと感じます。今まで以上にコミュニケーション量を増やしたいけれど、テキストのやりとりは雰囲気が悪くなるし、ミーティングに時間をかけすぎるのも時間の浪費につながることを考えるとそれほど頻繁にはできない等、コミュニケーションが難しくなってきていると思います。楽しく同じ目線でみんなが働ける環境をつくるために、心がけていることを教えてください!」
岡田さん)
リモートワークならでは、今っぽい質問ですね。はい、では今井さんいかがですか?
今井さん)
そうですね・・・。まず思うのが、コロナの前に比べてそんなに仕事のスタイルって大きく変わったかな?ってところなんですよね。もちろん対面のミーティングもあったわけだけど、以前から基本的に電話やチャットをメインに業務をしていたと思うので、顔をあわせるかどうかって、業務という点ではそこまで関係ないんじゃないかなって思うんです。
でも、この質問してくれた方が、「なんだかモヤモヤする」「雰囲気悪くなってる気がする」って思っているんだったら、それってなんでだろうって考えてみたんですけど。対面だと生まれていた雑談がかなり減ってることが原因なんじゃないかなって思うんです。
対面で仕事していると、自然と「今こういう仕事に関わっていて」とか「この前こんなことがあって」とか、途中経過というか進捗共有みたいなことができてたんですよね。自分が今、何をやっていて、あの人がいま何やっていてっていうのが、なんとなくわかる。
「お互いがんばってるね」っていう確認ができたり、何かお願いする時も「今めっちゃしんどいって聞いたよ、そんな時ごめんね」って声かけることができたり。そういうコミュニケーションがないのが、摩擦みたいなものを感じる原因なのかなと感じました。
それって逆に考えると、何をしているかの可視化ができれば、もっと楽しく働けるってことなのかなって思うんです。「おつかれさま」とか「がんばれ」とか「がんばってるね」が増えて、雰囲気が良くなるというか。
参考になるかわからないんですけど、僕のチームで取り組んでいることを紹介しますね。僕のチームでは、何をしているのかをチーム全体で可視化するために、個々人で目標設定をしたんですよ。営業部なので営業目標は当然あるんですけど、それに加えて、数字以外の目標を設定してみたんです。
で、2日に1回くらい、テレカンで進捗報告するようにしたんですよね。そうすると「へぇ、今そういうことやってるんだね」とか「それ大変だったね、おつかれさま」とか「実は今こんなことに困ってるんだよね」みたいなコミュニケーションが増えたんですよ。
受験のときって、勉強をがんばったことをお母さんに言いたかったりするじゃないですか(笑)。そういうイメージで、定期的に共有の場をつくって、業務連絡以外のコミュニケーションが発生しやすいようにして、モヤモヤを解消できるように動いてます。他にも色々やり方ってあると思うんですけど、僕はそんな感じで考えてやってました。
岡田さん)
今井さんありがとうございます!では肥後さんいかがでしょう?
肥後さん)
考え方でいうと、リモートになったからこそ、テキストでもオンラインミーティングでも、より相手ベースで動こうっていうのは、ハイスコア内でもよく言ってますね。認識齟齬とか、雰囲気悪くなる気がするって、もしかしたら自分が思ってるだけで、相手は思ってないかもしれないんですよね。
さっき今井くんが話してくれた、業務外のコミュニケーションをとる仕掛けを作るって重要だと思うので、そういう方法も選択肢に入れつつ、オンラインだからこそ、オフラインをうまく使うのがいいんじゃないかなって思うんですよね。
だからもうあれですよ、この質問に対する回答としては「いったん会おう、微妙だなと思ったらランチでもしてみなよ」っていうところですかね。コロナの感染拡大状況によっては会ってランチっていうのも現実的じゃないと思うんで、そしたらオンラインランチとか。ちょっとカジュアルな機会をつくる。
実際ハイスコアとしては、コロナの状況を見つつ、対面をある程度取り入れていくべきだなと考えてるんです。原則オンラインにしつつ、何か問題が出たとき、出そうなときは対面のコミュニケーションで課題解決していきましょうって。出社とリモートの役割分担は、そんな感じで考えてます。それから、そういう場としてオフィスを捉え直して、新たな価値を提供できればなとも思っています。
▼ハイスコアでは「オフィスターミナルプロジェクト」を始動するそうです
澤井さん)
今までできたことができなくなると、どうしてもそれをマイナスに捉えちゃうこともあると思うんですけど。そうじゃないやり方を考えたり、自分が相手にもっと興味を持つっていうのも大切なのかなって思いました。
そうだね。相手がどう思ってるのかとかベースにしないと、リモートのコミュニケーションってうまくいかないですよね。
自分から相手を想わないと!
肥後さん)
そうそう、知らないと。
澤井さん)
仮に、本当にお互いに気まずくなってる状態なんだったら、向こうから来てくれることってないですよね。あれですね、振られかけてる恋人をどう振り向かせるか?あれ??やばい寒い、これカットで(笑)。
一同)
失笑
岡田さん)
振り向かせる秘訣は・・・?
澤井さん)
1年おいてもう1回チャレンジ!時間が解決する!!
岡田さん)
時間あいたらチーム変わっちゃうこともありますからね(苦笑)。うまく業務外のコミュニケーション機会をつくったり、オフラインでのコミュニケーションを混ぜていくっていうのは良さそうですね。
▼過去の記事の中でも、「『できていたことができなくなった』のではない。資源の使い方が変わっただけ。」というお話がありました。
仕事が好きだけど働き方改革にどう向き合えばいい?
岡田さん)
では次の質問いきましょうか。はい、こちら。「働き方改革により、残業への目線がより厳しくなっていますが、自分は働くのが好きです!対価さえもらえれば残業を問題視しないスタンスの場合、どう働き方改革に向き合えばいいんでしょうか?」
肥後さん)
ルールの範囲内で働く時間が長くなる分にはいいんじゃない?あとは副業とか。それから現金的な対価は得られないかもしれないけど、経験という対価を得られるという意味で、外部のプロジェクトに参加してみるとか。
岡田さん)
会社で働くだけが仕事じゃないですよね。
肥後さん)
そうだね。対価って、お金だけじゃないと思う。体験とか、人とのつながりって、すごく貴重だと思うんだよね。自分も経験あるけど、この先何倍もの対価になって返ってくるんで、なんなら今すぐやったほうがいいんじゃないっていうね。
今井さん)
この質問くれた方、「働くのが好きです」って、すごくいいですよね。ただ、残業のルールは100%守らなきゃダメなので、そこはお願いしますって感じです。
あと気になったのが、対価についての考え方かな。同じ業務を、残業なしで終わらせるのと、2時間残業して終わらせるのって、残業なしで終わらせたほうがいいじゃないですか。時間だけを対価の対象とするのは違和感ありますよね。
1時間かけてやっていたことを30分で出来るようにすることって、時給を上げる行為ではなくて、スキルをあげて、役職アップに近づくってことだと思うんですよね。それができるようになると評価が上がって、対価があがっていく。長く時間がかかってしまう仕事を改善したり、自分にしかできないことを標準化したりすることも仕事のあり方で、時短して評価されて対価が増えるってのが素敵じゃないかなと思う。
肥後さん)
時間=対価って考え方はNGだね。長けりゃいいってもんじゃない。
今井さん)
もちろんどうしようもないときってありますけどね。何人かで残業してでも、これをやりきらないと!ってこともある。
肥後さん)
そうだね。あと、少し先の未来を想像してみるのも大事かも。これから先、リモートワーク主体の仕事のスタイルが続くと、プロセスと成果のうち、評価における成果の割合が大きくなっていくんじゃないかなと思ってるんだよね、世の中全般的に。そうなると、ハイパフォーマーは今後どんどん労働時間が短くなっていくんじゃないかなって、個人的には思ってる。
会社員であっても、個人事業主であっても、労働時間が短くなって、浮いた時間を外部とのコミュニケーションとか新しい価値を作る時間に充てるようなイメージ。そのあたりを考えても、生産性を上げるっていう観点は、今井くんに賛成だな。
今井さん)
そういう仕事の仕方も好きになってもらいたいですね。
岡田さん)
お二人ともありがとうございました!そろそろ終わりのお時間ですので、まとめに入りましょうか。まずは澤井さんお願いします。
リスナーのみなさんへのメッセージ
澤井さん)
あらためまして、今回の企画にたくさんの質問をくださったみなさま、ありがとうございました!私自身もすごく学びになりました。みなさんからいただいた質問って、急激に環境が変化している中での、今グループ内にある課題だと思うので、それに向き合う、いいきっかけにもなったなと思います。一つひとつの疑問にみんなで向き合っていくことが、セプテーニグループの未来を創ることにつながっていくと思うので、個人的にはこういう企画、またやりたいなと思います。
若手の特権って、無条件にいろんな質問ができることだと思うんで、身の回りにいる先輩をつかまえて、どんどん質問してもらって、みんなでコミュニケーション増やしていけたらいいなと思いました。ありがとうございました!
今井さん)
1年目の方に向けて。たくさんの質問、嬉しかったです!1年目のみなさんは特に、業務の進め方とか、テレカンのコツとか、今の環境下だからこその悩みとか、いろいろあるんだろうなと思います。今って、先輩のデスクに行って相談してとか、飲みにいって話を聞いてもらうとか、そういうことはなかなか実現しづらい環境だと思うんですけど。
でも、一つ覚えておいてほしいのは、セプテーニって、先輩がすごく優しく1年目をみている会社だということ。自分もそうしてもらってきたので、本当にそう思います。もし何か悩んでいることがあれば、軽いテンションでもいいので相談してみると、熱い回答とか、大丈夫だよ!みたいな応援もしてもらえたりするから、立ち止まって考え込んでしまうよりも、まずは相談してみるって感じがいいんじゃないかと思いました。
肥後さん)
今日はありがとうございました。これから時代が大きく変化していって、今までの当たり前が壊れていって、これからの当たり前を創るときって、過去の経験値が活きることってもちろんあると思うんですけど。でもリモート時代、新たな時代は、僕らも未知なことだらけなんですよね。
そう考えると、これからの当たり前は、入社年数とか、経験とか関係なく、みんなで一緒に創っていくっていうスタンスが必要だなってあらためて感じました。ので、それぞれがベストを尽くして新しい当たり前に挑むことが、セプテーニグループとして新しい当たり前を創ることにつながる、そんな考え方でチャレンジしていきたいなと思います。
岡田さん)
肥後さん、今井さん、ありがとうございました!次回もどうぞお楽しみに。
*編集後記*
「兄貴の辛口相談道場」という企画だったのですが、二人の先輩はとても親身に、後輩たちからの相談に回答してくれていました。その姿からも、普段社内で、先輩後輩がどのようにコミュニケーションをとっているのかが想像できて、事務局としても、社内の様子を知る貴重な機会となりました。
最後に肥後さんが話してくれた、「それぞれがベストを尽くして新しい当たり前に挑むことが、セプテーニグループとして新しい当たり前を創ることにつながる」という内容は、まさにセプテーニグループのミッション「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に」ともリンクするお話。みなさんの新しい当たり前への挑戦を、これからもしっかり社内外にお伝えできるよう、事務局もアップデートを続けます!最後までご覧いただきありがとうございました。
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