見出し画像

ョョョねこのこれまでと、アドベントカレンダーを企画した理由

この記事は「ョョョねこ Advent Calendar 2020」11日目の記事です。

カレンダーのテーマ「ョョョねこ」について、私の視点で認知している限りの概要を紹介できればと思います。人によってそれぞれの「ョョョねこ」をお持ちだと思うので、これが正解ではありません。

この記事は最終日に持ってこようと思っていたのですが、カレンダーが進む中で「ョョョねこって何??!」みたいな声が多く聞こえるようになってきました。そのため、カレンダーも折り返しに近くなってきたこの時期に今回の記事を公開しようと思います。

ョョョねこのはじまり

私が認識しているョョョねこのはじまりについて解説します。

インターネットの強さを求める

まず、私は漠然と「インターネットで強くなりたいな~~」と思っていました。インターネットで強い人は、独自の鳴き声を持っています(架空の例ですが 「ア゜」「モ゜」「ミ゛??」など)

ョョョねこの登場は「私も何か独自の鳴き声を持てば強くなれるかもしれない!独自の鳴き声で鳴こう!!」と思ったことがきっかけだという説があります。

気づいたらョョョねこがそこにいた

Inkedスクリーンショット 2020-11-11 014747_LI

そんな感じで独自の鳴き声を模索していたときに降ってきたのが「ョョョねこ」です。

上の画像の6/22のツイートは、私のアカウントで「ョョョねこ」検索したときの一番古いツイートです。Twitterにて、ある方と会話していた時にョョョねこは降臨しました。

※ ここで会話している方とは、以前から「にゃ~ん」「なでなで」などのねこ的なコミュニケーションを取っていたので、ねこ的文脈でョョョねこが召喚されやすい土壌だったという見方ができます。

その後、6/25のツイートからわかる通り(当時の記憶は定かではありませんが)私は「ョョョねこ」という響きにはまったのか、個人的なツイートでもこの単語を発しています。

ョョョねこの拡大

septem47の周囲に広がるョョョねこ

前章最後のできごと以降、私はいろいろな場所で実際にョョョねこを口にしたり、電子的なメッセージの形でだれかを相手に送信したりしていました。

実際に口にしていた場所のひとつがチワさんがVRChat内に構える作業部屋(ざっくり説明すると、チワさんの知り合いであれば入場できるDiscordの作業用ボイスチャットのようなもの)です。ここで繰り返し「ョョョねこ」発言をしたからか、作業部屋の参加者の記憶に「ョ」「ねこ」などの単語が刻まれてしまった雰囲気があります。

ョョョねこの増殖がはっきりと確認できるのが7/20以降です。

スクリーンショット 2020-11-11 020751

私(septem47)以外のアカウントから「ョョョねこ」に関する発言が観測できます。7月も終わりに差し掛かったころ、ついにョョョねこの概念が他の人とも共有されたと言っていいでしょう。

※ 私のおぼろげな記憶ですが、チワさんはこれまで狐キャラだった(鳴き声も「こゃこゃ」だった[要出典])ので、会話にねこが登場するのはインパクト大でした。

人ならざるものにも波及するョョョねこ

7/21に、ついに人だけでなくディープラーニング、クラウド、ビッグデータ、コンピュータ、アルゴリズム、プログラミングなどの集合体[要出典]である「Google先生」がョョョねこの概念を獲得してしまった様子が観測できます。ちなみにこの日の検索順1位は私のツイートだったようです。

ちなみに丸1ヵ月後、私のツイートから察するにチワさんがトップに現れるようになっていたようです。

スクリーンショット 2020-12-09 094642

2020年12月9日現在は画像でサンスケさん美澄さんがも観測されます。

※ Google検索アルゴリズムは、その人の住んでいる場所や興味関心などによって検索順を入れ替える説があるので、人によって結果が違う可能性もありえます

ョョョねこの意味

変容するョョョねこ

前章では、「インターネットで生活する上での強い鳴き声としての意味を持つ(A)」ョョョねこが拡大する様子が見て取れました。そのうち、ョョョねこは(A)の意味にとどまらない使われ方をされるようになります。

この章でその全貌が把握できるとは思えませんが、ケーススタディ的にどういった文脈で「ョョョねこ」が使用されているか少し調べてみましょう。

鳴き声 / 特に意味を持たない言葉としてのョョョねこ

(A)の意味と大きな違いはありませんが、一般に「ョョョねこ」が知られた結果、それぞれの文字の表記を変容させた形(e.g. 「ョ」を「ョ」「∋」「ΞΙ」に置換することや、文字列「ョョョねこ」のあいだに「ねこ」を挟むなど)で鳴き声として呟かれることになった例が確認されます。

社会性フィルタとしてのョョョねこ

インターネットでは、ネガティブな発言を抑えるために、特にネガティブな単語を「にゃ~ん」などに置き換えて発言のマイナス度を緩和する取り組みが見られます。このような置き換え行動を「社会性フィルタ」と表現することがあります[要出典]

上記ツイートは(呟いた本人なのでわかるのですが)意訳すると「Unityで動的なUI作るの難しい!」です。

「難しい」の部分を「ョョョねこ」に置き換え、ネガティブを緩和させています(=社会性フィルタ)。

名詞としてのョョョねこ

動詞としてのョョョねこ

私たちはただョョョねこするだけです。

ゲーム開発コードネームとしてのョョョねこ

開発中のゲームはコードネームを持つという噂があります(e.g. Wii -> レボリューション, Nintendo Swtich -> NX)

ョョョねこもゲームの開発コードネームに採用されたようです。

※ Submarine: septem47の主宰するサークル「sep-neko-ya」で制作した、VRリズムゲーム「RESONARK 2 Submarine」

まとめ / ケーススタディの限界

このような章を作っておいて心苦しいのですが、ョョョねこの登場する文脈ひとつひとつを解説するのは、ョョョねこツイート全てを列挙するようなものなのでこのくらいにさせていただきます。

結論としては各人の解釈を得て拡大したョョョねこはいかようにも利用できてしまうということです(現に私と他の人ではョョョねこの利用文脈が異なるな~と感じることは大いにあります。正直、人それぞれの解釈の違いも含めて空気を楽しむのがョョョねこなのではないかなと思います)

国際ョョョねこ保護条約

ョョョねこの記事を書くにあたり避けて通れないのが国際ョョョねこ保護条約です。どうやら国際ョョョねこ保護条約により観測の試みは制限されているようです。この記事も「ョョョねこ」というあいまいな概念を明文化する側面があるため、条約の規制対象にならないか心配ですね。

画像5

個人的には、このごろョョョねこを偶像化してしまったので保護条約に抵触した可能性があるな...と思っています。

※ ョョョねこ界はインプロビゼーション(打ち合わせのない即興劇 / 演劇用語)の属性を持っているようで、誰かが言い出した設定に他のだれかが乗っかる様子がしばしば観測されます。

国際ョョョねこ保護条約を提唱する機関は?調べてみた

スクリーンショット 2020-11-11 025437

「国際ョョョねこ保護協会」「~保護機関」「~保護団体」などが確認されます。表記ゆれなのか全部実在するものなのかはわかっていません。

まとめ

ということで、私目線でのョョョねこの概要についてお伝えできたかなと思います。

前章にも書いた通り、ョョョねこはインプロビゼーションの属性を備えることから、言い始めた私でも全容を把握することは困難です。空気を楽しんでいきましょう。

(いかがでしたかブログの「調べてみました→何もわかりませんでした!」の流れっぽくて若干申し訳なさがあります)

ョョョねこAdC2020を主催した理由

以下、ョョョねこ史とは深く関係しませんが、上記のような曖昧概念のアドベントカレンダーを主催した理由が謎かもしれないのでこの場を借りて解説できたらと思います。

「Unity」+「ほかのスキル」

私は今年2月にVRChatを始めて、たくさんの方と交流させていただく機会がありました。その中で、多くの方が「Unity」+「ほかのスキル」(趣味と言い換えてもいいかもですが、趣味レベルではない方も多くいらっしゃるのでこう表記しています)を持たれていることに気づきました。
Unityを触れた方がVRChatをより楽しめるみたいな文脈はあれど、コミュニティとして、ここまでの密度でUnityを扱える方が集まっている場は珍しいのではないかと思います。

そのおかげか、VRChat内の交流ではUnityを共通言語として初対面の方とでもお話しできたりします(アバターの改変かわいいですね, パーティクルどうやって作ってるんですか?など)

さらに、最初に述べた「ほかのスキル」の点ですが、私がよく遊びに行くコミュニティだと「モデリング」や「プログラミング」「自作PC」といったUnity, VRChatと近そうなものの場合もあるのですが、「リズムゲーム」「旅行」「自動車」「何かしらの学問」などの話題を聞くこともあります。

なぜかはよくわからないものの、Unityを共通言語とすることで「Unity自体」はもちろん「ほかのスキル」に関する話も弾むような気がします。

今回、年末のAdvent Calendarシーズンということで、これを機会に、Unityやほかのスキル、趣味などのお話を聞けないかなと思い、カレンダーを作ることにしました。

ョョョねこAdvent Calendar

ここで本題に戻ります。Advent Calendarでョョョねこをテーマとした理由は、上記の流れをうまく短文にまとめられなかったためです!(テーマの選定理由の説明にするにも長かったので書きませんでした)

ただ、前半戦だけでもVRChatイベントの企画からワールド制作、アバター改変、Unity技術、学問的なことなど、様々なジャンルの記事が読めて嬉しく思っています。

結果的に、直接「VRChatコミュニティ」みたいに表記したら一緒にならなかったようなようなテーマが読めたり、予約していただいたりして後半戦も楽しみです!(話題は反れますが、もちろんVRChat自体に関するカレンダーも高い需要があるものだと思います)

というわけで、カレンダー後半もよろしくお願いします!!


サポート(記事に対する投げ銭)いただけますと今後の創作活動・note更新の励みになります。