見出し画像

VRChatでイベントを2年開催してきた話

この記事は『ョョョねこAdvent Calender2020 』の2日目の記事です

こんばんは。知っている方はお久しぶりです、美澄です。ここ数年ほど、VRChatで気の向くままに遊んだり、blenderで一次創作に励んだりしている者です。その活動の一部を日記としてnoteにまとめた事が過去に何度かあるのですが、すっかり間が空いてしまい、1年以上更新していませんでした。
今回は絶対にサボらないようにするぞ...! と言う気持ちを後押しする為に、フレンドが開催していたAdvent Calenderに名乗りを上げて、この記事を書く事としました。(ョョョねこ。に関しては私も詳細はよく分かっていません。同カレンダーの今後の記事で何か分かるかもしれない...?)
久々の更新で書く内容についてですが、私がVRChat内で定期的に主催してきたイベントの話に触れていきたいと思います。


具体的には、こちらの銀髪アバター交流会というイベントです。
この記事の投稿日は2020年12月2日を予定しているのですが、私がイベントの第1回を開催した日が2018年12月1日という事で、初開催からほぼほぼ2年が経過したことになります。

2年間でのイベント開催数は7回。多いような、少ないような。
ただ、自分のVRChat歴の中で、少なからず思い入れのあるイベントであることは間違いないです。今回の記事ではイベントを続ける中で取り組んできた事や、思ってきた事をいくつかの項目に分けて話をしていきたいと思います!

開催のきっかけ

2018年の夏〜秋頃、私がイベントを開催するよりも前に、アバターの髪に関連したイベント(青髪・緑髪・黒髪など)が複数開催されていた時期がありました。その流れに引っ張られるような形で、私が好きな銀髪をテーマにした集会があったらいいな..という願望が、多分初めにあったと思います。


結果的にこの気持ちを書き出した事がきっかけで私が主催として動き出す事になるのですが、(絶対私以外に主催に最適な人いるはず...)という想いは、当初ずっと感じてました。自分は一人で何かに熱中することは比較的出来る方でしたが、人を巻き込んで何かを成し遂げるのに向いている性格ではないと思っていたからです。
その辺りの後ろ向きな気持ちに関しては、実際にイベントを開催する回数を重ねていくうちに徐々に消えていきまして、今では「自分の求めてるイベントをしっかりやれているはず...!」 とある程度の自負を持って言えるようになりました。

イベントの趣旨​

銀髪アバターが雰囲気の良いワールドに大勢集まってる光景が見たい...! 

というのが一貫したイベント開催のモチベーションです。願いと言い換えても良いのかもしれない。(大げさかもしれないですが...)
その気持ちを踏まえ、「集会の場には気軽にJoin出来て、離脱も気軽に出来る、参加してる間は時間を拘束しないで、穏やかに居心地いい感じの時間を過ごしてもらう」 という内容のイベントにすることを重視して運営してます。

私自身の素の性格もあって、「イベントの内容で積極的に盛り上げていこう!」といった事はあまり考えておらず、告知ツイートに記載している集会の内容も一貫して 参加した方同士でお話する、写真を撮る 以上。といった緩い内容から変えないようにしてます。
この辺り、最初から全て考えて動いていた訳ではなく、回数を重ねる内に「こういった趣旨にしていこう...!」 みたいな事を考えるようになったと自分では思っています。

参加機会の話

イベントの開催頻度は年3回〜4回ほどのペースで行うようにしています。
今年は2月・6月・10月で計3回の開催となりました。
イベントを何回かやっていると複数回に渡って(人によってはほぼ毎回)イベントを覗きにきてくださる方がいて、そうした方の顔を見た時には本当に嬉しくなります。
その一方で、初めてイベントに来ました! といった方も多くいらっしゃり、ある程度の期間を開けてイベントを開くようにした方が、後者のユーザーの方々を呼び込みやすいのではないかと考えて、この位の頻度にしています。(VRCのユーザーの流入状況も関係しているかもしれない...?)
また少し話が変わりますが、途中まで土曜or日曜のいずれかで開催していた曜日を、イベント被りの少ない日曜日のみに固定して、イベント被りで参加の機会がなくなる事を避けられるようにしました。(開催の曜日は固定してしまう方が、参加される方の視点から見ても分かりやすいのではないかという判断もあります。)

それと、これは直近の第7回から始めたことですが、告知ツイートをしてからイベントが終わるまでの期間のみ、twitterのプロフィールから私宛てにフレンド申請を送る為のvrc公式サイトに飛べるようにリンクを貼るようにしました。 こちらも、参加へのハードルが少しでも楽になればと思ってやっています。
本当は告知ツイート内にリンク貼る方がより分かりやすいように思うのですが、「ツイートに外部リンク貼るとtwitterの仕様でツイートが見られにくくなるらしい」という噂を聞いてました。 この点は詳細がわからず確かめる事もできなかったので、妥協案としてtwitterプロフィールのurlを選びました。

雰囲気作りの話

イベントの雰囲気作りの点に関して特に大事にしてる事は2点ありまして、
・雰囲気の合致したワールド選び
・参加しに来てくれた方に最初に声掛けするようにする
の2つです。

ワールド選びに関しては、イベント告知画像の背景にしている為、告知を実行する前に一番時間を割いて決めるようにしています。
選ぶポイントとしては自分なりの基準で色々見るようにしているのですが、一番重要な要素として
・銀髪アバターで集まった時に映えそうかどうかのイメージ
とにかくこの気持ち(若しくは直感)に委ねるようにしています。
年に数回しか行わないイベントである為、毎回自分の中で納得のいく光景が見られそうなワールドを選ぶようにしています。

それ以外の要素ですと、
・人数制限
・ワールドの広さ
・ワールドの負荷
ライティング
は確認するようにしてます。
特筆するとすれば、まず負荷に関して、自分一人でワールドへ行ってFPS90あればとりあえず大丈夫くらいの気持ちで考えています。
もう一つ、ライティングに関して。bloomの強さで髪の色が別の色に見えてしまうという状況は、イベントの趣旨的に出来る限り避けたい為、自撮りした時の雰囲気を確認を事前に確かめるようにしています。(こちらに関しては、twitterでフレンドが普通にワールド巡りをした際にアップした写真を見る事で、事前にある程度把握できていたりもします)

ところで、イベント会場に関しては一時期専用ワールドを自作する事も試していた時期がありました。ただ、いかんせん頭の中でイメージするワールドと実際に作れるワールドに差がありすぎて、趣味の範疇の活動として許容できないレベルのしんどさにぶつかってしまいました。
最終的に、定期的なVRChatワールド巡りの活動をする中で、自分が素敵だと思えたワールドを使わせて頂く方針に決めました。(なので、イベント専用ワールドといったものは当面は予定してないです)
そういった軽い挫折を味わった経緯もあって、ワールドを最後まで仕上げられる方は尊敬してます。

(↑当時何かをやろうとしていた図。今見てもクオリティで少し頭が痛くなってくる。)

閑話休題。声掛けの話。具体的にはワールドにJoinしていただいた方に対しては出来る限り最初に一言二言挨拶するようにしています。
これも初めから意識してやっていたことでは無かったのですが、第1回のイベント開催時点から、イベント参加して頂いた方一人一人に対して簡単に挨拶をするようにしてきた結果、その事で良い雰囲気を感じたと言及して頂けたことがありました。それ以降は出来る限り意識して声を掛けるようにしています。別のVRC関連のnote記事でも挨拶が大事 だと見た覚えがありますが、私もこれは事実だと思います。
 (人数の都合や集合写真撮影でインスタンスを移る瞬間にJoinして頂いた方に挨拶できない事が何度かあり、それはどうしようもない事とは理解しているのですが、正直申し訳なく思ってます。 今後の交流会でご挨拶できればと...!)

責務の話

「責務」と言うと、いきなり少し堅苦しい表現が出てきたような感じがしますね。これはイベントを開くに当たって毎回スタッフの方にインスタンス管理の協力をお願いしているのですが、任せきりにするのでなく、なるべく自分が頑張る事でイベントが成立する感じにしたい と言う気持ちの話です。
(少し極端な例を出すなら、イベント当日、スタッフ全員に急用が出来た場合でもイベントの開催自体は出来るようにしておきたい と考えてます)
イベントに初めて参加していただく場合のフレンド申請+Join先を私一人に指定してるのはその気持ちから来ています。

それと一応、自分が不在のインスタンスで何かしらトラブルが起こるケースがあった場合にも自分が対処出来るようスタッフ間では常に(主にdiscordでの)通話を行い連絡を取り合うようにしています。こちらは幸いな事に、これまでの回で特別そういったことは起こっていないようですが、これからも気を配れるようにしていきたいです。

(それはそれとして、これまでスタッフとしてお手伝いして頂いたフレンドの皆様、特に毎回参加頂いているヒヨさんとAstraiaさんのお二人には感謝しています。本当にありがとうございます。)

画像2

画像3

↑お二人の写真

イベント告知画像の話

イベントの告知ツイートを行う際に、毎回専用の告知画像を張り出すようにしているのですが、第6回のイベント開催を境にフォーマットを変更しました。
それ以前の告知画像は第1回の画像を踏襲していたのですが、改めて見返して見た際に、「全体的に読みづらく、どこに注目すれば良いのか分かりづらい...」という印象を覚えた為、案を練って手直ししました。


フォーマット変更時に意識した事は、ポスターのデザインは必要な要素だけでなるべく洗練した内容にする と言う事でした。 これは、アバターを製作する際のデザインで似たような趣旨の事を考えていた為、それと同じ気持ちで考えました。(デザイナーとしての専門知識などはないのですが、出来る限り真剣にやりました。)

デザインを見直す中で、とにかく日時を覚えてもらいやすくする為に、目立つ位置に目立つサイズで配置する事を重要視しました。
これはイベントの開催日を終えて、後でツイッターを振り返る際に「イベント参加の意思はあったが気がついたら終わっていた(意訳)」というものを何度か見かける事がありまして、それを少しでも何とかしたいと思って対策したものです。(見かけると私も悲しくなるので)
逆に、「イベント第◯回」「ハッシュタグ」は参加するか否か判断する点に置いて重要度の低い情報だと思い、そこまで目立たないようにしてます。
また、イベント内容の紹介も、以前は告知画像に記載していましたが、デザイン改修後は簡潔な文に纏めてツイート本文に記載するようにしました。

その他・雑多な感想

・ インスタンス管理。現在の参加人数に合わせてインスタンス数を増やしたり(統合して)減らしたりを行なっていますが、それなりに手間のかかるやり方をしていると思っています。
これは出来る限り参加してくれた方全員に挨拶したいという私の気持ちと、インスタンスの人数が少なくなってくる(例:インスタンス内の人数が30人→10人前後まで減った)と雰囲気が盛り下がる気がするので、インスタンス統合でそれを解消したいと思い取り組んでいます。
ただ、この辺りはもっと良いやり方があるような気もする為、今後の課題にしたいです。
(VRCとHMDのスペックがより強力になって、1インスタンスに100人超えて集まっても問題ない状況になるのが、一番の理想だろうと個人的には思います...)

・イベント主催時は、分かりやすいように「主催」と記載した(若干ダサい)看板をアバターに付けていたのですが、VRChat+がリリースされたらネームプレートに表示させるようにしてスッキリした見た目にしたいです。

画像4

(↑今回で見納めになるかもしれない看板)

・ここまで散々自分がイベント開催に当たって取り組んで来たことを書きましたが、ハッキリ言ってこれは私の願望や拘りたい要素に最適化した内容だと思います。
(イベントのテーマや開催規模、頻度によって、運営の仕方は全く別になると思うので、イベント開くならこの要素が絶対必要...! といったものはほぼないのでは、というのが私の考えです)
ただ、頭の中でぼんやりと「やってみたいな...」と思ったことが、少しずつ具体的な形になって実現していく過程は、後から振り返ってみるととても楽しい経験になったと思ってます。

・ この記事を書くにあたって、VRChat関連のnote記事を出来る限り読み漁ったのですが、色々な臨場感のある体験の話を読めて楽しかったです。
私のこの記事も、一つの原体験として気軽にここまで読んでいただけたのであれば幸いです。

今後について

VRChatのシステムの変化とVRChatをプレイするユーザーの拡大。どちらもこれから先どんどん進んでいくであろうもので、イベントの内容もそれに応じて少しづつ変えていく必要があるのだろうな と考えています。

しかし私の心情は最初に書いた通り、「落ち着いた、雰囲気の良い空間を用意して、そこに銀髪アバターの方に来てもらって良い感じの空間を体感して満足する」 この趣旨をイベントの基本として、そこから大きくブレない範囲で参加のハードルを下げたり当日の運用で失敗しないようなやり方を考え続ければ、基本的にはこれから先も無理なく続けていけるだろうと考えています。

そんな訳で、これから先も自分なりに最高と思える交流会を続けていけるよう頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します!

画像1

↑最新のアバターで第1回の告知画像と同じ構図の写真撮ったらエモそうと思い、用意した写真。 ここまで読んでいただきありがとうございました...!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?