3年ごとに名字を交換する夫婦の話

私たち(水落・阿座上(仮))は、選択的夫婦別姓を望む夫婦です。

出会ったのは、21歳の頃。大学の同級生でした。結婚を前提に付き合い始めたのですが、お互いにどうしても譲れない部分がありました。

「結婚したときに、どちらの名字にするか」

結局、その部分だけは譲れないまま結婚することになりました。苦肉の策として考えたのが、「名字を3年ごとに交代する」ことです。3年に1回、離婚と結婚を繰り返し、お互いの名字を保ち続けるのです。

この一見とんでもない方法が、最も合理的で平等で、双方が納得のいく選択肢となりました。

縁あって、インタビュー記事が、「ねとらぼ」にて紹介されました。

Yahoo!ニュースとのコラボ企画で、Yahoo!ニュースにも取り上げられました。そのコメント欄には、応援の声ももちろんありましたし、国の制度に対する疑問の声もありましたが、それと同じくらい、心無い誹謗中傷のコメントもありました。

「身近にいたら、気持ち悪い。絶対に関わりたくない。」

「結婚を軽んじている。なめている。遊びと思っているんじゃないか。」

「こんなに自我が強い者同士では、すぐに離婚するだろう。」

「自分勝手。周りの迷惑考えろ。」

・・・


選択的夫婦別姓を望む人々は、私たちに限らず一定数日本社会の中に存在します。その人たちの声は無視されていいのでしょうか?

このnoteは、選択的夫婦別姓を推進する人々が、いったいどんなことを考えているのかを述べながら、選択的夫婦別姓への理解を広めることを目的として書いています。

一部に大反対の人はいますが、多くの人は中立、もしくは応援してくださるのではないでしょうか。

そういった方々に向けて、選択的夫婦別姓とは何なのか、理解を進めるnoteになることを目指しています。


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