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3年ごとに名字を交換する夫婦の話
私たち(水落・阿座上(仮))は、選択的夫婦別姓を望む夫婦です。
出会ったのは、21歳の頃。大学の同級生でした。結婚を前提に付き合い始めたのですが、お互いにどうしても譲れない部分がありました。
「結婚したときに、どちらの名字にするか」
結局、その部分だけは譲れないまま結婚することになりました。苦肉の策として考えたのが、「名字を3年ごとに交代する」ことです。3年に1回、離婚と結婚を繰り返し、お互
「名前の哲学」~ヴィトゲンシュタインが考える固有名詞
本日は、「名前の哲学」(村岡晋一著)を読みました。
選択的夫婦別姓を目指す夫婦は、それぞれの氏名、すなわち固有名詞を変更したくない、という想いを持っています。
なぜそこまで固有名詞にこだわるのでしょうか?
少しだけ哲学の議論を借りて、考えてみたいと思います。
1. 「実体」か「記述集合」かまずは、固有名詞に関する一般的な議論を簡単にまとめたいと思います。
固有名詞が意味するものは何かに関
選挙が終わってしまったけれど。。中途半端に政治に参加しよう!古典民主義と現代民主主義
先日の衆議院選挙、現状維持が決定してかなり落胆しました。そして、いてもたってもいられず、久しぶりにノートを更新したのですが、正直書くなら選挙の前の方がよかったかなと思います。しばらく衆議院選挙はないですからね。
それでは、次に私たちが政治に参加できるのは、次回の参議院選挙なのでしょうか。それは、ちょっと悲しい。そんなときにヒントになるような本『デモクラシーの整理法』を読みましたので、読書感想文を
衆議院選に向けて②立憲民主党、初閣議で決定する事項がでました。追記:第二弾に選択的夫婦別姓も
立憲民主党が政権を取った際の初閣議でただちに決定する事項について発表を行いました。
7項目は以下の通りです。
(1)2021年度補正予算の編成
(2)新型コロナウイルス感染症対策司令塔の設置
(3)2022年度予算編成の見直し
(4)日本学術会議人事で任命拒否された6名の任命
(5)ウィシュマさん死亡事案における監視カメラ映像ならびに関係資料の公開
(6)「赤木ファイル」関連文書の開
交際後、5年間姓について話し合った結果、お互い改姓したくなくて、名字を3年交代にして結婚した話①
夫婦別姓について本を読んだ話や、ニュース記事を見た話などいろいろと書いてきたのですが、自分たちの話をあまり書いてきませんでしたので、ここらへんで自己紹介の続きをしたいと思います。
私たちは現在事実婚状態ではなく名字を3年交代にするという条件で結婚しています。婚姻届けを出したときに姓を決めなければなりませんが、そのチェックを「夫の氏」にするか「妻の氏」にするかを婚姻届けを出すごとに変更しています。
外国人の墓地問題。根拠も理由もない反対。何のために?
クローズアップ現代を見ていたら、日本に住んでいる外国人がお墓に入れないという話がありました。
情報取得のための言葉の壁や、国籍の問題など理由は様々でしたが、なかでも印象的だったのが日本国籍を取得したイスラム教徒カーン・タヒル・アッバースさんのエピソードです。
イスラム教徒は死後の復活のために、肉体を土葬しなければなりません。日本の法律では土葬を禁止していないため、なんども役所に足を運びイスラム
選択的夫婦別姓。「同姓支持多数」は不都合な真実か?多数決は民主主義か?
今日はダイヤモンドの下の記事を読みました。
この記事の筆者は選択的夫婦別姓のアンケートの取り方に偏りがあり、読み取り方にも特定のバイアスがかかっているという主張しています。一理ある点もありますが、そうでないかなと思うところもあったので、書いていきたいと思います。
1.マスコミの調査より、内閣府の調査が必ずしも優れているとは言えない。今回の記事を読んで一番気になったところは、同姓支持が多いことが