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チケットが2枚あるから2人で行きませんか/0920

そういえば一年前に個展をやった気がする。面白かったなあの時は…。

今日はパオちゃんと現代美術館に行った。パオちゃんのお父さんが「彼女さんと行って来れば」とペアチケットをくれたから。なんと古典的なデート!

オラファーエリアソンの『ときに川は橋となる』展。

『ときに川は橋となる』展示のタイトルにもなった作品がいちばん心に残った。暗い部屋だったから?水の波紋だったから?光と影の映る部屋だったから?
水面を眺めるのが好きだ 近年はずっと川の近くに住んでるけど、(危ないのは承知で)川が好き
行って戻らない波たち、対岸の町を想像すること
波紋がゆらゆらグラグラするのを永遠に見ていられる気持ちだった。
キャプションがこれ

〜絶えず変化しつつ徐々に広がるさざ波のような流動する状況をエリアソンは限界を越えるための欠かせない要素ととらえています。

今わたしは止まってるのかな…と思った。


美術館に行くとただの人間になれる気がする。作品はみな、問いかけてきたり、気持ちよくして来れたり、苦しくさせてきたりする。作品の向こうにいる作者と私の対話をしてる気持ち

昔参加したギャラリートークで学んだこと、「抽象画に決まった見方はありません、どう見えるかな?でいいんです。」
間違った見方をしたくないと思ってしまう自分にとっては、心が軽くなる言葉だった。

美術館に一緒に行ける人ってあまりいない。(私が遠慮せず誘える人って話)
その点はパオちゃんは貴重な人だなと思う。そう思うと同時に、秋の匂いを嗅いで急に2年前に引き戻された。ちょうどこの頃、パオちゃんが好きだとはっきりしてしまって泣いてた。偶然花火を見たり、急にドライブに行ったり、若者のすべてを聴いてトワイライトを聴いて、秋が大好きになった。一生秋が好きだ 嫌いになれそうもない


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