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稼ぐ額に興味が無くなった話

今日は戯言です。

「稼ぐ額に興味がなくなった」というのは、自分が稼いでるとかそういう意味ではなく、納得できるような稼ぎ方ってなんなんだろうという余計なコトを考えてしまうようになったお話。

それは例えば、SEOにおけるアフィリエイトというのは、顕在的なニーズをもった見込み顧客を、そのままダイレクトにサービスに紹介してあげることで、仲介手数料を頂くわけですが...。

具体的には

なんとしてでも、借金したい
なんとしてでも、ダイエットしたい
なんとしででも、ニキビを治したい
なんとしででも、投資で儲けたい

こうした人達に、「錯覚」させて、報酬単価が高い商品をコンバージョンさせれば、広告主に喜んでもらえて、手元のキャッシュとしては潤沢になっていくわけです。

ここで、ボクが気づいたのは「錯覚」させずに丁寧に「効果が実は無いかもしれないという本質」をいくら語っても、情報としては正しいかもしれないが、むしろ儲けには逆行してしまうケースもあるということ。

なぜなら、情報を与えることで、ユーザーが賢くなってしまい、商品理解が深まり、アフィリエイトとして存在している案件について疑いを正しく持てるようになるからです。そうすると、アフィ案件のCVRは下がります。

サイトとして最高の情報を詰め込むことで、良いものを作ったけども、儲けにはつながらない、そんな現実を叩きつけられるかもしれません。

そこでツッコミとして考えられるのは「良い情報を届けるのは当たり前だ!」

という人の気持ち、わかります。あくまで話の流れとして「儲け」という文脈を交えてお伝えしました。

もちろん、サイトとして最高レベルのクオリティにすれば、必ずユーザーはついてきてくれる!というホワイティな言説を信じたいですし、ボクもその宗教に少なからず属している方ではあると思ってます。

しかし、昨今のGoogleのアルゴリズムなどを考えても、どうしても個人レベルで最高の情報サイトをつくって、それが報われるかというと、正直、運によるところもあるとも思っています。

昔みたいに、狙ったキーワードで上位に食い込ませやすい=顕在層に近い顧客の集客のコントロールも容易だったのが、SEO難易度が高くなったことによって、そもそもの情報サイトとしてのクオリティが意味をなさないというか、せっかくの努力がGoogleのアルゴリズムの一存に無為に終わる可能性だってあるわけです。むずかしいですね。

ココに関しては諦めて、フィールドを変えるか、新しい闘い方を模索しないといけません...。

また、「情報サイトしてのクオリティ=ご丁寧に真実をお伝えすること」だとして、

ユーザーが果たして「その真実とやら」を求めていたかというと、実はそうではなく、単に問題をいますぐ解決するために、その答えが何であっても喉から手が出るかのように求めていることだってあります。

となると、evilなこと(悪いこと)をいくらでも実行可能になるわけです。

具体的にどういうことかというと、例えばユーザーがガンを治したいニーズを持っていたとき、そのユーザーにとって必要なことはシンプルにガンを治すこと。その彼に治りもしないガンの治療薬(ブロッコリーみたいなやつ)を与えても、なぜか飛ぶようにコンバージョンするわけです。

なぜなら、必死だからです。ユーザーとしては。そして儲かります。

「解決の糸口、希望が少しでも見えたこと。それが価値になる」と、evilな人は、そう自分に言い聞かせているのかもしれません。

こうしたバグにつけ込めば、タイトルにある通りの「儲ける額」に興味が無くなってくるという話について、理解を示してくれる人も多いでしょう。

また、こんなことをココで書くとどうなんだと言う話にもなってきますが、世の中のアフィリエイト案件の中でも、これを推奨して本質的に課題解決になるのか?と思えるものは沢山あると思っていますし、実質的に儲け話としては成立するし直結することはいくらでもあります。

例えばナイトブラなんかは、胸が大きくなる効果なんてないことが証明されはじめているのに、それで月に数十万や100万以上フィーを稼ぐ人だっているわけです。

あるいは、仮想通貨なんかが一時期流行りましたが、あれも今となっては正しかったのか、そうではなかったのか。本当に幸せになった人はいるのか。不明です。

もちろんアフィリエイトには、ユーザーの課題を解決するような、良い案件もありますし、そこは全部否定するつもりもありません。

それに、中には、メディア側として置かれている状況がどうしようもない事情があって、本当はやりたくない案件に着手せざるを得ない立場にある人もいるかもしれません。

しかしながら、自らのエゴによって、儲かる儲からないか、そんな軸で他人の人生を貶めるような畜生道を進んでしまう人に、未来はあるのかといわれると、それもまた疑問です。

「稼ぐ額に興味が無くなった」って、あんた御託を並べているんじゃないよ、こんなの綺麗事、とにかく稼げよ。

まあ、商売の軸を何処に置くかによって、このようなフィードバックも返ってきそうです。この記事を読んでるひとの中には。


ボクにも、まだ明確な答えはありませんが、

evilな人は、お金に錯覚していて、本当に課題解決したいと思っているuserは、evilな人によって錯覚させられている。

そういう人たちやりとりが、いまも何処かで行われているでしょうし、人間は、どこまでいっても錯覚する生き物なのかもしれません。

それによってevilな人は「月商○○○円稼ぎました」と豪語していると考えると、タイトリングの

稼ぐ額に興味が無くなった

という言葉について、その背景を少しでも共有できたのではないかと思います。


・・・

この記事を読んだ人とは「どうやって気持ちよく稼げるか?」を一緒に追求したく思います。

難しい問いですし、果たして考えるべき問いだったのか。

それは答えにたどり着いたひとだけが分かること。

ただ1つ言えるのは、

こういったことに向き合って、考え続けることに価値があるはずです。


P.S.

これからもSEOくんを応援してくれると嬉しいな。


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有料noteで稼ぐのは楽かもしれませんが、それに味を占めるのは違うと思う。心から感動してくださってサポートまでしてくださるのって、本当に嬉しい。額がいくらであってもその気持を大切にします。