Googleの10個の特許 - Weekly SEO(2020/7/25)
SEOおたく(@seootaku)です。
最近、SEO関連の有料noteとYouTubeの仕込みも始めました。
初めての取り組みなのでかなり時間がかかっていますが、順次公開しますので、またご感想などいただけると嬉しいです。
今週もタメになるSEO情報がたくさん落ちていましたので、ご紹介します。
それでは参ります。
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トピッククラスターモデルを利用したコンテンツ戦略
最近、トピッククラスターモデルの記事を頻繁に目にするようになりました。
HubSpotが提唱しているコンテンツストラクチャー戦略だと思いますが、個人的にとても参考にしているものの一つです。
コンテンツストラクチャー(サイト構造)の作り方が語られているのですが、特に内部リンクの貼り方は参考になります。
内部リンクは、SEOでもっともセンスが出る部分の一つかなと思っていますが、トピッククラスターモデルの概念は理解しやすく、実際の運用に載せやすいので非常におすすめです。
トピッククラスターのモデルでは、ニッチなキーワードをめがけてばらばらに制作していたブログ記事をトピックエリアごとに分類し、そのトピックに関する全般的な概要をまとめたウェブページを柱に据え、同じエリアに分類される具体的で掘り下げたブログ記事とをハイパーリンクで連結しました。
上記だけだとわかりづらいので、HubSpotの具体的なトピッククラスターの例を拝借すると、
上記の感じで、「トピック」に対して包括的な内容をまとめたコンテンツ(ピラーページ)を作成し、その周辺にユーザーの細かな検索意図ごとに掘り下げたコンテンツ(クラスターコンテンツ)を配置し、それらを内部リンクで戦略的に繋ぐといったものです。
※記事を読んだ方が理解が捗ると思います
トピッククラスターモデルがSEO的にどんな効果があるかというと、
ドメインオーソリティを共有し、ひとつのクラスター内にあるすべてのブログ記事がテーマとなっている特定のキーワードに対して上位表示されるようになり、トピッククラスター全体がSERPで上位に表示されるという仕掛けです。
簡単にまとめると、内部リンクを関連するトピックにのみ繋ぎ、各種検索意図に回答するコンテンツを揃えることで、トピックに対するテーマ性が高まり、トピッククラスター全体で平均順位を上げることができるということです。
特に、検索ボリュームの大きいピラーコンテンツ(いわゆる「まとめページ」)の上位表示に大きく寄与する点が肝でしょう。
興味のある方はぜひ紹介した記事に目を通してみてください。
SEO担当者が押さえておきたいGoogleの10個の特許
Googleの特許からランクファクターを見出しにいこうとまでする超ギークなSEO担当者もたまにいますよね。
この記事では、SEOに参考になる10個のGoogleの特許が紹介されていました。
抽象度が高く、どれも解釈が難しかったですが、下記の特許は参考になる気がしました。
上記を読む限り、duration time(滞在時間)をGoogleはなんらかの形でアルゴリズムにフィードバックしていそうなことがわかります。
滞在時間をKPIにコンテンツ改善をしていくのは悪くないかもしれませんね。
ユーザーエンゲージメント系の指標(直帰率 / 滞在時間 / ページ/セッション)で、どの指標を追いかけるのが適切かは難しい話です。
基本的に多くのエンゲージメント指標は相関して改善していくかと思いますので問題ないですが、特許を信じて「滞在時間」を追いかけてみるのも悪くないかもしれません。
MFI完全移行が2021年3月まで延期
Googleは2020年9月までにすべてのサイトをMFIに移行することを宣言していましたが、コロナ禍の現状を踏まえて2021年3月まで延期しました。
サイトオーナーたちがMFI対応をこのパンデミックの中で対応するのは大変すぎるといったGoogleの配慮だそうです。
Applebotについて
Applebotの公式ドキュメントが更新されました。
Appleのランキングファクターには下記のような要素が利用されているそうです。
・ユーザーエンゲージメント
・クエリとページの関連性
・被リンクの数と質
・ユーザーの位置情報
・Webページのデザインの特徴
直近だとBingのランクファクターも公開されていましたが、基本的にはどこもこんな感じですね。
Bingのランクファクターについては下記にまとめていますのでぜひ合わせて目を通してみてください。
index改善の方法
大規模サイトやデータベース型のサイトでない限り、ほとんどぶち当たることはないかもしれませんが、Googleは結構インデックスしてくれません。
サーチコンソールの「検出 インデックス未登録」や「クロール済み インデックス未登録」のステータスに多くのURLが入ってしまい、なかなか有効indexが増えない問題を抱えている大規模サイトは少なくありません。
一概にインデックスされない要因特定をすることはできませんが、そもそもクロールバジェットが足りていなかったり、クロールディマンド(Googleがクロールするに値するコンテンツかどうかの判断)が低かったりするのが主要因です。
上記で紹介した記事によれば、「indexを促進するためにはとにかく良いコンテンツを作りましょう」とのことです。
Googleあるあるの何か言っているようで何も言っていない回答ですね(笑)
個人的見解ですが、インデックスされないコンテンツの特徴として多いのが、コンテンツのユニーク性が欠如しているために重複とみなされてしまっているパターンです。
ユニークなコンテンツを作ることがindexの促進につながることは言えるかもしれません。もしサーチコンソールの除外に多くのコンテンツが入ってしまっている人は一度コンテンツ内容を分析してみても良いかもしれません。
まとめ
トピッククラスターモデルを復習することができて、自分の手持ちのサイトの内部リンク設計を見直したくなってきました。
SEO担当者ごとにサイトストラクチャの理想定義は異なりますし、SEOの思想も異なるので、一概にどれがいちばん良い断言することはできません。
ただ、トピッククラスターモデルはかなり良いことは間違いないと思うので、ぜひ一度概念を頭に入れてみてください。
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