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「リンクジュース」は気にしすぎない方が良い? - Weekly SEO(2020/8/2)

SEOおたく(@seootaku)です。

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今週のSEOトピックをご紹介いたします。

※2021年のSEOを解説した下記のnoteが自信作です。ぜひ読んでみてください!

■「リンクジュース」は気にしすぎない方が良い?

Googleのジョン・ミュラーが、Twitter上で「リンク」関連の話題について議論していました。

リンクジュースに関する情報は、ミスリードのものも多いから無視した方が言いよって感じの内容ですね。

リンクジュースの概念を知らない方のために、簡単にリンクジュースとは何かを説明すると、「リンクを通じて、そのページが持っている「価値(PageRank)」の一部がリンク先のページに流れる概念のこと」です。

Googleの根本を成すリンクによるページの評価を作る大切な概念なので知らない人はなんとなく覚えておくと良さそうです。

こんな感じで、あるページが持ってるSEOパワーをリンクで配分する感じです。

ジョン・ミュラーは、そもそも世の中の人が考えるリンクジュースの概念は間違っていると述べています。

これは、基本的に次の2つの概念の変化によるものであると考えています。

①ランダムサーファーモデルとリーズナブルサーファーモデル
②ページランクスカルプティング

↑一生分のカタカナを書きました

両方とも説明すると長くなるので、簡単に説明すると「すべてのリンクが同じだけのPageRankを渡すわけじゃないので、サイトオーナー側でコントロールしような」ってものです。

この思想の元、外部リンクへの発リンクには "nofollow" を付与してPageRankを受け渡さないとするのが普通でした。なぜなら本来受け渡したい内部リンク先のページへ受け渡るPageRankが減るから。

この思想を、Googleのジョン・ミュラーは「忘れろ」と言っているのだと思います。

僕も上記の思想自体は現代版にアップデートすべきだと考えており、具体的には、

①ページランクは絶対量ではない(100点をリンクの本数で分けるのではない)
②外部リンクへ dofollow リンクを渡すことはネガティブではない

小難しい話ではありますが、結論「リンクジュースを気にしすぎない」で大丈夫です。

個人的には内部リンク設計は大好きなところなので気にしますが、ブログをはじめとする小規模サイトではそこまで気にする必要ないので、ジョン・ミュラーが言っているようにリンクジュースを忘れても大丈夫です。

■どのようにサイトのE-A-Tを向上させるのか?

Lilyさんによる「E-A-T」の動画セッション。

Lilyさんは、DJとSEO担当者という異色の女性で、前シアトルかどこかで見かけしましたが超絶かっこよかったです。

こちらの動画では、E-A-Tを向上させるために必要なことを諸々解説してくれています。

大切なところだけ簡単にまとめてご説明します。

・E-A-Tはランクファクターではない
・E-A-Tの単語は「検索品質評価ガイドライン」に135回登場する(つまり、めっちゃ大事にされてる)
・GoogleはE-A-Tの詳細を語るのを極端に嫌がる
・2018年に申請されたGoogleの特許で、Webサイトの専門性と権威性を測るためのものがある
・構造化データを用いてE-A-Tを高めることができる

これまた小難しいので、簡単にサマると「E-A-Tは抽象概念で、ランクに影響する直接的な指標がこれであるとは言えないが、とにかく大事。E-A-Tを高めるためには、著者や運営元企業をマークアップする構造化データなどが役に立つ」って感じです。

■SEOのエキスパートを目指すために最適

SEOのエキスパートを目指すための方法が書かれていました。

個人的に共感が大きかったのが下記になります。

・検索エンジンの仕組みを理解する
・Googleの品質評価ガイドラインを読む
・チェックリスト信者にならない

「検索エンジンの仕組みを理解する」にては、最低でも下記の図にあるプロセスを理解することは重要でしょう。

GoogleがURLを発見してから、検索結果に出すまでのプロセスを丁寧に理解していることで、特に大規模サイトにおいては課題特定がしやすくなります。

「Googleの品質評価ガイドラインを読む」では、まあSEOが結構好きな人は読んでみるといい気がします。

英語で200ページくらいあるので、マジでしんどいですが去年一読しました。ぼちぼち参考になること書いてあります。

そして、「チェックリストに頼らない」ですが、エキスパートになる上では結構大事なんだろうなと思いました。

SEOは基本的に何が順位に影響するのかの答えがありません。

だからこそ、答えを自分で探しに行くことができることがエキスパートの条件だと思います。

上記で紹介した検索エンジンの仕組みや品質評価ガイドラインの内容(つまりGoogleが目指している検索エンジンの理想の形)を理解した上で、検索結果を見て、なぜ競合サイトの方が上位にランクインしているのかの確度の高い仮説を出すことができるのが本物のSEOエキスパートだと思います。

僕自身、まだまだ道半ばなので改めてエキスパート目指して頑張りたいと思いました。

まとめ

今週のWeekly SEOは結構コアなSEOの話が多く、初心者の方には少し難しかったかもしれません(ごめんなさい)

SEOは非常に奥が深く、追求すればするほど沼にハマるけど面白い分野です。

何か一つでも「なるほど!」と思える内容が提供できていたら嬉しいです。


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