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コロナ禍にわかるSEOの重要性 - Weekly SEO(2020/5/25週)

SEOおたく(@seootaku)です。

先週のnote作成に3時間溶かしたとお伝えしましたが、今週は6時間溶かしました

ただ、前回の "Weekly SEO" に、たくさんの感想やコメント、中にはサポートしてくださった方もいたので、今週も頑張ることができました。感謝です。

それでは参ります。

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【2020年版】9つのSEOベストプラクティス

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参考:9 SEO Best Practices That You Should Follow in 2020

よくある内容ですが、SEO観点を抑える上ではコンパクトにまとまりの良い記事でした。

・検索意図に沿ったコンテンツを作る
・タイトルとディスクリプションをクリックされるものにする
・画像最適化
・ページスピード最適化
・内部リンク最適化
・UXを意識する
・URLにキーワードを含める(日本ではしなくてOK)
・権威性のある被リンク獲得にフォーカスする
・長文コンテンツを作成する

どれも基本的なことなので割と理解はしている方が多いかと思います。

唯一面白いなあと思ったのが、「長文コンテンツを作成する」です。

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文章量と相関するものが、PV、被リンク数、シェア数だと書かれています。

以前Twitterでシェアした内容ですが、シンプルに順位にも寄与しているというデータもありました。

因果相関にうるさい人は、

「文字数が多くて、何かの指標がよくなるから、順位が上がるでしょ?」

と言いがちですが、中間因子がわかっても、わからなくても、やることは「文字数を書く」に落ち着くので、そこを紐解きにいくことは不毛です。

「文字数多いとSEO的に〜」は、批判されがちですが、個人的にはかなり重要だと考えています。


【2020年】SEO外部施策完全版

Backlinkoさんから最高のまとめが出ました。

2020年のSEO外部施策では、下記が重要とのことです。

1. 被リンク
2. ソーシャルシグナル
3. E-A-T
4. 指名検索
5. サイテーション

参考になった情報をいくつか。

■指名検索を増やすためにYouTubeをやれ

Second, a lot of the people that see your videos will search for your brand on Google. That’s because YouTube doesn’t make it easy for people to visit your site from YouTube.

YouTubeからWebサイトへの遷移は簡単にはできません。

そのため、YouTubeを見た後に「ブランド名」をGoogleで検索してWebサイトにやってくる人は多いそうです。

YouTubeのこの使い方は意識していませんでしたが、面白いですねー。

■他のサイトで利用される画像を作れ

インフォグラフィックが被リンク獲得に効果的であることはよく言われます。

ただ、シンプルな画像でも場合によっては有用です。

Backlinkoでは下記の画像をデザイナーが作成し、その結果多くの被リンクを獲得できたといいます。

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引用:Backlinko

↑まさにこんな感じで。

統計データでも画像でもインフォグラフィックでも、多くの人が情報元として利用できる素材を提供することが被リンク獲得観点では重要ですね。


2021年以降にCore Web VitalsがGoogle検索のランキング要因になる

今週のSEOニュースで一番大きなものはこれでした。

・Core Web Vitalsがランク要因になる(2021年以降)
・導入の6ヶ月前にはアナウンス

具体的には、下記の3つの指標がランクシグナルに組み込まれるそうです。

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▼LCP(Largest Contentful Paint)
ブラウザがビューポート内の最大の視認可能な要素をレンダリングするまでに要する時間
▼FID
ユーザーが最初にページを操作したとき(リンクのクリックやボタンのタップなど)から、ブラウザがその操作に応答するまでの時間
▼CLS
読み込みフェーズにおけるページ レイアウトの移動量

まずは、Google Search Consoleの「ウェブに関する主な指標レポート」をチェックしてみましょう。

それぞれの指標を読み解き、対策を実装するのはWebに明るくないとかなり難しいです。

私の方でも、読み解き方や対策方法を調査しますのでまとまったタイミングで共有できればと思います。


CTRの重要性

強調スニペットに表示されたURLはその検索結果の一覧に表示されなくなったことで、結果として検索トラフィックが減少していたことを先週お伝えしました。

今回はそちらで紹介した記事の第二弾です。

その昔、検索結果の1位~3位が一貫して2桁のCTRを獲得していた時代があった。しかし現在では、検索1位でも10%のCTRを達成できれば上出来だ。いや、今回の調査を終えた今、強調スニペットで8%も達成できれば満足だ!

これまでは順位ごとのCTRがぶれることは少なかったですが、SERPsに多様性が出てきた現在では、CTRは順位ではなくSERP Featuresに左右されるようになりました。

SERP FeatureについてはMoz Castで確認できます(SEOの先輩 @YB9ball に教わりました)

最近、動画を検索結果画面で見るなあ、みたいな感覚を定量的に示してくれます。

↓動画がSERPs Featuresに出てくる割合。5月のアプデで伸びましたね。

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MOZ CAST Google SERP Feature Graph
教えてくれたSEOニキ:@YB9ball


コロナ禍にわかるSEOの重要性

コロナ禍によって、多くの企業が広告宣伝費を大幅にカットしていますが、世の中の検索需要が減っているわけではありません。

つまり、従来リスティング広告などへ流れていたトラフィックは、オーガニックに流れやすくなっているため、きちんとSEOチャネルを育てていれば、このパンデミックでもビジネスをなんとか保つことができているでしょう。

SEOは、短期的に成果が出る類のマーケティングチャネルではありませんので、投資判断をするのは確かに難しいです。

しかし、一度育ててしまえば、有料広告とは違いコストをかけなくても一定数のカスタマーを連れて来てくれるチャネルになります。

パンデミックの今だからこそ、SEOへの投資を検討してみても良いかもしれません。


SEOフレンドリーなURL構成の作り方

引用元:How to Create SEO-Friendly URLs (Step-by-Step)

ちょっとマニアックかつ、日本だとあまり重要度は高くないかと思いますが、個人的には意識したい箇所なので要点をまとめます。

・HTTPSを利用する
・本当に必要な場合のみサブドメインを利用する
・覚えやすいドメインを利用する
・適切なTLDを利用する
・サイト構造を示すためにサブフォルダを利用する
・必要な数だけサブフォルダを利用する
・URLに日付を入れない
・可能な限りパラメータをつけない

2つだけピックアップして詳細に。

■HTTPSを利用する

Webサイトのセキュリティを強化するために、常時SSL化はマストです。

ほぼすべての人がサイト立ち上げ時にやっているので問題ないかと思いますが、最近になってSSL化してるのに、「保護されていない通信です」ってURL欄に出るようになりませんでしたか?

混合コンテンツの可能性が高いです。

サイト全体が HTTPSになっていても、画像などの一部コンテンツがHTTPである場合に「保護されてない通信」と表出するようになります。

対処方法はいくつかありますが、Google公式だとSSL Insecure Content FixerというWordPress のプラグインを利用して、HTTPのコンテンツをHTTPSで読み込むように置き換えることが推奨されています。

もし自分のサイトを見て、「保護されていない通信」の表示が出ている場合には検討してみてください。

■適切なTLDを利用する

TLD = トップレベルドメイン(.comとか.jpとか)

Googleは、TLDはSEOに関係ないって言い張ってますが多少なりともあるよねってのが、それなりにSEOをやってる人たちの意見かと。

実際に、noteが ".mu" から ".com" にTLD変更をしたことでかなりコンディションを伸ばしたのは記憶に新しいです。

基本的には、".com" を取っておけば間違いないでしょう。


Googleアラートを利用した被リンク獲得

地味だけど大事な施策でした。

1. Googleアラートにブランド名(ブログ名)を登録
2. リンクなし言及がされたら連絡してリンクを貼ってもらう

何年も前に公開した記事に対してリンク設置の連絡をもらっても無視しそうですが、直近公開したものに対してだったら張り替えてもいいかなってなりますよね。

被リンク獲得はコツコツですね。

↓Googleアラートはこちらから


SEOで使える情報70選

利用価値の高い情報と、そのソースがまとまっている最高の記事でした。

・滞在時間をGoogleはランクアルゴリズムに利用している
・完全一致のアンカーテキストは未だに順位寄与する
・モバイルのCTRはデスクトップのCTRの50%程度
・12.3%の検索クエリに対して強調スニペットが出現している

何か施策を検討する際などに、参照したくなるソースですね。

まとめ

今週は、インプットすべきSEO情報が多かった週に感じました。

特に、Google公式の「2021年以降のCore Web Vitalsをランクアルゴリズムに組み込む」の発言については要チェックですね。

今週も、「もっとこういう情報が欲しい」「ここをこうした方がよくなりそう」などの感想やフィードバックがあればお待ちしております。


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