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オズのお宮参り報告

オズのお宮参りを済ませた。生後一カ月までは基本的には外出させない方がいいこと、それを過ぎても季節が真夏で外出が危険だったこと、神主さんとスケジュールが合わなかったこと、等々の理由で少し遅めになったのだけれど、ひと段落だ。

お参りしたのは僕の地元の小さな神社。仙豆の時もお世話になった場所。丘の上の、地元の人しか知らないような密やかな場所にあって、神主さんが父の知り合いで、仙豆の時には名前をすごく褒めていただいて個人的にも印象が良くて、前日までの雨予報が完全にハズれてもくれたという感じで、理想的なお宮参りになった。良かった。

3年前の仙豆の時を思い出す。とりあえずここまで無事に育ってよかったと思う。子供が育つのは、当たり前のようで全然当たり前ではないから。僕の両親とお義母さんが3年前と変わりなく元気で集まれたこともありがたい限り。今回は叔母ちゃん(母ちゃんの妹さん)も参加してくれて仙豆は大喜びだったし、仙豆の時に比べて「二人目の余裕」が母ちゃんにあり、全体的に明るく楽しいお宮参りになって、言うことなし。

神主さんがそれは美しい声で祈りを捧げ始めたちょうどその時、やや季節外れのツクツクホウシが一匹、鳴き始めた。神主さんの祈りに自然が反応したのかなと、らしくない想像をしたりした。そういうちょっとしたアクセントは、大切な記憶をより印象的で美しいものにしてくれる。ツクツクホウシさん、本当にありがとう。

オズは仙豆と違って外でも堂々と泣くという大した赤ん坊なのだけれど、今回はなんとか大泣きすることもなく、静粛を保って乗り越えることができて一安心。あれこれ思い返すに、完璧なお宮参りだったのかもしれないと思う。なぜか母ちゃんだけあちこち蚊に刺されてしまったことを除けば。

済ますことを済ませた後は、僕の実家へなだれ込み、準備されていた美味しいお寿司をありがたくいただいた。仙豆の大好物は「いくら」。贅沢者め。いつか家族で北海道旅行行って、いやってほどのいくらを食べてほしいぞ。

家族の行事って、面倒だなあと思う気持ちがゼロではないんだけれど、終われば必ず、やって良かったと思う。家族みんなのお陰。面倒に思う気持ちをゼロにするくらいの努力は、僕もしなくては。

次の家族行事はお食い初めになるのかな。そして離乳食。からのBCG注射。注射の跡が落ち着くまで一カ月とかかかってしまう。オズがんばってくれ。診察室が壊れるほどの声で泣くんだろうけれど、そこは遠慮せず思う存分泣いてくれていいから。

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