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2023年富士ヒル初参加 ボロボロ雑記(16)

富士ヒルの参加レポは、日々の努力・トレーニングが結実した皆様の、
輝かしいレース結果を拝見する機会が多いですが、
本シリーズは「やっちまったよ初参加」タイプのズタボロ参加雑記です。


◆初の富士ヒル試走⑦

(1)富士急ハイランドバス停へ戻る

富士スバルライン料金所を過ぎたところでミラーが吹っ飛んだその後、
当日と同じようなルートをたどってみようと、富士山麓公園まで戻る。

高速バスの時間もあるので、
結局公園には寄らずにそのまま、道沿いに下っていった。

一般道だがそこそこの下り勾配のため、
速度が出てしまうのを、かなり意識して制限した。
もう有料道路内でもないんだし。
途中、アスファルトにボコっと大きく陥没しているところを通ってしまい、
「パンクしたか!?」
とヒヤッとしたが、大丈夫だった。
流石はGP5000。

道については、行きと同じ道を通ったので、迷うことはなかった。
そうして、
達成感と安堵の中、無事
富士急ハイランドの高速バス、バス停へ着くことが出来た。


(2)平日夕方の新宿へ

さて、バス停へ着いた後はあまりゆっくりしている時間はない。
そそくさと、輪行準備にとりかかる。
普段から、自宅で保管する時も
住宅事情から、前後輪を外して室内に持ち込むため、
解体は迷わずにサクサクと出来る。

問題は、大型サドルバッグの横揺れ防止のためにサドル後方に着けている
「スタビライザー」
を着けたままで、縦型輪行袋のファスナーがきちんとしまるように
うまく配置してホイールもくくりつけられるか。
時間との闘いになったが、残り数分を残しなんとかパッキング終了。

下山用に追加で着たサイクルパンツ(防風長ズボンジャージみたいなやつ)
などは、もう脱ぐのも面倒になり、そのまま着ていくことにした。

そうこうしているうちに、高速バスが到着。
トランクルームに自転車を載せさせて頂きたい旨伝えて
トランクルームのドアを開けてもらったが、
トランクルームはガラガラだった。
平日の日中帯はそんなものなのかも知れない。

そんなこんなで、
富士山五合目までロードバイクで登るという
初めての体験をひっさげて、
一路、都会の喧騒の中へとバスはひた走るのでした。


(3)新宿からは自走で帰宅

一時間半くらいバスに揺られて、バスタ新宿へ戻ってきた。
時刻は18:30頃になっていて、あたりは暗くなっていた。

自走準備していたら、あたりは暗くなっちゃった

平日の帰宅時間帯。
そんな時間帯に輪行で帰宅出来るわけはない。
自宅までの約20kmそこらは自走で帰宅するしか手段がない。

よっぽど自走できないくらいにヘバっているようだったら、
終電近くまで待てば多少はマシかも知れないが、
翌日は仕事のため、そんなに待っている余裕もないため、
ここは自走一択。
あとは帰宅するだけなので、ゆっくりでも自宅にたどり着けさえすれば良いのだ。

問題は、大きなリュックを背負わないといけないことくらいか。
以前、なんだかんだで8kg~9kgくらいの荷物を背負って
ロードバイクで50kmくらい走ったことがあるのだが、
それはもう、腰が痛くなって大変だった。

なので、なるべく重たい荷物で
大型サドルバッグに詰め込めるものはとにかく詰め込んだ。
背負うリュックに入れる荷物は、
体積が大きくても、軽ければまだマシなのだ。

そんなこんなで、
平日の新宿をロードバイクで出発。
普段、新宿なんてロードバイクで来たことないので、
これまた新鮮な体験なのでした。


(4)ミラーが無いのがこんなに不便だとは・・・

新宿から千葉方面へ向かう。
もちろん初めて通る道。
私の愛用しているサイコン「Garmin Edge 130 plus」は一般的な
地図を表示してのナビ機能は無い。

事前にアプリ等で引いたルートデータを転送しておけば
簡易的なmap表示で簡易的なナビだけはしてくれる機能のみ。

なので、ナビには頼らず、
なんとなくで進み、たまに迷ったら
停車してスマホで地図を確認する、という感じ。

そんなこんなで都会の道を走行していると、
いつにもないくらい違和感がある。
「初めての道だから」
ということもあろうが、それだけではない。

普段はある、「ある物」が無いための違和感であった。

ミラーがねぇ!
折れちゃったからミラーがねぇよー!

この時、普段いかに自分が走行時、
ミラーから補助的に情報を仕入れながら走っているかを痛感した。

路上駐車の車両を避けるとき?

ノンノン。
それよりももっと多用している場面があった。

普通にキープレフトで走行している時。

  • 後続車両はいるか。

  • 後続車両はどのくらいの距離にいるか。

  • 前方の信号が赤に変わりそうだが、このまますぐに速度を落としはじめても大丈夫そうか。(後続車に追突されないか)

  • 「停止」のハンドサインを出す必要がありそうか。(赤信号時、追い抜きをせず、前方の車の後ろで減速・停止する意志を明確に伝えるため)

普段はもはや意識していないが、
結構な頻度でミラーから情報を仕入れていたことに、
このミラーなし&リュックを背負った走行で思い知った。

そりゃ、最後は耳と目視確認。
それはミラーがあろうが、なかろうが怠ることはない。
マスト。

だがしかし。
ボクたかし。

同じレーンを走行している後方車両についての情報を、
結構な頻度で補助的に仕入れるのには、ミラーはかなり有用なのだ。
サイクリングロードを走行する時もそう。
目視での直接確認アクションの前の、事前情報ってやつ。
使えるやつなのだ。ミラー。
(格好悪いのは、そうですけどね・・・)

◆参考(自分のnoteですが)

ふう。
そんなこんなで、普段のライドより神経を使い、
やや余計に疲れつつ、
なんとかかんとか自宅にたどり着きました。

思えば、
朝早くに出かけてから、高速バスでの輪行移動、
富士スバルラインで富士山五合目まで登り、
そして戻ってきて、新宿から自走で帰宅。

一日で結構なことを体験してきたものだなぁ、

心地よい疲労と満足感に包まれて眠りにつくのでした。

ーーー続くーーー


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