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2023年富士ヒル初参加 ボロボロ雑記(23)

富士ヒルの参加レポは、日々の努力・トレーニングが結実した皆様の、
輝かしいレース結果を拝見する機会が多いですが、
本シリーズは「やっちまったよ初参加」タイプのズタボロ参加雑記です

◆2023/06/03(土)受付当日 ホテルまで


(1)出発の朝

いよいよ受付当日の朝。
寝たのが遅かったこともあり、
また、高速バスの予約時間を後ろ倒しに
変更していたこともあり、
わりとゆっくり目に目覚めた。

遅い朝食(兼、昼食)を取り、
時間を見計らって
まずは、宿泊予定のホテルへ電話連絡
チェックイン予定時間を過ぎてしまう事が確実であった上、
高速バスを利用するだけに、
前日までの大雨等の影響で
この先も定刻通りに到着出来るかどうか、
わからないと思ったからであった。

さーせん

諸般の状況も汲んでくださり、
「問題ないので、お気をつけてゆっくりいらして下さい」
的なあたたかいお言葉を頂戴し、
ひとつ、胸を撫で下ろした。

さぁ、あとは出発だ。
この先、自転車を抱えての移動が待っている
自宅を出発する前に、
しつこいくらいにトイレを済ました。
まあ、とはいっても出る時にしか出ませんが。


雨が止んでくれていた

いよいよ自宅を出発の時。
外を見ると、路面は濡れていたが、
雨自体はあがってくれていた。

「これはありがたい!」

出発時間を後ろにズラした甲斐があった
最寄駅で、まず輪行袋へのパッキングをする予定なので、
雨が降っているのと、降っていないのとでは、
苦労と気持ちが雲泥の差なのだ。

そして、家族に見送ってもらいながら
「とにかく楽しんでくるよ」
と、自宅を出発した。

ロードバイク趣味は、わりとお金もかかるし、
家庭を持つオッサンの趣味としては、
家族の理解、協力がある程度ないと成立しないことも多かろう。
その点で私は恵まれている方だと思う。


(2)自宅→最寄り駅まで

背中に一つリュックを背負い、
もう一つのリュックはお腹側に。
そろりそろりと走り出した。
が。

う!
リュックが両方でかい。

リュック2個。これをお腹側と背中側に。

お腹側のリュックがペダリングの邪魔になる上、
微妙にズリ落ちてきて、イマイチ安定しない。
一旦停車し、リュックを下ろす。
ハンドルとステムらへんにリュックを載せてみて、
また、そろりそろりと進む。

「これ、人通りがあるところじゃ無理じゃね?」

荷物が、2つのリュックが共にデカすぎる。

「アホや。
 アホウの所業や。」

最終的には、仕方なく押して歩く事にした。
雨が止んでくれていたから良いものの、
もし雨の中だったら更に大変だったと思う。

スライドドアタイプの大きめのタクシーだったら、
輪行袋に入った自転車を乗せてもらえたりするのだろうか?

はたまた、
家族に荷物だけ、タクシーで駅まで運んでもらうとか?
うーむ。

時間がないよー

そんなこんなで、ようやく最寄りの駅へ到着。
徒歩移動も相まって、
予定の高速バスの出発時刻まで逆算すると時間がない!(汗)

路面のなるべく濡れていない所のうち、
あまり邪魔にならなさそうな場所を選び、
急いで輪行バッグにパッキング開始。
雨自体は上がっていたが、
路面が濡れていた影響で、
ロードバイクも少し汚れたので、
マイクロファイバータオルで軽く拭く。

試走の時と同じく縦型の厚手輪行バッグをチョイスしたが、
ヘタクソな私は、
縦型は何度やってもファスナーがうまく最後までしまらなかったり、
立てた時のバランスが悪かったり、
エンド金具はこれで本当に大丈夫なのか!?
とか何度も気になってしまったり。

なんだかんだで、パッキングにも手間取ってしまい、
結果、見事に目的の電車に乗り遅れる
次の電車には乗れたが、14:15バスタ新宿発のバスに間に合うだろうか。。


(3)最寄り駅→新宿駅へ


輪行移動開始~

乗車してすぐに到着時刻を調べる。

乗った車両は、輪行ゆえ
なるべくご迷惑にならぬよう、先頭の車両。
新宿駅に着いた後の、
新宿駅→バスタ新宿4Fまでの移動を考えると
あまりにもギリギリ過ぎる。。
仕方なく、スマホアプリから
乗車予定のバス予約を15:15発車予定の便へ変更。

(2階建のバスはトランクスペースの狭さから(?)
 そもそも運行会社側で輪行自体がNG。
 そして、トイレ無しバスは私自身が心配なので候補から外していたら
 結局、約1時間後の便になってしまった 汗)

ここでまた1時間のロスである。
14:10バスタ新宿到着。
「結果的には、ギリ乗れたかもなぁ」
とも思ったが、
何事も無理はよろしくない。
あと一歩遅かったなぁ、、、

雨が止んでくれたので、
駅構内を移動しなくてすんだ

(4)バスタ新宿→富士急ハイランド バス停へ


そして15:15
ようやくバスに乗ったが、
この時点では倒木と土砂流入の影響で、富士ヒル開催決定がなかなか出ず。
リアルタイム検索で富士ヒル参加者さんのつぶやきをウォッチしていたら、
 ・台風の影響で新幹線が激混みとか、
 ・ホームが人で溢れかえっていて、新幹線に乗れずに泣く泣くDNSとか
のつぶやきを見かけた。

すいている電車ですら、
輪行は気を使うし大変なところがあるのに、
人が溢れかえる中、ロードバイクを持っての移動、
混雑の中、物理的にも進むに進めないもどかしさ。

サイクリストのモラル的にも、
安全上の問題的にも、
混雑する電車での輪行が基本NGなのはわかっているが、
この日のために一年間頑張ってきた人であれば、
悔しさもひとしお。
さぞかし無念であったことかと心中察して余りあるところ。
その点比べれば、電車は比較的空いていて
新宿から高速バスに座って富士に向かえている私は、
これまた恵まれた輪行組であるのだろう。

私の記憶ではこの日の午後、
台風、大雨後にも関わらず、
高速バス自体は定刻通りに運行していたように思う。
これは、表には見えてこないが、
裏で尽力してくれている方達がきっといたのだろう。
ここに感謝の意を表したい。


(5)富士急ハイランドバス停→ホテルへ

高速バス 富士急ハイランド バス停

16:55頃、富士急ハイランドバス停へ高速バスが無事到着。
早速、ロードバイクを組み立ている、輪行サイクリストさんを数名発見。
私の到着時刻はまあまあ遅い時間帯のような気がするが、
この後も、もしかするとバス輪行組が到着するのかも知れない。
後続のためも早くスペースを空けなければ。
そして何より私もさっさとエントリーに向けて動き出さねば。

そんなこんなで、
急いで組み立てて一路ホテル(カプセルホテル)へ。
ホテルは富士急行線(電車)の駅の近くにあるのだが、
高速バスのバス停と、駅の間に「富士急ハイランドの駐車場」があるので、
本来であればぐるっと迂回しないとならないくさい。

だがしかし。
ボクたかし。

富士急ハイランド 入り口前

宿泊予定のホテルのWebサイトに、
ショートカットして通れるルート案内が乗っていたので、
その道を通ってみる。
そのショートカットルート。


赤いルートが通れるらしい

途中ゲートみたいなのがあったり、
警備員室の前とかも通るもんだから、
「本当にこの道通って良いんかいな!?」
と、ビクビクしながら通る。

おっかなびっくり通っていると、
あらま。
本当にショートカットできた。

ほどなくホテルに到着。
すぐにエントリーしに外出予定のため、
ロードバイクは分解せずにサイクルラックにとめた。
17:15チェックイン。
そして、ここでようやく
富士ヒルクライム2023の開催が正式決定したことを知ったのだった。


ーーー続くーーー


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