母親に「お前は猿だ」って言われた話

お久しぶりです。さかなです。
浪人したら時間があるからたくさんブログ書けるな~と春に思っていた自分ですが気づけば12月。
なんと今日で予備校の通期授業が終わってしまいました。
浪人生にとって時が流れるのは早いものです…

今日は中学生の頃母親に言われて心に残っているある言葉について。

お前は猿だ

中学受験で近所の中学を一校だけ受験して見事に散った自分は地元の公立中学に通うこととなり、受験に失敗した劣等感から入学と同時に塾に通い、内申点をとらなければと思い大して運動もできないのに陸上部に入部した。

ただ元々スペックの高い中学生でなかった自分が運動部と週3の学習塾の両立などできるはずもなく中2の半ばになるころには自分の模試成績はどん底に、部活でも全く結果が出せずにいた。

そんな中部活でもめ事があり、嫌になった自分はある決断をした。
「部活をやめよう」

それを母親に告げた時、今でも鮮明に記憶に残っているある言葉を怒鳴りつけられた。


「お前はいつも嫌なことから逃げて楽な方へ楽な方へと逃げようとするクズだ。そんなヤツは人間じゃない。
『お前は猿だ』」

自分はサルなのか。ただ思い返してみれば、小学生のころもロクに勉強せずにゲームばかりして、中学生になっても中途半端に部活と塾に行くだけの生活。逃げてばかりの毎日。そんな自分が嫌になった。本当に自分はサルだと思った。

結局自分は最後まで部活を続け、納得いく結果を残すことができた。
一歩人間に近づけたのかなって思った。
残されたのは受験勉強。本気で打ち込んだ。
修学旅行の新幹線でもずっと英単語を読んでいた。

結局、自分は高校受験に落ちた。

悔しかった。自分は併願で受験していた某大学の付属高校に通うこととなった。
その高校からは難関と言われている大学にエスカレーターで進学することができた。
サルの自分にその選択肢はなかった。
嫌なことから逃げ続けるサルとしての毎日はもう御免だった。
入学式の帰り道に地元の本屋で数Ⅰの青チャートを買ったのは今でも忘れない。

高校3年間。必死に勉強した。大学付属校であったから授業は受験勉強にとって全く使い物にならず人一倍勉強時間が必要だった。
高3の2学期は毎日朝の4時まで勉強していた。

そして自分は今年の大学受験に落ちた。

浪人することとなった。悔いはなかった。
嫌なことから逃げず5教科7科目と正々堂々戦った自分はもうサルではなく立派な浪“人”になれたと思った。

今日で予備校の授業が終わった。
正直辛かった。けど嫌なことに本気で向き合った。

お母さん。僕はニンゲンになれたかな。



ここまで読んで下さった方。ありがとうございます。今後も受験までこんな感じのぼやきを不定期で上げていこうと思うのでよろしくお願いします。


夢の見過ぎと馬鹿にされた少年が 夢を掴む物語を 見事な逆転劇をこの手で巻き起こせ 見せつけろ

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