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スモールビジネスはじめるなら「勉強」が先か「実践」が先か?

いかんともしがたい「外部要因」によって、人を集めての「イベント開催」が出来なくなって早2ヶ月が過ぎました。

イベントオーガナイザーを始めて2年。

これまでコツコツ積み上げてきたものが全て崩れ落ちたかのようで、当初はとてもショックでした。

しかし、嘆いていても何も始まりません。

おっかなびっくりの弱腰ではありますが、私も「オンラインイベント」なるものを開催してみることにしました。

この記事では「スモールビジネス」を始める際に「勉強」が先か「実践」が先かについて、「オンラインイベント初体験」を通じて自分なりに考えたことを書かせて頂きます。

「スモールスタート」でやってみる

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ちょっと話がそれますが、SNSのプロフィール欄で「起業に向けて勉強中」と書かれている方をよく見かけます。

もちろんビジネスへのアプローチは人それぞれで正解はないと思うので、そういった方を批判するつもりなど毛頭ありません。

しかし私自身にかぎっていえば、「勉強期間」は設けずに、小さくてかまわないので即「実践」することにしています。

もともと臆病な性格なので、なにかを始める際に必要以上に調査に時間をかけ過ぎてしまい、結局実現しなかった経験がこれまでに多々あったためです。

それらの失敗からどんな「小さなビジネス」でもよいので、実際にお客様に「体験して頂けるサービス」を、なるべく早い段階で「形」にしてしまうよう心がけています。

「オンラインイベント」をやってみた

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今回の「オンラインイベント」への挑戦も、くよくよ悩むよりまず「実践してしまおう!」と決心しました。

もちろんこれまで私が開催していたのは「リアルイベント」のみで、「オンラインイベント」に関するノウハウなど何ひとつありません。

「リアルイベント」を初めて主催した際もそうでしたが、私の場合はまず「無料イベント」から始めます。

なぜ「無料」にするのかというと、「無料イベント」なら多少ダンドリが上手くいかなかったとしても許してもらえるからです。

それどころか私の必死な姿勢が伝わるためか、その後「有料化」してからもずっと応援してくれるようなリピーターさんになって頂けるというありがたいケースもあったりします。

もちろん、そんなお客様の優しさに甘えてはいけないので、「無料」といえども全力で取り組ませて頂きます。

「無料」イベントの経費は授業料

イベントを開催すると結構出費があります。
「無料イベント」とはいえども、主催者側はちょこちょこお金がかかるものです。

たとえば、フードイベントなら材料費、場所代、交通費。
ランニングやハイキングのイベントなら調査費、オンラインイベントならZoomの利用料金etc...

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私の場合、それらは自腹で払うことにしています。

なぜなら、通常は何かの知識や技術を得るような場合、学校に通ったり、教材を購入したりするものですよね?

私の場合はそれを「実践」を通じて学んでいます。

つまり「経験」こそが「教材」や「授業」で、発生する「経費」は「授業料」であり「教材費」であると考えてます。

「実践」で得られる知識はユニークで貴重

「実践」を通じて学んだ知識は机上のものと違う「生きた情報」だと思います。

例えば先月のオンラインイベントで、「お家でカフェのドリンクメニューを作ろう!」という趣旨のイベントを実施しました。

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参加して頂いたお客様に今後やってみたいことをお伺いすると、以下のリクエストを頂きました。

「家でチャイティーも作ってみたい!」

「ノンアルコールカクテル(モクテル)にも挑戦してみたい!」

「自由に外出出来るようになったら、一緒にカフェを巡る友達が欲しい」

お客様の生の声はいつもユニークで、こちらが予想もしないような情報が含まれています。

「モクテル」なんて単語がこの世にあるなんて、このイベントでお客様にお聞きするまで私は知りませんでした。

これらは自分ひとり机の上で考えていても得られなかったものです、今後のオンラインイベントへのそのまま活かせる大切なご意見です。

また、在日外国人に向けた「ハイキングアプリのオンライン講習会」では、自らの英語の発音の未熟さを思い知らされることになりました。

リアルイベントではジェスチャーや地図を指さしたりして、なんとなく伝わっていたものが「オンライン」では全く通用しないことがわかったのです。

これらもリアルイベントでは意識しなかった(あるいは知っててもスルーしてた)、私にとって大事な「気づき」となりました。

まとめ

「勉強」はもちろん素晴らしいことだと思います。
しかし私は「実践」は「勉強」より優れていると考えています。

なぜなら「実践」すると決めた以上、期日までになんとか必要な知識を集め、とりあえず一定レベルまでに仕上げないといけません。

つまり「実践」は「勉強」も兼ねていると思うのです。

たとえ最初はつたない運営でも、「実践」を重ねるうちに次第に馴れてきて「プロっぽく」なってきます。

また開始当初に苦労している様子を見守ってくれたお客様は、「ずっと応援してくれるリピーターさん」になってくれる可能性があります。

そして「実践」したことで得られる「独自な知識」は、有効な「オリジナルコンテンツ」となり、その後の活動の「強力な武器」となります。

もちろん経費がかかってしまうというデメリットはありますが、そこから得られるメリットと比較すると、開始当初の「赤字」なんて微々たるものです。

もし今現在、「副業」や「起業」をお考えの方で、かつての私のように「勉強ばかりでなかなか動き出せない」方がいるのなら、まず「無料のスモールビジネス」から始めてみてしまうのはいかがでしょうか?

この世に「完璧な人」がいないように、はじめから「完成されたビジネス」なんてないと思います。

失敗やお客様の声を反映し、トライ&エラーを繰り返すことで競争力のある「オリジナルコンテンツ」が完成します。

私は今後も「実践」を通して、よりユニークで独自性のあるサービスを世の中に提供できればと考えています。

以上、ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

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