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小杉湯となりで叶える「おひとりさま時間」

杉並区・高円寺の老舗銭湯「小杉湯」のとなりに位置する、会員制シェアスペース「小杉湯となり」。

会員さんが感じているとなりの良さを発信できたら、もっと多くの人に魅力が伝わるのでは?
このnoteは、そんな会員さんの声から発足した現役会員さんへのインタビュー企画です。
第3回目に取材したのは、小杉湯となりを自由に使える部屋の一部のように活用いただくまみさん。会員歴は3年10ヶ月です

20-30代のコワーキング利用の方が多いと思われがちな小杉湯となりですが、40代以上の会員さんもいらっしゃるんです。

まみさんのお話を通じて、「小杉湯となりって、こんな楽しみ方もできるんだ!」と発見があること間違いなし!ぜひ、最後までご覧くださいね。

\このnoteは、こんな人におすすめです/

✅自宅と職場以外に心地良い居場所が欲しい方
✅銭湯のあるくらしがしたい方

二世帯同居で20年。ひとりでのびのびする時間が欲しくて訪れた「小杉湯となり」

ー小杉湯となり(以下、となり)に入会したきっかけはなんですか?
まみさん: 元々銭湯めぐりは趣味のひとつで、2020年に初めて小杉湯に行って、SNSでとなりを知りました。
20年ほど荻窪に住んでいて、義母、旦那さん、息子の4人暮らし。常に家族といる状況なので、のびのびできる場所が欲しくて入会を決めました。
入会を希望した当時は会員になる前に面談があったんですけど、小杉湯の佑介さんに入会理由を話したら、「その使い方は想定していなかった!」とびっくりされていましたね(笑)

ーご家族が家にいらっしゃるからこそ、おひとりでゆっくりできる場所を探されていたんですね。たしかに、他の会員さんの入会理由をお聞きしていると、仕事や友達作りなどの理由が多い気がします。
まみさん:となりに入る前はネットカフェや図書館に行っていたけれど、朝から開いている場所は限られていたんです。
SNSでとなりを知った瞬間、「なんでもっと早くなかったの〜」と思いました(笑)

趣味は銭湯と落語。となりで生まれた新たなつながり
ー先ほど、銭湯が趣味とお話されていましたよね。となりに通うようになって、変化はありましたか?
まみさん:となり会員になって小杉湯に行く頻度も増え、街中で会った小杉湯の常連さんから話しかけられることは増えました。
急に話しかけられると、びっくりすることもあるんですが、顔を見たら安心できる間柄ですね。家がある荻窪よりも、街中で声をかけられる頻度は高いです。

あと、私は落語が趣味なんですけど、となりの3階で浴衣を着て落語を見に行くこともあります。

ーまみさんが私服から浴衣に着替えて階段を降りて来られたときは「わ〜!」とテンションが上がりました。20代の同世代だと、落語に詳しい人はなかなかいません。
まみさん:実は、以前となりの大学生アルバイトの子と落語に行ったことがあるんですよ。
大学の授業で落語のレポートを書かなければいけないと言っていたので、「寄席(よせ)、行ってみる?」と聞いたことがきっかけで一緒に行くことになって。切符の買い方や入り方をレクチャーしました。

ーそんなつながりも生まれていたんですね。他に、となりでお気に入りの場所・過ごし方はありますか?
まみさん:3階と2階の畳が好きです。1階にいる会員さんの声を聞きながら過ごすのが心地いいですね。
2階では、昼寝をしたり、ラジオが好きだからJ−waveを聞いたり、次はどの落語に行こうかなと番組表を見たりしています。

あと、人が作ったごはんを食べられることがうれしいです。
いろんなレシピを研究しているスタッフさんがいたり、毎回どんなメニューか楽しみなんです。

湯上がりに、軒先での生ビールが至福の時間

ーとなりで、好きな時間はありますか?
まみさん:土日の朝風呂のあとですね。平日だったら、夕方会社と家に帰るすきま時間に、小杉湯に入って、上がったあとに生ビール!となる時間が好きです。

ーたしかに、まみさんが生ビールを美味しそうに飲んでくださる姿、お見かけします!
まみさん:軒先で、絵が描かれている壁を見ながらビールを飲めるのがいいんです。「ここ、ビアガーデンじゃん!」とテンションが上がっています(笑)

この前、銭湯上がりにちょっと買いに行くのも面倒くさいから、つまめるものがあったらうれしいなとスタッフさんに話したんです。
そしたら、ナッツと韓国海苔を常備してくれるようになり、「やった〜!」と喜びました。

ただ1つだけ…。ナッツの塩気がなくて、そこだけ惜しかったです(笑)

ー次は塩気のあるものを買っておきます…!!(笑)

この場所には、スタッフと場を育み、共に作っていく関係性がある

ーまみさんの思う、となりの魅力はどんなところでしょうか?
まみさん:付かず離れずの関係性があって、肩書きなく日常会話ができるところですかね。苗字やあだ名しか知らないけれど、みんなと対等に話ができる。高円寺でこんなに知り合いが増えるとは思わなかったです。
そして、私自身、役割を持っている人が近くにいて、それをサポートするのがちょうどいい気がしています。

ーまみさんは、スタッフのことをいつも気にかけてくださいますよね。土曜日の朝、日替わりカレンダーが更新されていなかったら、そっと当日の日付に変えてくださったり。
まみさん:入会当初は、特に若い人たちが頑張っている様子が見えたんです。この場を一緒に育てている親目線の感覚でした。
以前、スタッフさんに「りんご剥ける?」って聞いたら、「やったことありません」って。
じゃあ一緒に練習しようって、となりにあったりんごを一緒に剥いたこともありましたね(笑)

ーまみさんの普段のやさしさが滲み出るエピソードだ...!最後に、となりを訪れたことのない方へ、メッセージをお願いします。
まみさん:直接、となりを見にきてほしいなとお伝えしたいです。
今はこの場所が必要なくても、いずれ必要となったときに、こんな場所があると知っておいて損はないと思っています。

ーまみさんらしい、となりの楽しみ方をお聞きできた気がします。ありがとうございました!


小杉湯となりは、仕事をするための作業やコミュニティづくりだけでなく、自分の自由時間を確保することを目的に使ってくださる方がいらっしゃいます。
会員さんは年代関係なく過ごしていて、自分の望む使い方でとなりを使っていることが、今回の記事で伝われば幸いです。

そして、まみさんのように、となりをともに育ててくださる会員さんが本当に多いんです。
となりにいる全員でその場を快適なものにしていく雰囲気があり、銭湯におけるゆずり合い精神が根付いているのかなと感じています。

最後に

直接、となりを見にきてほしい!
この思いは、企画運営をしている私たち銭湯ぐらしも、まったく同じ気持ちです。

まずは、最短1時間単位で、となりを体験いただけるドロップインをぜひご利用ください。

2024年4月から土日限定で開始したドロップインですが、4月は50名を超える方々にご利用いただきました。
すでにリピートして来てくださる方、小杉湯上がりの1時間にお昼寝でご利用いただく方。
銭湯のあるくらしがさらに広がっている姿を見ることができ、大変うれしいです。

ドロップインの詳細はこちらからご覧ください。

スタッフ一同、みなさんのお越しをお待ちしています!


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