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「完全にバブルでした」。歌舞伎町の無料PCR検査屋は、この夏、どれだけ儲かったのか? 

 最近、新宿のPCR検査屋の行列を見かけなくなりました。7月とか8月はしょっちゅう目撃していたのに。コロナの第7波も終息したからかしら?

 漠然と頭に浮かんだのは、

 PCR検査屋の儲け

 です。

 今年の初め頃より、都内の多くのPCR検査屋では“無料”が謳われているわけですが、それは別にボランティアをやっているわけじゃありません。みなさんもご存じのとおり、無料のPCR検査には、役場から、1件にいくらの、補助金がおりています。

 東京都の場合、その金額は以下。

<1万2千円/1件>

 つまり、この金額から検査にかかる費用を引いた数字が、PCR検査屋のアガリです。

 ただ、こんなふうに行列を見かけなくなったってことは、その儲けもガクンと減っているだろうと想像するわけですが…。

 そこで、わたしはさらに頭を回しました。

 じゃあ、どんだけ減ったのか? というかむしろ気になるのは、7月とか8月はどんだけ儲かってたのか、ってことです。

 ツテを辿り、歌舞伎町近辺のPCR検査屋のスタッフのSさんに会いました。

 Sさんは開口一番

「アホほど儲かりましたね。もちろん、うちだけじゃなく、どこも完全にバブルだったはずです」

 バブルっすか。興味がソソるじゃないですか。

 具体的にうかがい、2022年の夏の歌舞伎町の一つの現象として、このnoteに記録しておきましょう。

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