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いかなる出来事にたいしても


 「いかなる出来事にたいしても悲しんだり不服をいだいたりする人間はみな屠られる子豚がじたばたして叫ぶのにも似たものと考えるがよい。また寝床の上でひとり黙して我々の不幸を嘆く人間もこれに似ている。さらに思うべきは、ただ理性的動物のみ自分の意志をもって出来事に従うことが許されているが、他のあらゆるものは単なる服従を強いられているということである。」(マルクス・アウレーリウス(121-180)『自省録』第一〇巻、二八、p.201、[神谷美恵])


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