見出し画像

【ぼざろ】ぼっち・じゃ・ないが!映画観てきた【劇場総集編後編】

劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!後編の感想文です。
新カットもありましたがあくまで総集編なので、基本的にネタバレもクソもないと思って書きます。
それでも読みたくないよ!という方はブラウザバックしてください。

前編主人公後藤ひとり

 劇場総集編前編のスタートは後藤ひとりの第0話的な立ち位置から始まり、劇場総集編用に書き下ろされた新曲月並みに輝けからスタートします。

 だから前編は紛れもなく後藤ひとりの物語であり、第8話でギターヒーローとして仲間である結束バンドの窮地を救うヒーローとして描かれた物語「ぼっち・ざ・ろっく!」までを描ききったことからも、主人公は後藤ひと
り、ヒロインは伊地知虹夏という解釈で間違いがない。

後編主人公喜多郁代

 一方で、本作では視点を少し替えて、喜多郁代視点を中心として物語が進んで行きました。

 事実冒頭は、TVアニメ本編には無かったカットからスタートします。喜多郁代が、ギターケースを背中に抱えた少女(後藤ひとり)を校内で目撃する視点からのスタート。
 これはTVアニメ第一話で描かれていなかった喜多郁代視点のお話であり、背景のお話ですよね。

 そこから話は飛びー他方で視聴者の世界線では時間が巻戻り前編終盤へ-、結束バンドのSTARRYでの初ライブでの「あのバンド」を披露するアウトロへ場面転換します。

 喜多郁代の視線は終始客席には向けられず、後藤ひとり(以下ぼっちちゃん)に対して向け続けられる。

 ぼっちちゃんの窮地を救うソロプレーに、バンドメンバーも会場も温まり、私達視聴者も上映開始5分足らずで新楽曲として、TVアニメ版ではカットされていた幻の3曲目(ドッペルゲンガー)をOPテーマとして聞くこととなります。

 もうこれが完璧な入りで。没入感をいきなりMAXまで持っていってくれる演出でした。
 私みたいな凡人は、「前編で幻の3曲目が聴けると思っていたのに、ちょっと残念」とレビューしていた気がしますが、制作陣には本当にぼざろの解像度が恐ろしく高い人がいるのでしょうね。

 喜多郁代が脳を焼かれたぼっちちゃんの演奏から物語を始め直せば、後編で幻の3曲目をオープニングに充てることができる。
 更に喜多郁代の視点で物語を紡ぎなおすことができる。

 後編は喜多郁代の成長譚であり、後藤ひとりへの片想いが成就するラブストーリーでもあると私は思います。
 それは性的な意味合いではなく、Respect的な意味合いでのラブです。

 そんな感情に対するアンサーソングのような形で、楽曲『星座になれたら』は、まさしくぼっちちゃんから喜多郁代へのラブソングとして完成されています。

 ぼっちちゃんに隠れて練習をする喜多郁代の成長が垣間見える、文化祭ライブ本番。
 ぼっちちゃんに思わぬアクシデントが発生し、山田リョウが言うところの「トラウマ」を皆に負わせてしまう可能性があったぼっちちゃんの窮地を見事救うのが喜多郁代でした。

 喜多郁代をはじめとする結束バンドの面々が初ライブでギターヒーローに窮地を救ってもらった事の意趣返しのように、ぼっちちゃんの窮地を喜多郁代という第二のギターヒーローが参上し救うのです。(リズム隊もそれを察知し、即座にソロプレーに合わせるファインプレー)

特製ドリンク『リョウ』。
私は虹夏のコースターが当たったのですが、
友人Aが私の推しがリョウだと知ってくれていたので交換してくれました。
ちなみにAの推しは喜多ちゃんです。
かき混ぜるとこんな感じ。猛者は友人と2人で来ていたように見受けられたのに、
全種コンプを目指したのか6杯注文してました。糖尿なるで

 それもただ救うのではないんです。

「みんなに見せてよ。本当は後藤さんは凄くカッコいいんだってところを・・・!」

 そういってあくまで自分はまだ繋ぎ役までしか務められないと分かっている演奏で、ぼっちちゃんへバトンタッチします。

 それでもぼっちちゃんをひとりぼっちには決してしないぞという確固たる信念を感じ取る事の出来る演奏と、演奏後保健室での会話。

 やーエモい。前編で見せ場ほとんど使い切ったと思っていたのに、こうも上手くまとめきられると後編としても限りなく完璧に近い。

期待を裏切らないRe:Re:、裏切ってほしかったループ&ループ

 劇場総集編のサブタイトルが、前編がRe: 後編がRe:Re:だった以上、ED曲があの曲になることは自明でした。

 なので大本命Re:Re:で〆るというのは、大団円で間違いが無かったです。
 
 それにしたって、アジカンが全面協力をしてくれなければ、このアニメ自体が存在を否定されてもおかしくない作品なんです。

 それでもアジカンは本作を許容してくれ、TVアニメ版では「転がる岩、君に朝が降る」をぼっちちゃんがカバーする形で〆ています。

 だけど、だけども私はループ&ループが聞きたかった・・・!それかアフターダークが聞きたかった・・・!

 これはもう私のワガママの世界です。作品として完璧な閉じ方をしてくれましたけど、いずれどのような形でも構わないので、結束バンドにアジカンのカバーアルバムを是非とも出していただきたい・・・!

 そう願わずにはいられない本作でした。


 ああミニアルバムが待ちきれねえよ!連休最終盤である8月14日がくるのは怖いけど、1日でも早く届けてくれよAmazonJapan。
 願わくばクロネコヤマトで届けてくれ。ヤマトなら我が家は決まって午前中に来てくれる。
 日本郵便だと夕方。佐◯はもはや何時か不明な上に、常駐する人間がいるのに不在票投げ入れていくので私は信用していない。

 運送屋ガチャも当たってくれ!そして11月3日のライブビューイングもプレ抽選申し込みました!そちらも当たっててくれ!おねげえしますだ!

一週目来場者特典は、おまけマンガで主演を務めた二人が当たりました。
友人Aは虹夏&喜多ちゃん。
ふたりとも推しが当たって良かったね。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?