自分勝手アニメ史 part1 ニチアサ

一切下調べしたりせず、自身の記憶のみを頼りに自分が見てきたアニメを振り返っていこうと思います。その為現実とは異なる場合が多々あろうかと思いますが、これは私の『思い出』のお話。何卒ご了承をば。

ニチアサアニメは新潟県の少年少女を救った

たこやきマントマン 

 今でこそ日曜の朝、見られるアニメは『プリキュア』のみとなってしまったが、私が幼少の頃は神アニメの宝庫だった。

 時系列はハッキリとしないが、一番早い時間帯では6時半からやっていたアニメがある。
 その中で最も好きだったのが、『たこやきマントマン』だ。オープニングがキャッチーだったのもさる事ながら、作品としてのまとまりも良かったと思う。

 印象としてはアンパンマンと戦隊ヒーローの融合という荒業的な作品。おばちゃんが焼いていたたこ焼きが、突如ヒーローとして生を受けることに。
 レッド、ブルー、グリーン、ピンク、イエロー・・・?の5色だったと思う。
 
・紅ショウガアツアツブラスター!(赤の必殺技)
・おかかフラーッシュ!(ピンクかイエロー)

 だけ覚えている。敵がどんな奴らだったか全く思い出せない上に、アンパンマンでいうところのジャムおじポジションのおばちゃんとたこ焼き戦隊の面々しか思い出せない。
 この記憶力の無さで一番面白かった!と書ける自分の根性に我ながら感心している。

クラッシュギア

 7時台は私の中では一択だ。クラッシュギアである。JAMが歌うOPも勿論だが、玩具販促アニメの王道を突っ走った作品として、私の脳裏に鮮明に刻まれている。
 私より上の世代だとミニ四駆なのだろうが、私は断然クラッシュギア派だ。といっても玩具は買わなかったが。
 玩具販促のお決まりである後継機乗り換え(パワーアップイベント)は、男の子が燃える鉄板!

 ガルダイーグル→ガルダフェニックス
 レイジングブル→レイジングブリット

 と、ギリギリ覚えられそうなカタカナを付けるネーミングセンスも光っていた。

 何よりこのアニメのハチャメチャなところは、自走するマシンをリングに投げ入れて、地形のギミックに合わせて戦わせる試合方式なのですが、相手のマシンをリングアウトにするか走行不能にさせれば勝利という、中々現実の玩具では完全再現し辛いアニメだったのだ。

 そして主人公の無双っぷりもヤバかったんです(笑)今でいうなろう系主人公の「また俺、何かやっちゃいました?」を毎週見せられる感覚。
 でもそのお約束とも言えるプレイングが私達の少年心をくすぐってきたんです。

 アニメ中盤までは、主人公が勝っているイメージはあまりないんですよね。なにせ主人公君は落ちこぼれという設定。何歳か上のお兄さんが「天才」と呼ばれていたのですが、不慮の事故で亡くなっていたか再起不能になってたと思うんですよね。

 しかし、物語中盤からチート級の必殺技を編み出します。それはリング上空の風を掴み、その気流に乗せる投法「シャイニングソードブレイカー」でガルダイーグルやガルダフェニックスをリングに投げ入れます。

 こうするとどうなるかというと、まず投げ方が異常な程長いです。コマのように自身が回転し、その回転を推進力に変え・・・ればいいんですが、確か一度決めポーズのようにピタッ!と止まってたような。
 そしてジャンプしてギアを投げ入れます。今にして思えばあれはバンクだったんでしょうね(笑)
 リング上空を翔け抜けて回転しながらリングインするガルダイーグル。相手のギアはもはや眼中に無いというレベルで、2~3分はガルダイーグルが飛び続けるのを見せられるんじゃなかったかな。
 処刑用BGMのJAMの挿入歌もかかり、「シャイニング!ソード!ブレイカー!」と主人公が言い放った際には、既に相手のマシーンはリング外は弾き飛ばされているという。

 要するに投げ入れる時点で勝敗が決まっているレベルのチート必殺技なんですよね。
 でも子供って勧善懲悪とかのお決まりが好きなんでしょうね。大人になるにつれて、はいはいいつものいつもの・・・と冷めた目で見てしまうようになるのは、我々の目が肥えたからなのか、或いは純真な心をどこかに置いてきてしまうのか。

 ちなみに私は当時からお決まりというものはそれはそれで楽しんでいたが、勝敗が分からないほうが楽しめる人間だったので、味方チームの紫の子が好きだった。名前は全く思い出せないが、外国のお爺さんかお婆さんを持つクオーターみたいなキャラだったと思います。

 その後続編も作られたはずで、ガルダイーグルからガルダフェニックスへの後継イベントは、確かシャイニングソードブレイカーの多用によるガルダイーグルへの負荷がかかり、無惨に壊れてしまって兄貴の機体と受け継ぐ~とかそんな感じだったような気がします。

 いやもう完全にうろ覚えっすけどね。(たこやきマントマンより幾分かマシ程度)


 とにかくニチアサは多くの田舎の少年少女を救ってくれる大切な枠だったのです。

 思った以上に長くなってしまったので、8時台アニメはまた今後振り返られればと思います。

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