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旧いカメラからのレンズ取出し OLYMPUS PEN D2

オークションで落としたOLYMPUS PEN D2
OLYMPUS PEN D の露出計がセレン光電池からCd S にグレードを上げたもの。
1964年9月の発売で、当時の価格は15,800円とのことなので、令和5年の消費者物価指数から算出すると現在の75,000円ほどでしょうか。

コンパクトで造りもなかなかいいカメラで、とてもきれいな個体だけれどシャッターが故障していました。
このカメラもフイルムを縦半分に使うハーフサイズカメラなので、撮影範囲のフイルムとAPSサイズのセンサーはほぼ同サイズ。
分解してレンズだけ取り出し、nexマウントで使えるように改造していきます。

飾り文字のデザインがよい

改造は難しくはない方ですが、多少削ったりが必要でした。

レンズシャッター式なので、まず、バルブ開放にして固定します。

Amazonで購入したM42マウントからnexマウントに変換するスリムアダプターに、取り出したレンズはほぼぴったりとはまります。
無限遠を出すために、2箇所の引っかかりが生じる部分だけ、マウントアダプターをリューターで1ミリほど削りました。
レンズとマウントアダプターの固定は、金属用の接着剤を使用。溶接レベルの強度が出るらしいので、軽量なレンズには十分のはず。

元のカメラの筐体に埋没してた部分がむき出しになるので、1ミリ厚のプラバンでカバーを作った。
レンズは 32mm f1.9
おさまりがよい組合せになった

作例

故障したレンズ固定式のレンジファインダーカメラから救出したレンズが、しばらく使ってなかったSonyのNEX6を再び活躍させるようになりました。
小さくて持ち出しやすいことは、やはりとてもいいことだと痛感します。

OLYMPUS PEN D  F.Zuiko 32mm f1.9 改

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