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占いが当たる人・当たらない人(後)

前回のnote「占いが当たる人・当たらない人(前)」の続きです。

さて続きを書く前に、私の「占い」というか「ホロスコープ」に対する心持ちを述べておきたいと思います。

私にとってのホロスコープは、天体の位置や動きから起こる事象をフラットに予測する気持ちで読んでいます。ここにプラスαをすると「利益」という色がつきます。

同じホロスコープでも読み方が全く別になる。

大御所のお二人を引用して恐縮なのですが、月占いのkeikoさんと、筋トレの石井ゆかりさんは同じホロスコープを見ても全く違う文章です。


12月19日から始まった山羊座金星の逆行で比較してみましょう。

keikoさん

「過去の引き寄せ現象」。別れた恋人との復縁を望むなら、めったにない宇宙からの運命の巻きなおし支援が受けられる機会といえるでしょう。また気になっていながら疎遠になっていた相手がいるなら恋愛でもビジネスでも再度縁を引き寄せられる運に満ちている期間です。金星逆行が始まるこの日は、奇しくもふたご座で満月。縁を復活したい相手へとつながるコミュニケーションパワーはまさに最大値!
keiko的Lunalogy  より

石井ゆかりさん


双子座の満月。木星と調停。金星は今日から逆行開始。
「マンタン」感がすごい。物事がここで大きく満ちて、ピークを越えて、乗り越えていく。目標には2つの面がある。ひとつは、目指している間、憧れている間、ずっと輝いて見えている面。もう一つは、目標を達成して初めて見えてくる面。ここにこないとわからないことがある。
石井ゆかり 毎日の占い より

言うまでもありませんが、keikoさんは天体の動きを「利益の動き」と捉えており、石井ゆかりさんは「心の動き」と捉えています。

どちらが良い悪いではなく、これは好みかな?と思います。

「ここが開運ポイントなんだ!」と思える人は前編でもお伝えしたように「当てに行く人」です。keikoさんのような読みで天体=開運ポイントという見方で経験と実績を積み、更に「利益重視」の占術を良しとしていきます。

また逆に「当てにいかない人」にとっては、石井ゆかりさんの読みは「ちょっと辛いこともあるけど、これでもいいんだ」という安心の元に。逆に「利益重視」の文体は疲れてしまって目が泳いでいる、、、という事になるかもしれません。

ニンジンで走れる人と走れない人がいる。

このように、同じ占いでも「向き・不向き」があります。

ご褒美未来重視型

「占いが当たる!」や「神社参りで御利益アップ!」
ニンジンで走れる「ご褒美があると燃える」
さすが〇〇さんだから出来ること、などなど他人からの誉め言葉も受け取り上手ですし、その言葉を経験値として上乗せしていけるご褒美未来重視型。

欠点穴埋め型

「占いが当たらない」や「良いことを言われると逆に不安になる」ニンジンがぶら下がっていても走らない「先の未来よりも今を知りたい」
自分の良い所よりも、悪い所を知った方が未来の改善に繋がるという欠点穴埋め型。

地面に穴があったとしたら、前者は飛び越えていくのに対して、後者は土を持ってきて埋めるタイプ。こうなると、占いが当たることが良いか悪いか、ということではありませんね。単純に問題への対処方法が違うだけです。

じゃあ、良い結果を信じない人は占いも信じないのか?というと、それも違うはずです。苦しい時、悲しい時、誰にも助けを求められない時にふと見た占いの一文に救われたという経験は誰にでもあるはずです。

ただこれが「占う側」と「占われる側」で食い違いが生じると、良くない結果になります。

「占う側」がご褒美未来重視型で、「占われる側」が過去欠点穴埋め型の場合。

「占う側」の前向き思考にその時はついていけるかもしれませんが、一人になって考えた時に「呑気な言い方だったなあ、もっと本質に踏み込んで欲しかった」と怒りがわいてくるでしょう。

「占う側」が過去欠点穴埋め型で「占われる側」がご褒美未来重視型の場合。

「なんでお金払ってるのにこんな暗くなることばっかり言われなきゃいけないの?」という終始嫌な気持ちで鑑定を終えるかもしれません。

「占いを活かしたい」時に大事なのは「ものごとを同じ視点で受け取っている人に見てもらう」という事です。5センチの段差を同じ感覚でとらえられる人、とでも言いますか。

ご褒美未来重視型の人同士なら、相乗効果で更にジャンプしていく勇気を貰えるでしょう。過去欠点穴埋め型の人同士なら、自分の抱えている不安を分かち合ってくれた安心感から自分のペースでも良いんだという安心感が生まれるでしょう。

自分に合った占いを読むことが大事。

ここからはホロスコープ観点で述べていきます。
占いには大きく二つの流れがあるとお伝えしてきましたが、じゃあ私はどちらが合っているのだろう?と感じた方も多いかと思います。これは「どう生きてきたか」がとても深く関わっているので、太陽星座・月星座だけでは判断できない部分です。しかし、ここはホロスコープのnoteなので敢えて分別してみました。違うという方は勿論「あなたの感覚が一番正しい!」ので、それに従った方が良いでしょう。

未来ご褒美重視型の占い師さんに観て貰ったほうが良い星座


・うお座 いて座 ふたご座 おひつじ座
「なんとなく、きっといいことがある!」
不確定要素に燃える希望拡散型。

・おうし座 おとめ座 やぎ座 しし座
「リターン品がわかってるから安心です」
減るけど戻る安定ふるさと納税型。

欠点穴埋め型の占い師さんに観て貰った方がいい星座


・おとめ座 てんびん座 みずがめ座
「そんな事言ったって目の前の問題片づけてからだろ」
重機持ち出し現場工事型。

・かに座 さそり座 やぎ座
「そもそもそのエサが本物かどうかもわからない」
未来どころか現在をも疑う徹底リアリスト型。

さてさて、如何でしたでしょうか。

時代の大きな転換期を迎えて、占いを参考にするという方も増えているのではないでしょうか。せっかく関わりを持つのなら、自分が疲れない方を選択した方が良いのではないかな、と思いこの記事を書きました。
1年くらい前から書きたかったことなので、ようやく~です。皆さまの生きやすさに少しでも貢献できれば幸いです。

ちなみに私は自分では冒頭でも述べたように、開運という視点で読んではいません。どちらかというと「欠点穴埋め型」だと思っています。石橋を叩いて壊して渡らない。。。それが私。皆さま今年も宜しくお願い致します。


つちのと

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