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信州戦争資料センター展示会集成

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信州戦争資料センターは、およそ5,000点の戦時下実物収蔵品を生かすため、毎年テーマを定めて、それに沿った資料を選りすぐって展示しています。近年は長野県内だけでなく、遠くは北海道…
運営しているクリエイター

#デザイン

信州戦争資料センターの展示会ポスターや出版物が、長野県内のデザイナーでつくる「長野ADC」で表彰されています!

 信州戦争資料センターという名をつくるきっかけになった、10年前、ちょうど戦後70周年にあたった2015年の初めての展示会でした。この時、図録を発行したいと思い、行きつけの画材屋さんに「若手のデザイナーを紹介してほしい」とお願いし、出会ったのが現在の事務局長です。  デザインを引き受けるにあたって、中の人の家を訪ねてくださり、さまざまな戦時下の実物を見せながら3時間近く熱心に話し合い、納得できたと引き受けていただけました。この際、中の人がお願いしたのは表紙を「戦争の本とは見

2016年9月、第2回展示会「戦争×デザイン展」開催ー雰囲気の良い場所でしたが分かりにくくて…

 信州戦争資料センターは2016年9月2日ー4日、第2回展示会「戦争×デザイン展」を開きました。前年の展示会は1937(昭和12)年から1945年の戦争の時代を幅広いモノと証言でお伝えしましたが、ここでは戦時の「デザイン」を主題として選びました。  開催場所はライブなどにも使われていて、もともとは酒屋の倉だったのを改造したスペース「ギャラリー花蔵」でを選びました。日程は、9月2日午後2時ー6時、3日午前10時―午後6時、4日午前10時―午後3時と、なんとか中の人が会場にずっ