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信州戦争資料センター展示会集成

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信州戦争資料センターは、およそ5,000点の戦時下実物収蔵品を生かすため、毎年テーマを定めて、それに沿った資料を選りすぐって展示しています。近年は長野県内だけでなく、遠くは北海道… もっと読む
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#国策紙芝居

初の本格的な対外活動は散々ー独自展示会前史・その1

 信州戦争資料センターを名乗って有志で展示会を開き始めたのは、戦後70年に合わせた2015年からですが、初めての本格的な対外活動となったのは、前の年の2014年8月13日、長野市内で開かれた30回目の「長野空襲を語る集い」でした。元々、収蔵品を死蔵しておくつもりはなく、何らかの形で生かしたいと思っていたこと、集いの事務局からの誘いもあったことで、展示と戦時下の防空指導の紙芝居実演を行うことになりました。  集い自体は、終戦2日前の1945(昭和20)年8月13日に現在の長野