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信州戦争資料センター展示会集成

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信州戦争資料センターは、およそ5,000点の戦時下実物収蔵品を生かすため、毎年テーマを定めて、それに沿った資料を選りすぐって展示しています。近年は長野県内だけでなく、遠くは北海道…
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#展示会

2024年も展示会「戦争だ! 女、子供も!ついでにビールも!展」開きます

 2024年も8月13日から8月18日まで6日間、JR長野駅から歩いて10分ほどの好立地、長野市のギャラリー82で恒例の展示会を開きます。今回で8回目、新型コロナ下での2年のお休みを入れると、今年は展示を始めて10年の節目となります。お盆の時期に重なっていいやら悪いやら分かりませんが、都合の付かれる方はぜひお越し下さい。  今回は「戦争だ! 女、子供も! ついでにビールも! 展」と題して行います。戦争となると、使われるのは大人の男だけではありません。女性も、学生も、子どもも

2022年「第6回展示会ー戦争トイウ流行」戦時を利用して大はしゃぎしていたのが、ますます戦争を後押しして

 新型コロナの流行がようやく収まりかけてきた、2022年、3年ぶりに7回目の展示会「戦争トイウ流行」を8月9日から8月14日まで6日間、ギャラリー82で信州戦争資料センターと公益財団法人八十二文化財団の主催で開きました。いつものごとく、入場無料でした。また、基本的に展示会場の展示物は撮影可能としてきたのが、当方の展示会の特徴です。  太平洋戦争で敗北し、軍隊が解体されるまでの大日本帝国では、軍隊が庶民の身近な存在でした。日清、日露の戦役で勝利し、そのたびに領土を広げて帝国主

2018年「第4回展示会ー戦時下の信州教育展」開催。当時の学生を写真を中心に紹介し、AIの色付け写真にも挑戦

 信州戦争資料センターは、第4回展示会「戦時下の信州教育展」を2018年8月1日―8月19日に長野市の長野駅からほど近い、ギャラリー82で開きました。  前年のギャラリー82での展示「信州と戦争の時代展」の評判が良かったということで再び声をかけていただきました。これ以後、八十二文化財団と信州戦争資料センターが主催し、夏ごろギャラリー82で展示会を開くスタイルが続くことになります。  ちなみに、展示内容に関しては信州戦争資料センターに全面的にまかせる、開催時期や時間はギャラリ

2015年7月、初の展示会「人が語るモノが語るー信州と戦争の時代展」を開催

 他の方の戦時企画におじゃまして得た経験を生かし、自分が伝えたいことを伝えられるような独自の展示会を開く気持ちが固まり、2015年が敗戦後70年の節目であることから、構想を練り始めました。まずは展示会場です。適度な広さで会場価格もお手頃で、人も来やすい場所として、さまざまな人の助言を頼りに、長野市の善光寺近くの中央通り沿いにある「かんてんぱぱ門前ギャラリー」で交渉することに。  相談に行ったところ、展示内容が分かるように社長に説明できるよう、企画書のほか、ブログを作ってほしい