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泉温(温度)の基準

今回はお湯の泉温(温度)について解説させていただきます。

泉温の基準は 出来れば50度はほしいものです。

これも地域によって異なり、北の方では寒さもあり53度になったりもします。

泉温は55度を超えるものはそう多くは無く、超えるとすると大分県鉄輪温泉のように100度に近い場合があります。
この温度の高さに拘る理由としては、この高い温度が下がった43度のお湯はパワーを感じるからなのです。

しかし源泉の泉温が低かったり引湯により温度が下がると加温しなければなりません。

加温のためには月額50万円かけたり、湯量が多いと250万円かかる湯宿もあると聞きます。

これも全く勿体ないことなのと、何より加温することでお湯が本来持つパワーが無くなることとなり、それほど泉温(温度)は大切なことなのです。

さらに湯遣いとしての温度は、 季節や天候を見ながら湯守がバルブの微妙な加減で調節をするのですが、

夏は少し低めの42度や、冬は少し高めの43度にしたりと微妙な加減で調整するのです。

そこで注意するのがお湯を張ってからの時間で、時間が経つとお湯のトゲトゲしさが無くなってお湯はまろやかとなるので、

時間を見て少し温度を上げたりと温度は館主の思いやりなのです。

湯守人 Kentが源泉の泉温(温度)の大切さについて解説させていただきました。

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