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温泉場はアジール?

今回は温泉場が「アジール」となった成り立ちと温泉との関わりについて解説させていただきます。

映画「テルマエ・ロマエ」でもローマの戦士が温泉で傷を癒しているシーンがありますが、

国内外でもその当時から温泉場や湯治場は戦争している両国が侵してはいけない「聖域」だったようです。

アジールとは「平和領域」「避難場所」を意味し、無法行為を禁じている中立地のことを言います。

戦争中でも温泉場や湯治場を「アジール」とした背景としては、

地下から自然現象として湧出する温泉が、心身の様々な症状を改善して治癒することへの「畏怖の念」からなのではないかと考えられるのです。

そしてそれにより両国間の保護状態としての「アジール」が誕生したのではないでしょうか。

その戦争中の傷痍軍人の手当てを担っていた温泉療養所が、

後の赤十字発足の精神に繋がったと本で読んだことがあります。

つまり温泉地は平和の象徴?とまでは言わないとしても、

温泉に癒されることで穏やかな気持ちになり、相手を労わる気持ちが生まれることには間違いありませんね。

湯守人 Kentがアジールとなった温泉場について解説させていただきました。

いつも私の記事を読んでいただきましてありがとうございます。
今後はアトピー性皮膚炎と尋常性乾癬の調査に時間を割きたいために、
しばらく記事の投稿はお休みさせていただきます。

お詫びに上記の記事は有料とさせていただいておりましたが、オープンとさせていただきました。


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