今日の人生

人生に寄り添う本

『今日の人生』

益田ミリ(著/文)
発行：ミシマ社
四六判 縦18mm 横12mm 厚さ1mm 240ページ

名もない感情や見えにくいもの
わすれがちなことを描く天才のミリさんが
描く「今日の人生」

とりたてて振り返るほどのこともなく感じて
何てこともなく、とりとめもなく
今日は何してたんだっけな・・・
とちょっとしょぼんと思うような毎日だって
書き留めていくと
そこにはいつか光が当たってる。
時間はだれにでも平等に
やさしくて、ゆるやかに見え方をかえてくれる。

最近、子供たちが寝静まったあと
お風呂にもう一度浸かりながら
ひそかにこれを読むことが好き。
そして他愛ないことを思い返したくなって
私の今日の人生を浮かべて書いてみる。

なんてことない毎日にハイライトを。
「今日の人生。」
そう最後に書くだけで
なんとなくどんなことでも
ちょっとしまる事に気づいて
書くことが楽しくなった。
やっぱりミリさんは天才だと思った。