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英会話とAIで英語能力は飛躍的に上げられる(かもしれない)

そういうわけで英会話の話でして。しかし世の中も便利になったもんです。昔は駅前留学と言ってNOVAなる英会話教室が幅をきかせていましたが、今なら自宅にいつつ、何千人という講師の中から自分に合う講師を探せるので、もはやNOVAなんぞメじゃないですね。

さておき、英会話の何が良いのかについてなど話していこうと思います。

英会話が英語能力を飛躍的に伸ばせる理由

まず英会話というのは、英語で会話することですが、非常にアタマを使います。何故アタマを使うのでしょうか。それは次のような理由からです。

正しい文法、語法が嫌でも身につくようになる

たとえば自動詞と他動詞の区別。仮定法。比較。この辺は椅子にどっかり座って、配られたプリントに従って英訳するだけでも十分に難しいのですが、英会話では瞬時に出てこないといけません。例えば、何かの記事や課題について意見を求められたときに、

「私がもし彼の立場だったら、同じ事をしていたと思います」
「私がもしアメリカに住んでいたら、~~をしていたと思います」

みたいな文章はしょっちゅう言いますよね。日本語でも仮定法は知らず知らずのうちに物凄く頻繁に使っています(日本人にとって、日本語で仮定法を使うのはあまりに簡単すぎて、全く印象に残ってないだけです)。例えば、

「私なら~~するけどね」

みたいな文。これも立派な仮定法です。

英会話をやっていると、「えっ!?仮定法ってこんなによく使うのか!」と驚きますね。でも仮定法ってややこしいでしょ?時制は?have p.p.とhad p.p.はどこに置く?would?could?助動詞の後は原形?……とまぁ、ヒジョーにややこしいですね。これも英会話をやりまくっていると自然に出てくるようになります。

あと、当たり前と言えばそうですが、自動詞と他動詞の区別も頻繁に遭遇します。describe, explain, discuss, このあたりが他動詞なのは絶対押さえておかないといけません(describe about~は不可!)。ま、そんなん知ってるよって人も多いかもしれませんが、座学では分かっていても、ある程度高速で喋っていると「ポロッ」とボロを出してしまうモノです。

そして比較。これも使いますねぇ。この間は「先進国では野菜の方が肉よりも高価なことがある」みたいな表現をしました。more expensiveでもいいですが、強調表現を使ってeven more expensiveと言えるとカッコイイと言えるでしょう。多分。

それから使えなくて困ったのが助動詞+have+p.p.の表現。「あのときああすべきだった」みたいな表現ですね。これも覚えておかないといけないでしょう。

細かいところで言えばused to / be used toの違いなんかも、なんだか座学では何回やっても覚えられないのに、英会話で使っているとすぐ慣れるようになります。

リスニング能力が上がる

まぁそりゃそうでしょ。という感じですが、自分が発音できるものは聞き取れるようになります。特に会話の要点が分かるようになります。例えば「あ、今この人は自分の意見を言っているな」「こういう意見なんだな」「あ、今度は私に質問しようとしている(疑問詞が来た!)」みたいな。なので、取りこぼしが少なくなり、集中力が上がり、疑問詞を聞き逃さなくなります。

英語を喋るハードルが低くなる

「口をついて英語が出るんです!」なんて言うけど、確実にそれに近くなります。黙っていても英語能力は上がらない。学んだことを実践に生かして、それで初めて英語は完成します。仮定法を学ぶのは良いことですが、問題を解くだけではなく、実地で使って初めて英語は学習できたと言えるんですよね。なので英語を喋ることは大事だし、そのハードルが日々の英会話で低くなるのなら、素晴らしいことです。

英会話を始めた頃は三十分前ぐらいから緊張していましたが、今はレッスン3分前から「あーあー」と適当に発声練習して、レッスンに入ると即・英語モードに切り替えることが出来るようになってきました。

復習しなければ英会話は学習にならない

しかしながら英会話はそれ単体では英語能力を上げるものではなく、復習とセットでしなければ学習にはなりません。つまり「言いっぱなし」「聞きっぱなし」では学習にならないということです。今日言えなかった表現を明日言えるようになるというのが一番大事。この復習のプロセスこそ英会話能力を飛躍的に向上させる要点だと言えるでしょう。

じゃあ、言えなかった表現は次回どう言えば良いのでしょうか。そういう時は……DeepL先生ですね。

言えなかった表現はDeepLに聞こう

例えばこの間、「この一年間で英語は上達しました」と言いたかったのですが、「一年間で」がクセモノでした。さて皆さんはどう訳す!? After one year ですか?何を基準にAfter?時の基準点を決めずにAfterを使うのはなんか変な感じがしますね。BeforeもDuringも違う気がします。はいDeepL先生!!答えはIn this one yearでした。なるほどね。

そういう感じで、「言えなかった表現」を「DeepL」(だけじゃなく、一応ググったりしていろんな意見を読みましょう)で確認して、次回以降に使えるよう暗記するのが英会話の復習方法です。暗記ですよ!暗記!表現は暗記して自分のデッキに加えましょう。

さらに、「こういう表現を考えたんだけど、間違ってないだろうか」という時に使うのが、「DeepL Write」。

このDeepL Writeを使うと、自分が使っている英語の正確さが分かります。「あ、この表現試してみたいな」「でも通じるか分からない」のとき相談できるのがDeepL Write。オススメです。

ニュアンスの違いはChatGPTに聞こう

英語のニュアンスの違いはChatGPTが一番正確です。例えばなんですが、

help 人 to do(原形)
help 人 do(原形)

の違いはどうでしょうか。Googleで検索した結果だと、「差はある」という意見がたまに出てくるのですが、ChatGPT先生は「差はない。toを付けるのは冗長」とズバリ答えてくれました。これ、ネイティブの意見と一致しています。他にも色々質問を投げましたが、ネイティブの意見と毎回一致するのでビックリです。凄いですね。

他にも、「この英文は正しいですか?」みたいな質問にも答えてくれます。ここが文法的に間違ってるよと指摘してくれるのでとってもありがたいですね。

英会話→DeepL→ChatGPT→英会話→DeepL→ChatGPT……のサイクルで英語能力は飛躍的に伸びる

はい、もう結論がこれですね。まず英会話をして、出来なかった表現をDeepLで聞いて、DeepL Writeで文法を確認し(冠詞ヌケや時制エラーなどを発見し)、細かいニュアンスはChatGPTに聞き、その表現を覚えて次の英会話に生かす。このサイクルを高速で回すことによって英語能力は飛躍的に伸びます。特に英会話を挟むことで「使った経験」が生まれるので、単語も表現も忘れにくくなり、もはや「あれ?used toとbe used toってどう違うんだっけ?」などと悩むことはなくなるでしょう。

ただし英会話も万能ではない

英会話が全てを解決するわけではありません。リーディング、リスニング、ライティングのスキルはそれぞれ個別に鍛えた方が良く、英会話だけをしていれば他の能力もグイグイ伸びるということはありません(つられて多少は良くなります)。

また、英会話では「使える語彙のうちから適切な単語を選ぶ」ことをするので、語彙を増やすことは出来ません。もちろん単語の意味を教えてもらうことも出来ますが、それよりはAnki等で新しいボキャブラリーを増やすことが大事だと言えるでしょう。

リアルで英会話する機会があるならOtter.aiを使おう

オンライン英会話以外にもリアルで英会話をする機会があるなら、是非Otter.aiで会話ログを取って下さい。相手が何を喋っているか、自分が何を喋っているかを記録できます。

他にも、「自分で発音した英語がきちんと文字起こしされているか確認する」とか、「日本語字幕版(音声英語)の洋画を録画して突っ込んで台本を得る」みたいな使い方が出来ます。

DMM英会話をやっている

私はDMM英会話をやっています。いくつか理由があって、「長く続いているサービスだから講師歴が長い人も多い」「教材が割と豊富」「まぁまぁ安い」ということが挙げられます。特に教材の豊富さは良くて、色々なお話が出来ます。

あ、ちなみに、ネイティブプランでやっています。これは昔、非ネイティブプランでやっていたら訛りが凄すぎて全然参考にならなかったからです。

厳しめの先生(早口の人)とそうでもない人がいるので、私は厳しめの先生をメインに、その先生が休みの曜日は他の先生に頼んでいます。一々自己紹介をしている時間がもったいないので、早めにお気に入り講師を見つけてその人を集中的に予約するようにしましょう。

英会話チート

私はクリスチャンなので外国から来た宣教師の人と「○万円渡すので週に一回2時間ぐらい教会で一緒に英会話してくれ」と頼んでいます。これはチートです。ただ、宣教師の人的には、英語でぺらぺら雑談しているだけでお金がもらえるのでラッキーだと考えているようです。

まとめ

そういうわけですが、英会話の時間がこれでもまだ全然足りねぇのでなんとかしたい気分。うーん。さらに重課金するしかないのか。


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