誕生日プレゼント

4年ぶりに「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」という映画を観た。
声、音、映像全てが心地よくてホッとした。涙が出た。 

これが私の人生を変えることになるなんて思わなかったよ。
今までで一番最高で最悪な誕生日プレゼントだったかもしれない。
こんなに好きな映画に出会うことはもう二度とないだろうな。

4年前も今も思っているけど、
こんな関係性良いなと何度も思ってる。
こういう人に出会いたい。
この映画を観て、人に触れたいと馬鹿みたいに思ってしまった。
人生をめちゃくちゃに狂わされてしまったよ。

この映画を観ると人との出会いを大事にしたいと強く思う。

こんなに涙が止まらなくなるほど号泣した映画はこれ以外にないだろうな。
4年前に強く胸を打たれすぎてそれからずっと観ることができなかった。
それほど影響が大きかった。 


女にだらしなかったり、タバコや酒とか色々
そりゃ完璧な人間なんていないけどダメな部分もあって人間らしいのかな。
そういうところも愛すべきなのかもしれない。

お互いに人生を賭けている
そのために他のものを全部捨てる
そんなこと普通の人にできるだろうか?
私ならできない。
大事なものがありすぎる。
大事なものが多すぎると暮らしが崩壊する。

現実は残酷だなと思った。心が痛かった。
大事なものを選ばないといけないなんて。

トムにとってマックスはメンターみたいな感じだったんだろうか。
正しい方へ導いてくれて、背中を押してくれる。

ちょっと余談だが、私は恋をしたことがない。
"いつかは私だって恋愛できる"と幼い頃は思っていた。
しかし、生きてきて一度もそういう人に出会うことはなかった。

ちょっとオーバーかもしれないが、
『必要とされないのなら私は死んだも同然。あなたなしでは生きられない。
それなら死んだほうがマシ』と思えるような相手。
極端にいうとそういう風に思える相手。

だからなのかもしれない。

恋とか愛とか超えた関係 魂の片割れ 自分の半身
深い絆 人生を変えてくれた人 大きな存在
心の拠り所 精神安定剤のような存在
友達恋人家族どれとも違う全部超えた関係

そういうものに私は憧れてしまう。

喧嘩したり、言い合ったり、本気で向き合える相手に出会いたい。
そういう相手がいる人が羨ましい。


この映画を観ると、ホッとする。
静かで優しくて全てが心地よくて。
でも、時々息がとまりそうになるほど苦しい。
喜び、悲しみ、憎しみ、怒り、全てが画面越しから伝わってくる。
それでも、むちゃくちゃ苦しいけれど、好きだなと思ってしまう。
好きとか嫌いとか超えてしまっている。

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