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おいおい!ダメだぜBABY!!

 さてと、今日のお話しはこの間奇跡的にとれた心療内科の話しになります。

 一月中旬のある晴れた日、私と二男はツレが通っているメンタルクリニックの前に立っていました。時間は予約より四十分も早い十時五十分、鼻息も荒く受け付けに行くとキョトンとした目で

「今日の予約は十一時三十分ですが、多分初診なので十二時の診察になりますが……お待ちになります?」

 なーに〜!やっちまったなぁ!

と心の中で叫びつつ、

「あ、待ちます」

 と伝えると、受け付けのお姉さんはニッコリと微笑み

「では、問診票に記入お願いします」

 とバインダーに挟まれた問診票を手渡してきました。『問診票……』とあたまをかしげると、色々書いてあーるじゃないですか。二男にいちいち

「えーと、眠れてる?これはあんまりか……」

 と何とか書き終えて又受け付けにいくと、微笑みながら

「三番診察の前でお待ちください」

 と一言。お姉さん、プロや……と斜め上をいく感想を持ちながら三番診察の近くがあいていたので座る。さて問題です、この猿の様に大人しくしていられないであろう二男を黙らせる方法……それは!テッテレー、スマホにはいったモ◯スト〜。

(ここは、ドラ◯モンの様に呼んでほしい)

 ま、子供と同じ趣味をもつって事はこういう時便利ですね。クエストをやっている間、時間は刻々とすぎあまり待たずに

「千里さーん」

 と三番診察室からお声が。

「宜しくお願いします」

 と入っていくと、開口一番

「この間みたいな暴れる事はあれから無いですか?」

(参照 二男キレるを読んで下さい)

「ありません」

 と私が答えると、二男にむかって

「何で学校行かないの?」

 とにこやかに話す、ロマンスグレーな先生。

「行きたく無いから」

 と返す落ち着きのかけらもないガキんちょ。

「学校に行くって事は知識をつける事なんだよ」

 大分端折りましたが、大体そう言った先生にやはり考えもせず

「行かない」

 しか言わないクソガキ……いやいや二男。

 すると、先生は私の方をむいて

「見ている所落ち着きも無いですし、発達障害の可能性もありますから検査しましょう?」

 私がうなずきながら

「宜しくお願いします」

 と言うと、ロマンスグレーな先生は

「じゃぁ、後は受け付けで詳しい内容を聞いてください」

 とにこやかに送り出してくれたのでした。


続く……。

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