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Senri Garden ブルックリンでジャズを耕す

グラスワイン1杯分のお楽しみをジャズと共にブルックリンからデリバリー。エッセイ「ブルックリン物語」、ラジオ「Sen Corouge」、日常を写真と文で綴った「Days」、レシピ「…
大江千里の未発表のエッセイ、動画、詩、サウンドを発表していく実験ラボであり、みなさんと作り上げてい…
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#大江千里

大江屋レシピ #221 「おこげで作るとろりレモンリゾット風」

おかまでお米を炊いている大江屋です。1人なんでこれが楽。でも炊飯器がないと不便だなあと思います。今のところおかまにへばりついたおこげでお粥を作ったりしてるのですが、今日は、ジャン! 「おこげで作るとろりレモンリゾット風」 作ります。キリッ!←と胸を張る!

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★ぴの裏耳より”【BIG SOLO ENCORE】note先行抽選受付会場はここよ!”情報 (9/17)★

こんにちは、裏耳ぴーすです。【大江千里 New Year Piano Concert “BIG SOLO” Encore 】は以下の3公演が決まりました! 2025年1月5日(日) 開演 13:00 西宮・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール 2025年1月7日(火)開演 18:30 大宮ソニックシティー 小ホール 2025年1月9日(木)開演 19:00 神奈川県立音楽堂 いつもnoteで応援してくださっているみなさまだけに、note「ブルックリンで

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大江屋まかないメシ#231「もろぴー&もろにんが最強説!の夕食ちゃん」

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大江屋まかないメシ#230「スポンズベジセロリ!」^_^

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プチDAYS 「目から鱗の大きな2 DAYS」

友達と会った。31歳。僕がApolloとかHommeとかひっちゃかで作ってた頃の年齢の男。もうかれこれ5年? 長い付き合いだ。 ここのところずっと互いに忙しくて会えなかったので半年ぶりとかじゃないのかな? でも友人っていいもので年齢は離れてて(31歳ともうすぐ64歳)もつながる部分は感性だから、何を話そうかワクワクする。こういう間柄が成立するのもブルックリンの面白いところでもある。 お向かいさんのとしちゃんとあきら(puerto rico人の仲の悪い双子の億万長者。)は1

大江屋レシピ #219「ピンクのペペロンチーノ」!

最近、最後の晩餐に、を合言葉にcookingをする。 なので、ダラダラ気分が一気にシャキッと、結構おいしいものが作れている。 そんな日々の中の作品をお送りします。 「ピンクのペペロンチーノ」! ほぼペペロンはアーリオオーリオとちかいです。 アーリオ=ニンニク、オーリオ=オリーブオイルで、ニンニクとオリーブオイルのパスタをアーリオオーリオ。で、、、 大江屋のように赤唐辛子マンセー! 食いしん坊たちは静かにそこへ赤を加えるわけです。これでペペロンチーノに早変わり。 ちょっと

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新新 *SenriとRyokoのおしゃべり泥棒* 6

撮影のあった翌日も、いつもの午後1時前になるとスタジオのベルを押して古いビルの中の迷路を行く。そしてAndyがスタジオのドアを開けて待っててくれる。今日もレコーディングの始まりだ。 僕が最近家で飲んでるブルックリンで一番安く手に入るコーヒーとおそろ、安くて尚且つおいしいエクアドルのコーヒーを、ノーランが手際良く淹れる。僕らはBスタジオ。この前みんなで賑やかにリズムを録ったAスタジオにはジャズビッグバンドのレコーディングがこの日入ってて、人懐っこいジャズメンたちが「よ!」と声

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大江屋まかないメシ#227「濃いめにお出汁を入れての綾子丼」

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新新 *SenriとRyokoのおしゃべり泥棒* 4

雨女の異名をとるRyokoさんがブルックリンにやってきて居を構えてからのニューヨークは、コロコロ天気が変化する。にわか雨、ざーーと雷雨、カラッと雨が上がった後には、今度は虹が見える。 レコーディングのちょうど真ん中あたり、ボーカル録音をやっている過度期に1日外での撮影日を設けてあった。プロデューサーとしてはこれはdistribution labelから預かっている大事な案件の一つである。 still(スチール)カメラウーマンのトレイシーと日夜、 「当日100%雨か。予報

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新新 *SenriとRyokoのおしゃべり泥棒* 2

リズムの日は9曲録音する。アルバムの曲数が9曲、厳密にいうと8曲+ボーナス曲が1曲、合わせて9曲。 録音中何が起こるかはわからない。なので油断や楽観は禁物だ。10時間で一応スタジオをLock outという形で押さえてあるが、11時にはカウントオフして1曲目の演奏を開始する。僕がproduceするプロジェクトは11時と言ったら集合11時ではなくて本番の録音スタート11時だとみんな認識しているので、それぞれがその瞬間に向かって仕上げてくる。 映像チームのSamとStephan

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大江屋レシピ#217 「貧しても鈍しない元気プライドメシ、キャベツの塩麹揉みがあればこそ」

Swedish Massageのセラピストさんとセッション中に食べ物のお話しした。 「ニューヨークの物価高すぎて困りますよね。」 「もう外食なんてしませんよ。全部作ります。」 「どうやって材料買ってますか? きゅうりが1本800円とかですもんね?」 「そう、だからこれはここが安いってそれぞれ目をつけて、足で稼いで1個1個買います。探せば安くていいのがあります。」 今彼女がハマっているのが「紫キャベツのピクルス」なのだそうだ。朝も昼も夜もキャベツさえあれば生きていける

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特別寄稿 「時空越えの旅の栞」

ほぼ1カ月以上日本にいた。 なのでかどうかは自分でも定かじゃないのだが、ブルックリンやニューヨークの生活が随分に遠く、どこかへ減衰してるように感じられて。 不思議だ。それほど"BIG SOLO"が自分にとって没頭ツアーだったのだ。不安と気づきの間で何をやったかというと、ピアノとずっと戯れていて、記憶として一番残ってるのは客席を見渡す度に飛び込んできた顔だ。多くの人が笑っていて泣いていた。 あの涙の意味をうまく言葉で表現した友達がいる。オペラシティに来てた秋元奈緒美さんだ

プチDAYS 「BIG SOLOを考える」

BIG SOLOが終わって一夜明けると手首も指も肘も肩も意外や意外、全然大丈夫なのに驚いた。囁くような音から爆音に近い音まで弾いていたにも関わらず、実はそんなに力を使わずにまるで「風船を膨らます」ようにピアノに向かって、客席の熱気を吹き込んでいたのだ。 胃腸炎で倒れた後の2公演はピアノに慎重に触れるところからの再スタートだった。BLUE LIVE 広島のKAWAIのフルコンは、触れると前に触れた時の記憶を即座に蘇えらせてくれた。鍵盤の隙間に、目に見えない薄い膜を張り巡らした

¥150

特別寄稿 「青春63切符は知ってますか?」

ツアーがあっという間に後半戦に差し掛かった。 思えばブルックリンでの荷造りの日々。出来てたことと出来なかったことを抱えつつ朝ラガーディアへ向かったあの朝、まさかこの心に光が差してくる瞬間が訪れることを知る由もなかった。 ぴの逝去による悲しみで目の下が膨らみ、「歩き過ぎ、練習し過ぎ」で腰、背中、膝、手首、首、指が変調をきたし、幾つもの仕事の質も量もそれぞれが重く濃く、一旦一個に集中すると遅々として進まない全体像への不安と恐れ、茫然とする気持ち、それが霧のように目の前に立ちは