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、、、気がつくと夜中の1時半だった。 ぴに晩御飯あげたっけ? 毎日つけている日誌にマルはない。記憶を辿るが思い出せない。ぴは虚無僧のように体を丸めて眠っている。キッチンで用意を始めるとピクッと顔を持ち上げた。 Birdlandの二日前施術に行った時、Dr.Yanは本気だった。おかげでライブが成功した報告をすると嬉しそうな当のDr.Yanの声がガラガラだ。カナダからの煙にやられて調子が悪いんだそうだ。そんな中での再びの渾身の鍼治療。終わると、僕の心と体は今までのどの治療とも
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バードランドの2代目オーナー、ジャンニさんから「1セットの時間は90分」と釘を刺された。 「東京ではどうだった?」 「75分だよね、確か」 「普通はそうだ。大丈夫かな90分」 「ま、Senriはmcで喋るしね」 「逆に90分いっぱいやっちゃ、2部への転換ができないしね」 「そうだよ。ジャンニの表現が違うだけでいつもと同じだよ」 「そうだよね」 真剣な顔で1部の始まる前、事務所へ消えていったジャンニさんの背中を見やりながら、トリオはそんな会話をした。先代から受け継いだ「NY
全てに理由がある。 朝、最近パパの方が早く起きるので3時すぎくらいから起こさないように気をつけながらデスクワークをしている。程よい距離で爆睡のぴ。 4時頃にぴがゆっくり背伸びをしキッチンへ移動。 1日に合計8回あげる薬。その最初の3つをプチtomatosやプチ全粒粉のパンに仕込んで与える。しかしわきまえたもので「ぺ」と薬だけを出す。狐と狸の化かし合いで出した薬を次のtomatosに隠し大騒ぎで口を蓋して食べさせる。
「バードランドの子守唄」を聴いて眠り続けた。 全部が終わりUberを呼んでマンハッタンを後にしたのはもう12時過ぎだった。ブロードウェイは眠らない。ゴミ収集車の停車中の後ろについて「ちっ」と舌打ちするドライバーに気をやりながら自分も後部座席でうつらうつら船を漕ぎ始める。 気がつくと遠いところにエンパイヤやクライスラーが靄がかって見えた。クイーンズ側に渡ったのだ。数日前からTh City(ニューヨーカーはマンハッタンのことをこう呼ぶ)を覆っている靄は離れるとよく分かる。ここ
食堂でよくあるあの懐かしい「ナスの生姜焼き定食」。いいよね。 これがなかなか作るのは手強い。今日は大江屋流のナスの生姜焼きを作ってみたいと思います。どうしてもナスって油を吸っちゃうんだよね。吸収力抜群なんだナスって。虫も殺さぬ顔してけっこう吸うんだ。なのでちょっとした裏技を大江屋は使っちゃいます。 作り方: 1. ナスはアメリカナスっす。大きい。でも圧倒されずに冷静に日本ナスと同じような大きさに切っていく。大きくても全体を日本ナスと同じように縦に切る。それを半分に切る。背