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ダクソ紋章学【ロスリックと古竜と生殖と聖職と】

仰々しく銘を打ちましたが、今回はロスリックの紋章すげーよって話です。
物語の考察ではないのであくまで紋章のモチーフや繋がりについてご紹介していきます。

1.ロスリック王家の紋章

ではまずロスリック関連の盾について
ロスリック騎士の盾
ロスリック騎士の大盾
鉄の円盾
これらに描かれた紋章は全てロスリック王家の紋章にまつわるものになっています。

ロスリック騎士の盾

名高いロスリック騎士の盾
王家の紋章が描かれている
竜と共にあったロスリック騎士の盾は
竜狩りの武器たる雷のカット率が高い
戦技は「パリィ」
左右どちらに装備していても有効な戦技
タイミングを合わせて攻撃を受け流し
追撃で、致命の一撃を叩きこむ

ロスリック騎士の盾には王家の紋章が描かれているとのことで、実際城内にも同じ紋章のタペストリーが散見されます。

実はロスリック王家と縁が深い古竜の頂にも、ロスリック王家の紋章が描かれたタペストリーがかかっています。

この紋章のモチーフは何かを個人的に追求してみましたところ

※タペストリーは比較の為にアスペクト比を調整しております

子宮精巣を組み合わせたものである可能性が出てきました。
おぞましい血の営み”を繰り返したと言われるロスリックに、生殖にまつわるモチーフが使われていることにさして違和感はないかと思います。

2.ホーリーシンボル

一番右のロスリック騎士の大盾に描かれているのは王家の紋章ではなく、ホーリーシンボルとあります。

ロスリック騎士の大盾

名高いロスリック騎士の大盾
ホーリーシンボルが描かれている
大盾の騎士たちは祭儀長の備えであり
その盾は祝福により魔力カット率が高い
戦技は「シールドバッシュ」
左右どちらに装備していても有効な戦技
ガードしたまま体重をのせて盾をぶつけ
敵を押し出し、またよろめかせる

大盾と円盾は若干の違いはあるものの、同じホーリーシンボルと見ていいと思います。
そこでもう一つ、ホーリーシンボルを象ったとされる武器がこちらです。

聖者の二股槍

かつて聖者クリムトが用いたという
ホーリーシンボルを象った二股の銀槍
信仰を攻撃力に変えるといい
信仰と共に捨てられたという
戦技は「突撃」
腰だめに槍を構え、一気に突撃する
また突撃中の強攻撃により
突撃距離を延ばすことができる

そして聖者の二股槍とロスリック騎士の大盾の紋章は
おおまかなアウトラインが一致します。

しかし、聖者の二股槍の方にはロスリック王家の紋章要素は見られないようです。
大盾は王家の紋章要素を含んだホーリーシンボルなのに対し、二股槍のホーリーシンボルは外郭だけ真似たのでしょうか?
それとも二股槍のホーリーシンボルの方が元になっているのでしょうか…
そして二股槍の持ち主である大主教クリムトは、信仰を捨て、そのホーリーシンボル(二股槍)も捨て、ロザリアに仕えました

大主教のスカート

深みの聖堂、その大主教のスカート
聖衣の下履きにあたるもの
深みの大主教は三人おり
一人は生まれ変わりの母、ロザリアに仕えた
彼はそれを、女神と呼んだという

そのロザリアの部屋には閉じ込める為か、あるいは外から守る為か、檻があります。しかしその檻は主人公到着時点で何者かによって押し広げられ、壊されているようでした。

その大きさからして人の3倍ほどの身長の者が両手で押し広げたような歪み、冷たい谷のボルドの扉と同じ女性器の隠喩にも思えます。
一体何がこの檻を破壊したのか、何故破壊したのかは不明ですが、破壊前は鍵でも掛かっていたのでしょうか?
そしてこの奥にはロザリアがいますが、その場所にも更に同じ檻があります。この檻の上の飾り部分がこれです。

そしてこの飾りが見られるのは他に

・清拭の小教会のフェンス
・アリアンデル絵画世界の鴉村のフェンス
・ゲルトルートの鳥籠

などです。

フェンスも鳥籠も、何かを囲い、その外と内を分けるもの。
この紋章には封印の意味などがあるのでしょうか?
そしてこの飾り部分は聖者の二股槍ともモチーフを同じくしているようです。

3.ロスリック紋章

ここで一旦ロスリック王家の話に戻って、ロスリックの戦旗にも描かれるロスリック紋章を見てみましょう。

ロスリック紋章、ということなのでこれが国の紋章ということかと思います。
実はこちらも、ロスリック王家の紋章と一致します。

そして、さらに重ねるようにして見えてくるものがあります。
中央のロスリックの聖剣です。
こちらはとても分かりやすいので気づかれている方も多いでしょう。ですがこちらにはさらにもう一つのものが隠されています。

皇子の盾、おそらく皆さんのご存知ないアイテムだと思います。
実はこちら、兄皇子ローリアンが持つ予定だった没アイテムなのです。これらを合わせるとこのように見えてきます。

一体どこまで考えられているのか…ロスリックの紋章は非常に緻密なデザインであることがわかります。
それだけに、盾そのものが没になってしまったことは悔やまれますね…
ロスリックと深い関わりのある古竜の頂、なぜイルシールの地下牢から行く方法しかないのでしょうね?
ロスリックから行けるならまだわかるのですが…

後から後から合致するものが出てくるので、ひょっとしたら他にも何か別のものとの合致が見つかるかもしれません。

今回はロスリック王家の紋章あれこれをご紹介しました。
また新たな発見がありましたらご報告致します。

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