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ダクソ紋章学【宵闇のドレスに隠されたもの】

さて、今回はウーラシールの宵闇が着ている古めかしいドレスに描かれた紋章についてご紹介します。
この紋章に関しては非常に派生が多くなるので、なんかとにかくめっちゃ使われてるんやな、って思って下さい(笑)

こちらが古めかしいドレスに描かれた紋章になります。
複雑で、一般的に使われるようなものではないデザインですね。
この紋章が一体何と関係があるのか。

まずはダクソ3における火防女の頭冠と、フィリアノールのティアラの比較から見て頂きましょう。

火防女の頭冠は穴が全て埋まっていますが、フィリアノールのティアラと良く似たものになっています。
ではこの二つに先ほどの宵闇の紋章を合わせてみましょう。

大まかにラインをなぞるとこのような一致が見られます。
ここに更に並べてご紹介するのは火防女のローブと、目隠しの仮面(黒魔女の仮面)、寵愛の指輪クァトの鈴です。

寵愛の指輪とクァトの鈴までくると、宵闇の紋章要素は無くなります。
寵愛の指輪と目隠しの仮面の類似(紫線)に関しては自分では気がつかず、Twitterにてご指摘頂きました。
宵闇の紋章要素が濃いのは火防女のローブ、その要素を含んだものが目隠しの仮面、その要素を含んだものが寵愛の指輪、その要素を含んだものがクァトの鈴…といった具合です。

古めかしいドレス

火防女のローブ

目隠しの仮面

寵愛の指輪

クァトの鈴

開発の順に考えれば、古めかしいドレスと寵愛と加護の指輪が無印時代からありますし、そこを元にこれらのデザインがなされたと考えられます。


少し宵闇の紋章とは話が逸れますが、クァトの鈴は2からあるので寵愛と加護の指輪のデザインを元に作られたアイテムと考えます。
寵愛と加護の指輪は女神フィナの指輪、クァトの鈴は女神クァトの鈴です。
2で名を刻む指輪のテキストにて

名を刻む指輪

神々の名を刻むことのできる特別な指輪
装備者は同じ神を選んだ者の世界と
繋がりやすくなる

ドラングレイグの地には、
滅び去った神の痕跡が数多く残されている
いまある神々も、かつては違う名で
呼ばれていたのかもしれない

かつては違う名で…とあり、実際ファリスは狩りの神エブラナとされていることから、フィナと呼ばれた女神は2以降クァトという名で広まったと考えます。

この順で考えると目隠しの仮面と火防女のローブがフィナと宵闇の象徴を繋ぐようにデザインされていることがわかります。

以前ロスリック王家の紋章のお話をしたときに出てきたホーリーシンボル、そして教会の槍もおそらく、関連性が見られます。
ただこれに限ったことではないですが、まるっきり形をコピーしているわけではないのでぴったりとはいきません。おそらくモチーフを同じくしている、としか言いようがないのです。
例えば

こちらの場合、上の可能性も下の可能性も否定できません。
ただ、モチーフを同じくしている、ということだけがわかります。
なのでおそらくモチーフを同じくしていると思われるが、決まったラインを引けないというものをまとめてご紹介。
各々の主観でご確認頂ければと思います。

さて、ここまでかなり沢山のアイテムをご紹介してきましたが今度は全く別のものと宵闇の紋章を比べていきます。

まだ、続くんですよ(笑)

無印に出てくる湖獣です。

無印では湖獣を倒すと宵闇の指冠をドロップします。
そして宵闇がサインを出すのは湖獣のいた場所です。

そして現在判明しているもので一致が見つかったのはこれだけではありません。
同じく無印のキャラクター、ボスでもあるグウィンドリンです。

この様にグウィンドリンのキャラデザインは宵闇の紋章をモチーフとしていることがわかります。(あるいは逆か)
中央の部分に関してはグウィンドリンの兜か、もしくは首元も実は放射状のデザインになっているのでそっちかもしれませんがいずれにせよ同じことです。
間違いなくグウィンドリンのデザインは宵闇の紋章要素を含んでいます。

宵闇というのは“日が暮れてから月が出るまでの時間”を指します。
そしてウーラシールにはグウィンドリンの様な衣装を着て、白枝を持った首無しの像があちらこちらに設置されています。

宵闇に関しては様々な憶測がありますが、目が見えていないのではないか?という部分と穢れた火防女の魂に書かれた深淵から戻った火防女というワードから、火防女ではないかと言われています。
宵闇は炎の導きのあらんことを、と主人公に言ってくれることからもその可能性は十分にあると思います。

グウィンドリンも、目元が隠れる兜を被っていますが、前は見えているのでしょうか?
個人的にはグウィン王家の者は目に障害のある者が多いのでは?と推察します。
グウィネヴィアは目を閉じていますし、フィリアノールも目を開きません。何か植物の根のようなものも見えますね。太陽長子やグウィン本人についてはわからないですが、カリムの白教では盲目が貴ばれるので、もしかすると王家の者が盲目であったのかもしれません。

他にも検証している紋章等あるので、そのうちこれも関連性が…と増えてくるかも知れませんね。

さて、今回はここまでですが、もしまた新たな発見がありましたらご報告致します。

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