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"心から看る"親の介護

ご覧いただきありがとうございます。
2023年11月23日(祝)オンラインにて「心から看る介護と認知症」のお話会を行ないました。

このお話会は2017年から2020年1月まで、東京・大阪・長野・滋賀県などで約300名の方に受講していただいています。その頃、受講されるのは専門職が多く「介護を受ける人の心理」だと思って受ける人が多かったです。

ですがようやく「介護する人の心を守る」という言葉が伝わるようになり、60名以上の方にご参加いただきました。


■このような方に受講いただきました
✓親の介護でイライラしている
✓言うことを聞いてくれなくて困る
✓意思疎通がうまく図れない
✓不穏状態で困っている
✓夜間のせん妄で困っている
✓仕事を辞めたくなるほどしんどい
✓自分の時間がほとんどない
✓親の介護で疲れ果てている

■このような内容をお話しました
<もくじ>
①心理学の要点2つ
②高齢者が生きた時代の特徴
③若者が生きている時代の特徴
④介護・認知症の深層心理
⑤諸外国の介護事情
⑥ケアラーが抱える心の問題
⑦これさえわかっていれば大丈夫!介護の心得
⑧介護現場の多職種人間関係の理想図


■アンケートではこのようなご感想をいただいています
●介護してほしいとおもう親世代、介護したいと思う子供世代、互いを縛っている現実に胸が苦しくなりました。
●一生懸命が強かった私の行動に気づく変化をすることで、相手との関係がもっとより良くなることが出来ると思いました。
●介護をされている方に対してかける言葉を考えされられました。
●今の自分で良かったのだとOKを貰えたようで嬉しかったです。
●義母に感謝の気持ちがわいてきた
●愛のあるお話しに涙があふれ感動しています
●この方法は取り組みやすく、誰もが意識でき、かつ大きな効果があると感じています。
●きっと大丈夫と、未来に明るい光が見えた気がします。
●私の身の回りで介護の仕事をしている人、介護の愚痴を言いあっている友達たちに伝えてあげたいです。
●自分の親をこれから看取っていく中でとても参考になりました。

おそらく専門職の方から…
●もっと力を抜いていいですよという基本のスタンスでいきたいなと思います。
●自分の活動の原点に戻ることが出来ました。
●介護をされているご家族が、その人の人生を生きられる様に活動したいと思います。


24時間続く介護はとても忙しく、時間、体力、気力も失っていきます。しいては介護する人の人生をも奪っていきます。だけど人は、ご飯を食べるために生きているわけではないですし、お風呂に入るために生きているわけでもない。薬を飲むために生きているわけでもない…

きっと、誰かとの関わりの中で心を満たしたい、愛を感じたいと思って生きていると思うんですね。介護する人もきっと初めはそうだったはず…

「わたし、何のために介護しようと思ったんだっけ?」とご自身に問いかけてみることで、大切なものを思い出すことができるかもしれません。「なんで?」ではなく「なんのため?」と自分に問いかけることがコツです。

子供は親の介護のために生きているわけじゃない。
だから介護で心を失ってほしくない。
介護で人生を失ってほしくない。
そんな思いでお話した2時間半でした。

人は誰しも「自分の人生の責任者」です。
ご自身の人生を優先されることを願っています。




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