プラチナ

飛行機に乗り始めて1年2ヶ月で上級会員になった話

SFCが届いた

先日、待ちに待ったSFCのゴールドカードが届きました。

SFC(スーパーフライヤーズカード)とは:
 ANAのプラチナメンバー(上級会員)のみが契約できるクレジットカード。
 カードを契約している期間、ANAの上級会員相当のサービスが受けられる。

ということで、昨年1年間で沢山飛行機に乗ったおかげで半永久的にANAの上級会員となる権利を得たことになります。

上級会員の権利としては以下のポイントが有名ですね。
・航空券の先行予約
・機体前方の座席の選択優先権
・預入荷物の優先引き取り
・搭乗時の先行搭乗
・自社ラウンジの利用権

特に荷物の優先引き取りやラウンジの利用権は旅行の際に非常に便利な特典となります。
預入の荷物がない人も機体前方の席に早めに座れれば座席上の荷物スペースを先行して利用できるので、搭乗時の混雑した機体で荷物を入れられるスペースを探したり、というのも上級会員になれば気にしなくてよいので非常に助かります。

因みに、上級会員になるために行うことはとっても単純で、搭乗の際に付与される「プレミアムポイント」というものを1~12月の期間内に50000ポイント貯める、というのが条件になります。
数値的条件は単純ですが、この「プレミアムポイント」は通常のマイルとは別に加算されるもので、マイルと同様航空券の購入方法により大きく倍率が異なるため、「とにかくプレミアムポイントが沢山貰える航空券で沢山飛行機に乗る」というのが達成の原則となります。
これが結構費用の掛かるもので、最大まで効率よくポイントを稼ぐとしても最低50万以上の出費は覚悟する必要があると言われるほどです。これをわざわざ達成するために時間とお金を使い込む人を「修行僧」と呼んでいたりします。

そんな条件もあって20代でこのカードをゲットする物好きもそんなにいないですし、どうして上級会員を目指すことにしたのか、どのぐらいの費用が掛かったのか等をnoteに記録しようと思い書いてみました。


飛行機に乗り始めるまで

私は昨年の3月まで広島に住んでいたのですが、仕事で東京に出張に行ったり、当時遠距離恋愛だった奥さんと会う際には基本的に新幹線を利用して移動していました。
しかし、新幹線で東京広島間を往復すると8時間かかり体力的にも辛いし、新幹線の割引は取得難易度の割に割引額の恩恵が少ないため段々と新幹線に乗るのが億劫になっていきました(他にも理由はあるのですが割愛)

下の画像はEX-ICの利用控えですが、2年半でこれだけ新幹線に乗ってればまあ嫌になるのも納得できると思います(笑)

新幹線チケット

ということで、東京に行くときは飛行機にしたいなと思って上司に相談したらノータイムで快諾頂けて、2018年の9月頃から東京出張の際には飛行機を利用するようになりました。東京広島間の移動の場合は新幹線の方が若干安いのですが、体力的にしんどいのは上司も同意見だったみたいです(笑)

その後普通に出張の度に飛行機を利用していたところ、2019年の4月から東京に転勤になり、暫くの間単身赴任をすることが決まってしまいました。
ちょうどこの頃に、この1年間でそれなりに飛行機に乗ることになるからもしかしたら上級会員を目指せるのでは…?と思い始めたのが大きなきっかけです。

なるべく早めに現状の進捗と今後のプランを考えようとしていたのですが、4月に東京へ引越し、その直後に新婚旅行でバリに行ったりとバタバタしていたため、現状確認を行えたのは4月末となってしまいました。4月末時点で確認したところ、プレミアムポイントはおよそ13000ポイントでした。


上級会員を意識し始めて

4月末までの4ヶ月で13000ポイント貯まっていたため、残り8か月で37000ポイントをどう入手するか、ということを考え始めたのがGWの直前だったかと思います。

まずは単身赴任期間中に予定している帰省予定について、どのぐらいポイントが取得できるのかざっと確認してみました。因みに、広島東京間を特割1(前日に購入できる料金)で購入・搭乗すると、プレミアムポイントが2024ポイント取得できますが、より安くなるタイプの早割を利用すると貰えるポイントが大幅に低下します(今回は約1300ポイントでした)。
・会社の費用での帰省:7回(約14000ポイント)
・自腹での帰省:1回(約1300ポイント)

これで合計28000ポイントとなりますが、まだまだ足りないので5月の時点で確定していた関西への遠征予定を全て飛行機で移動した場合のポイント加算を考えます。
・東京-関西往復:3回(約5000ポイント)
これで合計33000ポイントとなります、あと少し。

既に決まっている移動の予定だけで必要ポイントの3分の2を確保できることがわかったため、残りの約17000ポイントの取得について検討した結果、「東京から沖縄経由でシンガポールへ行く」という航空券を追加で購入することにしました。このルートは俗に言う修行僧御用達の「OKA-SINタッチ」と言われるものになります。

※OKA-SINタッチ:
 効率良くプレミアムポイントを稼ぐルートの1つ。東京-沖縄間をプレミアムクラスで、沖縄-シンガポール間をプレミアムエコノミークラスで購入すると航空券の金額に対するプレミアムポイント数の効率が非常に高くなり修行僧の中では定番のコースとなっているそうです。


シンガポール観光で上級会員へ

OKA-SINタッチを実施する、と決めてからの行動は自分でもびっくりするぐらい素早かったです。仕事の都合を考えつつなるべく安くシンガポールに遊びに行ける期間を検討し、10月の中飛び連休となる期間で航空券を購入、沖縄経由という意味の分からぬルートでシンガポールへ遊びに行きました。

元々旅行好きということもあるのですが、沖縄もシンガポールも訪問する目的が明確にあったため、すんなりと即決できたのだと思います。
決まっていた目的
 ・駅メモの沖縄新駅の回収
 ・チュウニズムの沖縄行脚(これで全国制覇だが3~4年放置していた)
 ・マリーナベイサンズを見たい&そこのカジノに行きたい

航空券購入から実際に旅行に行くまではかなり長い期間がありましたが、直前まで特に予定も決めずフラっと遊びに行く感じでした。実際に旅行に行くと、沖縄ではフラっと入ったビアバーでブルワリーの方と飲み明かせたり、シンガポールでは割と有名な音ゲーマーの方と会えたりと予定外のことも十分に楽しめたかなと思います。

マリーナ

マリーナベイサンズはシンガポールの街中でも存在感が圧倒的で、昼夜問わずその風景を楽しめる素晴らしい建物でした。

こんな楽しい経験をしつつ、11月の頭に関西への遠征を飛行機で移動し、無事に目標のプレミアムポイント50000ポイントを達成しました。

プラチナ到達

ANAからもメールや手紙でプラチナ会員到達の祝福をされ、2018年9月に利用し始めてから2019年11月の1年2ヶ月という短期間で無事に上級会員の権利入手です。こんなに早く取れてしまうとは。。


上級会員になるまでの費用

実際に上級会員になるまでどのぐらいの費用が掛かるのか、自分でも気になったので達成後に計算してみました。

会社負担分(出張・帰省費用)
 ・東京-広島:約4万円×12往復=約48万

自腹分
 ・東京-バリ:約4万円(パッケージ旅行)
 ・東京-広島:約2万円
 ・東京-関西:約2万5千円×2.5往復=約6万円
 ・東京-沖縄:約6万円(プレミアムクラス)
 ・沖縄-シンガポール:約14万円(プレミアムエコノミークラス)

合計:約80万円(内自腹分は32万円)

全体の費用としては結構高額ですね。。
ただし、経費で抑えた分と元々の旅行予定等を加味すると目的達成のために費やした費用は約20万円となり、まあまあな安さで達成できたなと感じています。


上級会員になるまでを振り返って

全体的にかかった金額を計算すると非常に高額なため、興味のない人からしたら何をしてるんだ、と思うこともあると思いますが、殆どを必要経費として利用した結果思った以上に安い金額で旅行を楽しみつつ上級会員になることができた、と考えると非常に良い1年間でした。
今後は飛行機を利用する際に半永久的に様々なメリットを得られるので、その恩恵を受けつつ様々な場所へ旅行に行けたら、と考えています。

因みに、全ての決済をなるべくカードで決済するようにしており、プレミアムポイントだけでなくマイルも沢山貯まっています。多分今持っているポイントを全部マイルに変えたら20万マイルくらいにはなるのかな…

今後は貯めたマイルを利用して夫婦でビジネスクラスを利用した海外旅行に行くことを目指しています。
あとは取得マイル効率の良くなるプラチナカードの契約も考えていますが、ANAのプラチナカードは30歳以上が絶対条件になるので暫くはお預けですね。。

まとめ:
 航空会社の上級会員になるには金がかかる
 会社の経費で飛行機乗れるタイミングがチャンス
 狙える時に取らないとヤバいね

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