納めた仕事がすぐに始まる不条理

『「仕事納め」と仰々しく言っているんだから、納めたからには少なくとも半年くらいは納めておく覚悟でやるべき』

という趣旨の素晴らしい意見をTwitterで見た。

まったくその通りだと思う。
「納める」という言葉を使うからには、普通に考えて簡単に取り出してはいけない。

新しく買った車が納められたら、少なくとも数年はその車に乗り続けるだろう。
納めた税金も1年に1度、年末にちょろっと返ってくることがある程度だ。
それに比べて仕事はどうだろう

多くの場合、28日に納めたら4日には始まっている。
納めていた期間はたったの6日。

納められた新車を6日でディーラーに没収されたら確実に憤慨するだろう。
納めた税金が6日後に返金されたら歓喜するだろう。

それなのに世の中の人々は、憤慨も歓喜もせず当たり前のような顔をして、納めた仕事を6日後に再開するのだ。
私は28日仕事納めの4日仕事始めだったが、3日の夜は絶望し4日の朝は失意の出勤を果たした。4日の仕事はほとんど空中1点を見続けて終わり、5日6日も少し会話ができるようになった程度でそれに準じた。

1か月とは言わない。せめて2週間。1月14日あたりまでは納めた仕事は納めたままにしておきたい。

こういう「休み明けの仕事つらい」という駄文を読んで、

「俺は仕事納めなんてなかった!甘えるな!」
「私は1月1日から夜勤だった!休みがあるだけマシ!」

と怒る方もあろう。

しかし、それはあなた方が頑張っているのであって、
私が甘えてるわけでもダメなわけでもない。
貴方たちが偉いのだ。

2023年も背伸びをして社会に適合しながらなんとか乗り切っていきたい。

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