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夢がなくたって立派だ

大学の同級生と飲んでいた時に。

僕は建築学科を卒業している。
かなり偏った私見だが、建築学科は個性的で尖った人が他の学部学科より多い気がする。
他の学科に属したことがないからあくまで印象にすぎないが。

尖った人が多いから、ぶつかること多い気がした。
特に飲み会の時に。
思想やスタンスの違いは表現の仕方を間違えると鋭利な凶器になる、若い時は特にそう。
ぶつかって嫌いになるということはないが、その場の空気は少し悪くなった。

こだわりと言えば聞こえは良いが、
それはともするとわがままなのかもしれない。
同じ学部学科同士のぶつかりなら良いが、外に出て目標を持ってない人へ毒付いてる人もいた。
目標を持ってなくて生きて何が面白いの?
そう言って優越感に浸っている人もいたように思う。
頑張ってる自分カッコいい的な。
ただ、みんな頑張っていたのもそれはそれで本当だった。
だからと言って夢のない人を見下していいと言うことにはなりないが。

年齢を重ねて、当時を思い出してお酒を飲む。
当時の彼女に対して、
「彼女、夢なくてつまらないんだよね」って言ってたA君が笑いながら、
「夢がなくたって、立派だよな。夢とか目標持ってるのがエライってわけじゃないよな。」そう言っていた。なんかその言葉が妙に沁みた。

夢や目標はあった方が良いと僕は思う。
ただなくたって全然良い。なくたって全然立派だ。


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