皆様、こんにちは。先ほどのブログ記事、あまりに文字がなさすぎて「?」と思われた方もおられるやも知れません。この日の行事はご神事にて、とても厳かなる空気のなかとりおこなわれました。私があれこれ文章を述べるより、まずはその空気を感じとっていただきたかったのであります。
2017年 3月 11日
またこの日が巡ってまいりました。
穏やかなる晴天の朝、ここ熱田神宮において竹本大亀先生によります奉納揮毫(きごう)が行われました。
まずは参拝。右手より竹本大亀先生、宮本辰彦先生。
透き通るような空気でありました。その場に居合わせているだけで、どこか神聖なる気持ちになるほどに。
いよいよ竹本先生によります奉納揮毫。穏やかな瞳からは、鋭さのようなものも伝わってくるよう。
気合いの声とともに始まる、祈りを込めた筆の動き。
言葉に言霊があるように、文字にも『文字霊(もんじだま)』があると竹本先生はおっしゃいます。文字に込められた想い・・・祈り。
なお、紙の長さは8m、幅1.4mの超特大サイズ。
お集まりの皆様にお話しされる先生。奥深い世界にひきこまれ、熱心にご質問をされる方々もおられました。
神様に伝わりやすいといわれる古代文字にて書かれた『 地 平 天 成 』の四文字。
地平天成とは、「天災のない平穏な世の中を求む」という意味で、平成という元号はこの二文字目と四文字目からきている。にもかかわらず、実際には大きな災害に幾度も見舞われてしまった。
ゆえに竹本先生はこの四文字を選び、いま一度 「天災のない平穏な世の中を求む」 との祈りをこめた文字を奉納された。
祈りは文字に宿り
天に向かい
昇り
光となって
届きますように
天照大神にゆかりある ここ 熱田神宮において
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